私は今回のこの方の意見について賛同します。
北方領土「プーチン氏が主権守ってくれた」 安倍政権交渉の皮肉、クリミア奪われたウクライナ識者
「戦後70年以上残されてきた課題に必ずや終止符を打つ」との意気込みで、6月28、29日行われた主要20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)でのロシアとの平和条約大枠合意を目指してきたとされる安倍政権だったが、ロシアの強硬な姿勢を前に結果的に大きな進展もなく交渉は失速。安倍政権のアプローチにどのような問題があったのか、そもそも領土問題解決は可能なのか。
2014年のロシアのクリミア半島併合で自国領土を失い、その後もロシアの介入による東部紛争で関連死も含め1万人以上が犠牲になったとされるウクライナの出身で、北方領土を巡る安倍政権の対ロ政策を厳しく批判してきた国際政治研究者のアンドリー・グレンコ氏に聞いた。 (聞き手は共同通信・太田清)
▽国益守る視点
―G20の場で日ロ間による北方領土問題での合意はなかった。
「合意がなかった方が日本の国益にとり良かったのではないか。(歯舞、色丹)2島引き渡しによる平和条約締結という安易な妥協を図るより結果的には良かったと考える。そもそも、現在の日本の対ロ・スタンスは問題がある。国益を守るとの視点に欠けている」
「とにかく平和条約を締結したいということで、2島返還を目標にするという点に問題がある。少なくとも4島返還があるべき姿で、日本の主権を守るために(安倍政権は)今の交渉姿勢をリセットしてやり直すべきだ。皮肉なことだが、日本が譲りに譲った2島ですら返還しないという強硬姿勢を示すことで、ロシアのプーチン大統領とラブロフ外相は逆に日本の領土(国後、択捉2島)の主権を守ってくれたとも言える」
▽レガシーづくり
―なぜ、安倍政権はいわゆる「2島プラスアルファ」(1956年の日ソ共同宣言を基礎に歯舞、色丹の主権を回復、さらに経済活動などで譲歩を得るものの国後、択捉のロシア主権は認める)を容認する立場に転換したのか。
「安倍晋三首相の真意は推測するしかないが、日本の長期的国益よりも、とりあえず目の前の(領土)問題を解決したい、いわゆる自らのレガシー(政治的業績)を残したい、アピールしたいとの理由があるのではないか。(面積で言えば)北方領土の大部分の(国後、択捉の)主権を放棄しても、ロシアを支援し平和条約を結べば、ロシアは中国に同調しないのではないかとの思惑もあるのではないか」
―そもそもロシアとの経済協力や北方領土の共同経済活動は日本の国益にかなっているのか。
「特定の企業などは潤うかもしれないが、日本全体の国益にはならない。主権が曖昧なままに共同経済活動を行っても結局、営業・開発許可や納税などの問題に突き当たる。事実上、ロシアの主権を認めることになり、逆にロシアに『日本がロシアの主権を認めた』とPRされることにもなる」
「日本の協力でロシア、北方領土が潤えばどうなるか。さらに北方領土が発展すればロシアによる実効支配が強化され、ますますその返還が遠のく」
▽中ロ同盟
―中国の脅威に対し、プーチン氏が日本の側に立つとの幻想があるのでは。
「ロシアは日本をまともに相手にしていない。ロシアにとり中国は最も重要な事実上の同盟国であり、ロシアの外交上、中国より大切な国はない。日本に配慮して中国と同調しないことはあり得ない」
「中ロは経済、軍事、対米戦略でお互いを必要としている。特に米国に対しては中ロとも単独では対抗できないことから、くさびを打ち込まれるのを許さない。日本との間で何らかのしがらみがあったとしても、対中関係の重要性は日本のそれと比べると差がありすぎる。ロシアとの関係改善は中国抑止の面から何の意味もない」
―エリツィン政権時代のように米国との関係改善を通じて、米国との同盟関係構築に向けて動いた方が得ではないのか。
「ロシアには20世紀前半から世界の覇権を握った米国に対する嫌悪感、羨望があり社会に根深く浸透している。ロシアが真の民主国家であれば可能性はあるが現状では、中ロは覇権主義、拡張主義、人権抑圧など価値観も同じで、逆に米国とは外交、人権、安全保障の面で全く話が合わない。米ロ間の価値観の違いは乗り越えられないほど大きく同盟関係を結ぶことはあり得ない」
「プーチン氏にとり国内の体制維持が何より重要で米国はこれを保証できないが、逆に中国は現在のプーチン体制を何より必要としている。ロシアにとり日本は所詮、米国のかいらいで基本的に信頼していない。プロパガンダや領土交渉を通じ日米関係にくさびを打ち込み日米安保体制を弱体化させようとしている」
▽時間軸
―日本には領土問題に対する長期的視点がないのでは。
「日本の政治家には国家観、時間軸の考えが欠けている。これから未来永劫の時間があるのに、現代の視点だけで考えている。70年以上たっても領土は返還されず何かをしなくてはとの視点だ。しかし領土は現代の人のものだけではない。我々の子ども、孫、将来の世代も共有するものだ。その重要さを分かっていない」
「ロシアは北方領土を返す気は全くないのに、にんじんを馬の鼻先にぶら下げるかのようにあたかも返還するかも知れないとの姿勢を見せ、極東開発への資金、技術、人材を提供させようとしている」
―クリミア併合で主要国首脳会議(G8)の場から追われたロシアが、先の大阪サミットではトランプ米大統領、習近平中国国家主席、ホスト国日本の安倍首相らと並び国際舞台に復帰したかのような印象を醸し出した。
「その点ではロシアの戦略がうまくいっている面もある。不当な利益を得たことは脇に置いておいて『対話や話し合いが大切』と言ってくる。そもそものきっかけとなったことは解決済みとして忘れ去らせ、状況を固定化しようとしている。その点ではクリミアも北方領土も同じだが、強いメッセージを出し続け国際社会に関心を持ち続けさせなければならない」
☆ アンドリー・グレンコ氏 1987年、キエフ生まれ。2012年、キエフ国立大学日本語専攻卒業。13年、京都大学へ留学。19年3月、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。3月に「プーチン幻想」 (PHP新書)を出版。安倍首相が「歯舞、色丹の2島返還で平和条約」という領土問題解決を目指していると指摘、こうした条件で平和条約を締結すれば国後島と択捉島のロシア帰属を認めることになるとして、対ロ政策の見直しを提言した。6月にはウクライナの経験を基に日本への提言をまとめた新著「ウクライナ人だから気づいた日本の危機」(育鵬社)を上梓した。http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8c%97%e6%96%b9%e9%a0%98%e5%9c%9f%e3%80%8c%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e6%b0%8f%e3%81%8c%e4%b8%bb%e6%a8%a9%e5%ae%88%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8f%e3%82%8c%e3%81%9f%e3%80%8d-%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%94%bf%e6%a8%a9%e4%ba%a4%e6%b8%89%e3%81%ae%e7%9a%ae%e8%82%89%e3%80%81%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%9f%e3%82%a2%e5%a5%aa%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%9f%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e8%ad%98%e8%80%85/ar-AAE2wbN?ocid=ientp#page=2
私は最初から安倍さんには疑問を持っていた。まず最初に「竹島の日」に参加しなかった。韓国大統領の就任式に参加する、ということで欠席ということを読んだが、朴大統領の就任式には招待されなかった。・・・残念だがそれで不都合なら次の年に、ということになるが毎年「竹島の日」には冷淡だった。また亡くなった友人(自民党きっての有名な保守政治家)の夫人をこともあろうに何の実績も政治家の経験もないのに、イッキに「政務官」に抜擢し、その結果は散々どころかスキャンダルにもなった。実績もないのだから「努力」しなければならないなど、驕慢さはあっても、そういう責任感や謙虚さがない人を選んだ。(残念ながら彼女は政治家としてはどうかと思われる)
人選については防衛大臣をはじめ、他にもあった。特に防衛大臣は現職の大臣だけではなくそのひとつ前も服装その他、おかしかった。指導力もないのは公私ともに明らかだ。(亡くなられた西部先生も怒りと絶望を強く感じられていた)
今では佐藤健志氏がバッサリ、きちっと話をされおおいに納得する。
日本国民に冷淡な政策ばかりコッソリと通した。特に「移民法」「アイヌ新法」は日本の国家の根源を揺るがすもので、その前は「反対です」という保守系?自民党議員も国会では「賛成」に回った。「アイヌ新法」では安倍さんの腰巾着でない目立たない年配の議員が「棄権」をしただけ。
「安倍さん以外誰がいる?」・・・国民の意見を全く聞かないがこれを言う信者たち。
「安倍さんの後はもっと悪くなる」・・・そうならないように良心的な人たちが心配し、多くの意見を言ってきたが聴く耳がなかったようだ。
それと国民をなめた安倍夫人、少しでも「いいこと」があればすぐに「頑張っている」と言って頂ける幸福な人だ。「居酒屋経営」「スターとのおふざけ(酒がらみ)」、「名誉会長」に自分でもきっとわからないくらいの就任、これが「賢い夫人」といえるだろうか。夫人個人の「居酒屋5周年パーティー」にも祝辞を寄せる安倍さん、・・・国民がどう見るかわからないお坊ちゃん、そして今回のイラン・アメリカ両国におもちゃにされた。
国家の名誉に対しかなり希薄だ。今、韓国に強い態度で出ているが遅い!!「日韓合意」を信じられるか?これは日本が悪いことをした、ということを認めた・・・これだけが独り歩きしても何も手を打たなかった。そして度重なる外交の失敗は今やパシリ外交と揶揄されるようになった。
次は人気あるはずの「河野外務大臣」の心無い発言に、産経も怒る。
河野氏「真摯に反省」 北方領土返還めぐる発言 本紙が抗議 2019/07/09 16:31 産経
抗議は井口文彦東京編集局長名で、外務省報道課と衆院議員会館の河野事務所を通じ文書で行った。
河野氏は1日の都内での講演会の質疑で、北方領土問題をめぐる政府の対露交渉方針に関し、産経新聞の斎藤勉論説顧問が「四島返還に立ち戻って交渉をやり直すことは全く考えていないのか」と質問したのに対し、「全く考えておりません」と答えた。
これを受け、産経新聞は1日夕、対露交渉方針をめぐり、河野氏が「四島返還に立ち戻る考えはないかを問われ、『まったく考えていない』と述べた」と伝える記事を「産経ニュース」に掲載した。河野氏はこの記事について、自身のツイッターに「ひどい捏造」と書き込み、外務省で記者団に対し「誤報」と批判した。
産経新聞は3日付朝刊で、講演会での質疑のやりとりを掲載し、事実関係を明らかにした上で河野氏に抗議し、発言などの訂正を求めていたが、河野氏が応じなかったため、正式に書面で抗議した。
◇
河野氏が1日、都内で講演した際、斎藤論説顧問とやりとりした主な内容は以下の通り。
--日本(の要求)が四島から二島に降りても、やはりだめだということがだんだん国民もわかってきたと思う。四島返還という「歴史的正義」にもう一回立ち戻って交渉をやり直すということは全く考えておられないのか。確認したい
河野氏「全く考えておりません」
--「全くない」とおっしゃったのか。これから期待をもっていいという要素はあるのか
河野氏「あの、70年解決できなかった問題が半年で解決されたら、私と(ロシアの)ラブロフ外相、きっとノーベル平和賞をもらえると思いますんで、そう簡単ではありませんけども、ここはしっかりやります」(以上)http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%b2%b3%e9%87%8e%e6%b0%8f%e3%80%8c%e7%9c%9f%e6%91%af%e3%81%ab%e5%8f%8d%e7%9c%81%e3%80%8d-%e5%8c%97%e6%96%b9%e9%a0%98%e5%9c%9f%e8%bf%94%e9%82%84%e3%82%81%e3%81%90%e3%82%8b%e7%99%ba%e8%a8%80-%e6%9c%ac%e7%b4%99%e3%81%8c%e6%8a%97%e8%ad%b0/ar-AAE3PtE?ocid=st
河野外務大臣のツイッターは愉快でよく見ている。本当に楽しくて笑わせる。
しかし心配だったのは「わが国固有の領土」という言葉が今年から消えているようなので、これは大変なことだと思った。
これについて自民党内で議論でも起こったのだろうか?
案の定、河野外務大臣の軽い言葉に産経が怒った。彼はいかつい顔に似合わず愛嬌があるので人気もある。しかし外務大臣というのは重い責務だ。
彼は自分が反対だと思えば堂々と党内で言うべきだ。そういう勇気がないと自分が何を言っているのかわからなくなる。
追加です!! 西村幸祐氏の大切なお知らせです。
【頑固亭異聞】絶望韓国とアジア情勢[桜R1/7/9]
韓国はずっと日本のことをなめ切って要求ばかりしてきた。
行きつくtころまで行きつくしかない。妥協はできない。今になって噴出してきた。
日韓関係をどうとらえるのか、根源の問題である・・・と西村幸祐氏。
この件はhttps://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/1edfa3683b55551d433ec98ac97244fbで宮脇氏の動画を入れていましたが、詳しくまた次回に書きたいと思います。
本日は「ブログのティールーム」を休みます。