【討論】選挙で戦われるべき本当のこと[桜R1/7/13]
パネリスト:
荒木和博(特定失踪者問題調査会代表・拓殖大学海外事情研究所教授)
加藤清隆(政治評論家)
篠原常一郎(軍事評論家・元日本共産党国会議員秘書)
高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)
西村幸祐(批評家・岐阜女子大学客員教授・関東学院大学講師)
用田和仁(元陸上自衛隊西部方面総監 陸将)
渡邉哲也(経済評論家)
司会:水島総
西村・・・今回の選挙は非常に不健全、一番大きな問題が抜けている。安全保障の基本的な問題(北海道・沖縄の現状などどんどん日本は侵略されている。それが選挙の焦点にならなければならない。
加藤・・・安倍総理が選挙で「憲法改正」と言ったのに何も語られていない。「消費税」も通り一辺の話。野党の「年金」はだめ、党首討論で「安全保障」の話が全く出てこない。
用田・・・選挙のことは白けてしまった。論点が全部なくなっている。自民党の公約の「安全保障」は何も中身がないのは中国が抜けているから。公明党のは子供の作文程度。自民党はアメリカの民主党に近い、バラマキでゴキゲンをとる、という具合。役に立たない野党が吠えているだけ。自民党の安全保障で「中国」というのがすべて抜けている。「中国とはうまくやっている」ように安倍総理は言っている。トランプ大統領がキレているのは「同盟の本質は何だ、どっちにつくんだ!」ということ。野党は真逆のことを書いているが、与党は何も書いていない。テロを心配して原発を止めると言っているがとんでもない話である。安全保障と国の繁栄は一緒であるということを政治家は知らない。東北地震では火力発電は全部倒れた。
お金をトンドン海外に遣う。「生きるか死ぬか」で自民党は全く知らんふり。野党は火力発電も止めろと言い出した。
高橋・・・私は年金の専門家だが政治家には無理。財務省・金融庁が持ち上げてこの年金の話をした。結果的には消費税をサポートするということになってしまった。ちゃんとした経済政策ができない。不健全である。政争の具にしてはならない。マスコミが仕組んだと思う。安倍さんは少し知っているがやっても意味がない。「安全保障」を話すべきだ。トランプさんのツイッターを見ていたらちゃんとわかる。「もう引くから日本どうぞ」とハッキリ言われている。
イランの話だが北朝鮮のかつての話と同じだ。一番被害を受けるのは日本なのに。
用田・・・対岸ミサイルを撃ってきたことは「意思表示」である。石炭は南シナ海を通れなくなったら火力発電も止まる。
水島・・・ドイツ銀行が2万8千の首切り、いろんな状態で世界中が動いている。
荒木・・・議会制民主主義のおしまいでは? 安全保障をテーマにするのは永久にないのではないか。どこの党も支持していないが、できることをやってもらうというしかない。国政の問題で討議するというのがもう「虚構」になっている。
篠原・・・安全保障など少しも話さない。年金もしらける。不毛だ。いろんな党の政策をみて、野党などちっとも機能していない。面白いのは「日米安保」を共産党も認めていることだ。自民党も言わない。香港・台湾も防衛を考えている。
これに対応することを考えないと日本の存続が危うくなる。イランのことも「有志連合」出すのは当然だ。
今、起こっている事態はアメリカの国力は弱まっている。日本は具体的に議論しないから行き詰る。
「アイヌ」の問題は「少数民族問題」として狙われてきた。沖縄も同じ。間接侵略がかなり進んでいる。
これがあいまいなままだ。どの政党にも「この人中国に近い、北朝鮮に近い」というのがいる。
みんなが分かる形で話をしないとだめだ。参議院選には間に合わない。
水島・・・チェチェ思想の話だが、北海道の小野寺さんのことで「アイヌ協会の実質上のトップ」がチェチェ思想で中心人物になっている。事務局長は「アイヌではない」と言っているがの世話もしている。
主要メンバーは関係している。法的措置も含めてハッキリさせなければならない。
渡邊・・・世界はもう戦争状態に入っている。「アメリカを選ぶのか、中国を選ぶのか」ファーウエイがそうだ。
韓国が北朝鮮やイランに核物資を横流ししていたのではないか、ということで動いてはいるが、いまだに中国の顔色を見ている状態。年金問題も話していても仕方ない。優先順位は「国民の生命を護る」などが第一。
これに対して自民党はメディアに叩かれたくない、嫌われたくない。リアルな話をする政治家がいない。
夢を語る以前の問題。「安全保障」も票にならないと。失業者を増やさないと国民が貧しくならないと社会主義・共産主義が流行らない。韓国が今、それである。異常な状態だ。
水島・・・安倍さんは長く総理をし、テレビなどのCMもよく出ているが、選挙になったら突然「憲法改正」という。普段は言わない。
用田・・・トランプ大統領が言っているのは自衛隊を軍隊にしろということで、トランプの怒りは日本を護るのにその逆はないということ。日本とドイツは経済大国になった。日本は尖閣もなにもやらない、というのは施政権は譲ったということだ。
中国にすり寄る二枚舌の外交はやめよ、と言っている。習金平を来賓に迎えるなど日本はどっちについているのだ。
「漁夫の利」を得ようとする日本にトランプは怒っている。
西村・・・その通りだ。トランプだけが怒っているのではない。台湾に対する姿勢はぐっと変わってきており海兵隊が護っている。祭英文氏が退路を断ってやっている。だから動いている。台湾と韓国が入れ替わる。アメリカはハッキリ台湾を「国」としたが日本のメディアは何も報道しない。普通の神経を持った韓国のメディアはそれに気が付いている。
日本のメディアは台湾を「国」と明記したものを一切報道しない。自民党も逃げている。トランプが怒るのも当然だ。
用田・・・台湾を「国」とハッキリ書いてある。日本は受けて立つ覚悟はあるか、ということ。
渡邊・・・アメリカと取引している日本企業は中国と経済協力している企業を排除すると言っている。それも報道していない。
篠原・・・これが選挙の争点にならないといけない。
荒木・・・外圧をどう利用するかも、力を借りるかということも参議院選挙で話できない。
用田・・・「安全保障」はアメリカ、経済は「中国」なんて無理なことだ。
渡邊・・・韓国は同盟キラレテしまう。
・・・・以上、約一時間、ここまで「走り書き」をしました。不十分ですが疑問点などは直接youtubeをご覧ください。
なおこの続き(2時間目)については途中までしか聴けていません。
2時間目・・・本当は焦点になるはずだった「消費税」、消費増税すると日本の経済がガタガタになると思うが。
渡邊・・・消費税はどうしても消費を減退させる。オリンピックが近いのにそれも高まらない。消費税については「オリンピックと消費増税前」で2パーセントは駆け込み消費があるはずなのだが何も伸びていない。
篠原・・・税収が民主党政権の倍もあるのに、野党でも山本太郎の党以外は言わない。今消費税で自信を持って言える党がない。
渡邊・・・必然的に消費は落ち込む。最終的に税収が多いほうがいいのだが。内部留保のお金は中国に進出している企業が中国国外に持ち出せないおカネであることが多い。
高橋・・・ヨーロッパではブレグジットというのがドイツから経済が移るおそれもある。
3時間目(動画2時間から)
今まで中国が持っていた西側へのマーケットを阻止するのだから日本企業が生き返ることもあるが、どの政治家も言わない。
いまだに中国留学生を増やそうとしているのだから。米の考えで8月1日から日本の先端技術を中国は買えなくなる。
2時間12分から用田氏の地図を使用した「海洋圧迫戦略」の説明があります。これは直接見ないと理解できません。
第一列島戦に陸軍が来る、など5月に出たものである。アメリカはグアムの後から、と言っていた。
海空よりその前に電磁波の攻撃がある。ここで「台湾」という言葉がある。
2分25分から・・・日本は台湾と共にする覚悟はあるか、こういう議論は国会でする必要があるはず。
渡邊・・・中国と関係のある人物を・・・大学・企業などアメリカからに制裁対象にある。すでにトヨタがマークされている。
用田・・・日本の同盟国はどこなのだ?抑圧する国と生きていくのか? アメリカが中国に対してやろうとしているのは「超党派」である。
西村・・・自衛隊は現在できる範囲のことはきちっとフォローしている。問題は第一列島戦の防御で、石垣島に工作員がいっぱいいてジャマをしたり、バカな防衛大臣が「弾薬は現場に置かない」というバカな発言がでてくるとどうしょうもない。
総理が中国と関係修復していると言っている。安倍総理の考えが変わったのは3年前だ。何かひっかかっている。
水島・・・第一列島戦が戦場になる。「専守防衛」と言っているのだから日本が戦場になる。
用田・・・短距離・中距離のミサイルに対する対策は日本がやれ、ということだ。かなりのことが電磁波でできる。ここにお金をかけないといけないのに、日本全体を護るだけのことをしないと。
水島・・・原発を全部稼働させてもできるはず。安倍さんは第一列島線・四国・九州が38度線にかわること、戦場はアメリカでもないし中国でもない。日本と台湾が戦場になる。日本はやることが多い。今の参議院選でもそれを議論せよ。
国会でも何もしていない。裁判所のようなことをするのが国会ではない。
西村・・・水島さんは「戦場になる」と言っているが「戦場にしない」ために言っている。
外交を議論し国民に説明しないといけない。沖縄もなぜ国会はそれを議論しないのか、と怒っている。
用田・・・奄美・石垣・大島など家族を含めて1000人、陸上自衛隊を配置するということは彼らの決意を受け止めて日本を護らなければならない。
西村・・・沖縄の人も考えている。デニーが「9条あるから」と言っているが、本当は議論して中国に迫らなければならない。安倍さん長く政権持っているのに今まで何をしていた?というのがトランプ氏の怒りである。
渡邊・・・「持ち込ませる」は自由に国会で論議ができ、「持ち込ませない」は何の妨げもないはず。
野党が出てこなくても国会で話せる。福祉や社会サービスは国家が存続してのこと。優先順位を考えるがそれが「消去法」で考えなければならないというのは悲しいこと。
水島・・・東海地震で40万人が死ぬというのに何もできていない。
用田・・・尖閣を失うことは向こうの領域になるということだ。
水島・・・中国は人類史上最悪なのにそれと組むなど・・・
渡邊・・・もし日本が中国の配下に落ちたらウイグル・チベットと同じになる。
水島・・・沖縄独立・北海道独立などと言って日本をバラバラにしようとしている。
荒木・・・ウイグル・チベットをあのようにしているのは恐怖感があるから。日本としてしていかねば。朝鮮半島は北が南を支配するということもできない。いろんな国が入ってくるだろう。
水島・・・日清戦争と違うのは日本が空白になっているということだ。
渡邊・・・国民の生命を護るというのに、「消去法」でなく国を護るという議員を選んでほしい。
篠原・・・野党・与党でなく人を選んで投票してほしい。
この後一人一人が一言ずつ言っています。一致したのは「政党ではなく信頼できる個人」に、ということでした。
3時間のこの「討論」、とても全部は書けません。しかし重要なことは書いたつもりですが、できましたら時間を分けてでも
youtubeでお聴きいただけたらと思います。「走り書き」はメモとお考えください。(以上でした)
ところでSNSでは次のような心配が書かれていました。
2016年に発効された日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)は、韓国国内では破棄という声、8月24日までに日本政府あるいは韓国政府のどちらかから破棄の通告がなければ自動延長、これはどうなる?担当は岩屋防衛大臣になりますが・・・
画は「愛国画報」のyonkanさまの作成です。http://yohkan.seesaa.net/article/467844179.html