井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

働け働け、立って働けトントントン

2019-09-13 18:14:00 | 日記
♪働くより、楽をした方が、いい
立ってるより、寝ていた方が、いい
何にもしないのが、この世で一番良いことだ
オサラー、ムームー
王様、ばんざーい♪

40年前のNHK人形劇「プリンプリン物語」の挿入歌である。

最初から最後までパロディーの連続、それに惹かれて、見るともなしに見ていたのだが……。

冒頭の《オサラムームー国家》のパロディーが劇中にあって、それが、
♪働け働け、立って働けトントントン♪
である。

爾来、働かなければならない時、脳内で自動再生するものだから、今でも覚えている訳だ。

今日驚いたのは、被扶養者を申告する書類に「扶養している理由を書け」というところ。家族を扶養するのはもはや当たり前ではなく、家族と言えども働かないとは何事だ、と書類が語っているように感じた。

♪働け働け、立って働けトントントン♪

40年前は笑って聞けた。(トントントン、は当時流行った《与作》のパロディー)

今は全く笑えないのが悲しい。

panapp

2019-08-28 21:44:33 | 日記
今年は、暑くなるのが少し遅くて、梅雨がいつだかわからないうちに夏になって、そして8月のうちに涼しくなった。こんなに涼しい8月は近年では記憶にない。

そして、梅雨がなかった代わりに秋雨前線を停滞。梅雨だと、じわじわやってくる暑さが嫌なものだが、秋雨だと「同じもの」なのに、涼しさを感じて、ややありがたい。
もっとも今日は隣県では川が氾濫し、市内は冠水、大変な被害が出ているので、ありがたいと言っては語弊があるのだが。

雨が降り続く今日この頃、それでもそろそろ食べがたくなるラクトアイス、今しか食べられないから、と自分に言い訳して、何が商品名なのかよくわからないミントチョコアイスを買った。

「チョコミントパフェ」とか「最後までパリパリチョコ」とか書いてあるけど、多分パナップというのだろう。
初めて見たが、実は40年前からあるらしい。

でも、今までよく「ぎっしり満足チョコミント」を食べていたが、名前の通り、満足していたのであった。たまには別のものを、と思って買ってみたのだが、私の好みではなかった。

メーカーの違いかな、と思いきや、両方ともグリコだった。そう言えば、自動販売機で売っているミントチョコアイスもグリコだったな。
ミントチョコの技術はグリコしか持っていないのだろうか。

そうなると「ぎっしり満足」は大したものだ。チョコチップが本当にぎっしり入っている感があり、素晴らしい食後感を味わえる。

しかし、これもなぜかファミリーマートに行かないと買えない。他のコンビニやスーパーでは、今のところ見かけない。なので、ファミリーマートがない地域で食べたくなったら、寂しい思いをする。

そうは言っても、そろそろアイスを食べたくなる季節は終わる。
もう一回くらい食べて、今年の食べ納めとするかな……。

3、2、1、令和

2019-05-02 13:38:06 | 日記
というのをテレビで見た。
テレビスタッフが作ったのか、ほとんど支持がなかったカウントダウンコールだが、私は好きだった。

平成の大晦日は全国で雨、そして令和が明けると一転して全国で晴れ。
こんなことは滅多にないのに、どうして皆さん騒がないの?
天気は通常、西から順に変わるのですよ!
天気図を見ると寒冷前線と低気圧が日本列島に沿って弓なりに形作られ、それがそのまま東に移動したのだ。

これが神の思し召しでなくて何であろう。平成の塵芥を雨で流し、令和を晴れて迎えることができた。

本当に日本は神の国だったのだ、という感慨にふけった令和明けであった。

と、感動に包まれたのもつかの間、カード入れを1日早々になくしてしまった。
カード入れといっても、運転免許証やら保険証やら大事なものがいっぱい入っていた。

駅に届けでるも、それから生きた心地がしない。

が、先ほど出てきた。

昨日さんざん探したバッグの中に入っていた。このバッグは手品も使えるようだ。

神様、バッグにまで不思議な力を与えてくださってありがとうございます。そこまでされなくて結構ですよ。すでに手品の能力を持つ物に数多く取り囲まれておりますから。

楽しい令和の始まりだ。

新作初演

2019-02-22 22:00:57 | 日記
去る2月17日、井財野の新作発表が大分であった。にもかかわらず、初演に立ち会うことはできなかった。同日、北九州市で別の人の新作初演を含む演奏会に出演していたからである。

私が行った初演の方は、結構な失敗をしてしまった。共演者がまず失敗して、それで、自分も場所がわからなくなり、結局何小節も「落ちて」しまったのである。

他人の失敗に巻き込まれて自分も失敗したのは数十年ぶり。
その後は猛然と弾きまくり、お客様からはやんやの喝采だった。
が、このような失敗は素人じみた感じがして、自分としてはとても後味の悪い演奏だった。

不幸中の幸いは「落ちた」箇所が副次的声部で、極端に述べれば、無くても音楽として成立するところだったことである。

しかし、その不完全な演奏が「良かった」と言われると、胸中大変複雑である。

初演なんて、えてしてこんなものと言えばそうなのかもしれない。

すると、同時に行われていた井財野作品の初演も、そんなものだったのだろうか。

終わってから、何の噂にもなっていないので、まああまりうまくいかなかったのだろうな。

と、ここ数日沈んだ気持ちを抱えていた。

そのようなところに、お菓子が届いた。

「花より団子」とばかり、大分に届いたお菓子が転送されてきたのであった。

急いで送り主の音楽学者さんにお礼の電話をしたら、「井財野作品はどれも好きですから」とのこと。

一気に勇気百倍。初演の失敗くらい何のその、である。

実は明日も福岡市で井財野作品の新作初演。
ありがたや、ありがたや。喜び勇んで出かけよう!

アシュケナージ、本番に遅刻

2018-11-13 18:56:00 | 日記
ここのところ、新幹線もよく事故が起こる。10月などは23時頃に博多に着こうとしていた人が、翌日の2時40分頃になってしまったという話を聞いたことがある。

それに比べたら大した時間ではないのだが、11月9日も事故で30分ほど事故で遅れたらしい。

30分ではなかったのかもしれないが、とにかく、その「待たされた」乗客の中に指揮者のアシュケナージがいた。

おかげで、アシュケナージは福岡の本番に遅刻してしまった。

が、その空白になったかもしれない時間、ピアニストの辻井伸行氏が30分ピアノを弾き、「待たされた」はずの聴衆は大喜びだったとか。

いろんな思いがよぎる。

指揮者はそんなにギリギリの移動で良いのか?

ピアノでいきなり30分弾けるのは、さすが。

お客様は得した気分で良かったのか?
ハプニングのサプライズだから良かったのか?

無伴奏で30分弾くヴァイオリニストはいるか。

いたとして、聴衆は喜ぶか。

他人事なので、面白い出来事だった。