井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

加藤登紀子さん

2008-01-13 09:50:35 | 音楽

昨日は大宮ソニックシティで東京室内管弦楽団の公演だった。一昨日が、そのリハーサル。

加藤登紀子さんは小柄な方である。だが、やはり一流は違うということを見せつけられた二日間だった。

やはり東大、と言ってはいけないと思うが、頭の良さと冷静さは、並ではないものを感じざるを得なかった。

今回、譜面の不備が多かったのである。クラシックが基本の演奏者としては譜面通り以外はありえないと言って良いだろう。譜面の不備は致命的である。

そのことに演奏者が対応しきれていなかった。加藤さんとしてはキレていて当然、の瞬間も時々あった。

でもぎりぎりまで感情的になることなく、頭をすばやく切り換えての対応は、我々にとってありがたいものだった。(指揮者は本番の最中に「一瞬」叱られていたが。)

それに、聴衆の引き付け方は見事。プログラム順、トーク、振り付け、照明、編曲等、歌の周辺にもかなり手間隙かかっているのだが、実際の舞台では有効でないこともある。 (今回も井財野が譜面に手を入れる必要が生じた。) その変更すべき点は、周りのスタッフから出ることもあるが、いずれにせよ対応がすばやく、それらが舞台の成功につながっていく。

一流は違うなぁ、ということを感じさせた一日だった。

今日は、筑波のノバホールで幼稚園生に「絹のはしご」やベト7を聴いてもらう。 では、いざ出陣。