今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

なんと神様が

2010年01月15日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 会社帰りに車でNack5を聞いてたら、坂崎幸之助氏の「K’sトランスミッション」で関西弁のおじさんがなんかゴニョゴニョしゃべってました。しばらく聞いてたら、これがフォークの神様岡林信康氏であることが判明。神様と言われるくらいなので架空の存在なのかと思ってたら、実在の人物だったとわ。

 なにやら今度美空ひばりさんのカバーアルバムを出すそうな。それで美空さんについてのエピソードもいろいろ話してましたが、あの人が楽譜を読めなかったというのは本当だそうです。岡林氏の「月の夜汽車」という曲のレコーディングスタジオで初対面だったそうですが、持ってたのは歌詞だけで恥ずかしそうに「私、楽譜が読めないんで」と言ったとか。それで岡林氏が「それは俺も読めん。あんなもん読めんでも曲はいくらでも作れる」と言ったら、すごく嬉しそうに笑ってたとか。(ただし、歌詞カードには矢印がいくつも書き込まれていて音符代わりの目印にしていたそうです)

 天才少女歌手としてデビューしたものの正式に音楽教育を受ける機会がなかったため、そこがコンプレックスでもあったようですね。まぁ洋邦のビッグアーティストでも実際オタマジャクシがダメと公言する人は多数いますので珍しい話ではないですけど。

 なお、美空さんは「歌手が『歌が上手い』と言われるようじゃおしまいだ」と言ってたとか。ようするに“歌”としてその世界に引き込まねばならないのに、歌唱力だけ取り出して批評されるようじゃ甘いということでしょうか。絵を描いて感想を尋ねたら「いい絵の具使ってるね」とだけ言われるようなもんかなぁ。そういえば、私はライブの後に「歌が上手い」と言われたことはありません。それはそれで大成功なのでしょう(?)

 なお今回は帰宅中の放送だったため最後まで聞けず「花笠道中」と「東京キッド」のみ聞きましたが、アレンジは大胆に変わってます。「東京キッド」では細野さんがベースを弾いてるとか。以前はっぴいえんどをバックに演奏した時以来の共演だそうです。凄いですね。

 今日聞いた2曲はどっちも気に入りました。元々岡林氏は結構好きなんですよ。レコードは1枚も持ってないけど(笑) こういうCDを店頭で見かけたら買っちゃうかもなぁとか思いながら、うちの近所のツタヤでは絶対置かないだろうとも思ってます。興味のある人はどっかで探すとよろしい。