今朝のTBS「サンデーモーニング」でのこと。大学の入試問題が試験中に携帯で発信されネット上で公開されてたというニュースがありました。それについてコメンテーターの浅井信雄氏が「日本のネットの使い方って本当にこういう感じなんですよね。政治を変えようとかそんなのが全然無くて」ですと。
これはまぁいいです。たしかにエジプトの民主化運動はネットを大いに活用したというニュースがあったばかりですので、国際政治学者としてはそう嘆きたくなるのは仕方ないでしょう。が、そのあとに「日本はブログの発信数は世界一多いんです。それなのにねぇ。発信されてるのも日本語ばっかりですし、ほんとうにただのつぶやきだけなんですよ。」と言うようなことも。別に日本人が日本人向けに日本語のブログを書いてどこが悪いんでしょうか。この方は何を言いたいのでしょう。
「日本人がなぜ英語ができないか」という話を昨年山田五郎氏がラジオで語ってましたが、ほぼ「必要がないから」という一言で片付くそうです。たしかに言われてみればその通り。本でも映画でもドラマでも大概のものは翻訳されて読む事ができるし、本でも映画でも日本国内だけでそこそこ市場があるので作り手の側も日本語だけでも特に困らないと。
で、ここからは愚痴というかボヤキです。私も英語ができたらどんなにいいだろうと思った時期があって、毎日家でラジオ講座を聞き、車では英会話教材を聞き、雑誌もその方面を一生懸命買って、出張先では英検の勉強をしたりもしました。が、どうにも進歩がなく英検も2級を落ちっぱなしと。
そんなことを2~3年やってた頃にNHKの英会話講座の講師が「英語の勉強というのは穴の空いたバケツに水を貯めるようなもので常に足していかないとだんだんこぼれていってしまう」と言ってたのを聞いて「こんだけやって上達しないものをさらにどんだけ汲めというんじゃ! 他にやりたいこともいっぱいあるのに。」と怒ってやめてしまいました。
世の中には英会話教室が溢れ、英会話教材も山のようにあり、イングリッシュアドベンチャーは大ベストセラーであり、留学とかホームステイの経験のある人もたくさんいるのに、実際仕事で使えるレベルの人ってそんなにいないような気がするのはどんなもんでしょう。要するに算数が得意とか絵が上手いとか足が速いとかそういうのと同じで、ある程度向き不向きがあるんじゃないかなぁと思ったりします。
まぁそんなこんなですが「所詮あんたの頭が悪いだけでは?」という方とはお友達になれません。私の周りでは英語が得意な人って結構日本語がおかしい人が多いので…。(と、これはやっかみかも) とはいえ、若い人が海外に出て行こうというのはもっとあってもいいと思いますけどね。ニュージーランドの地震のニュースを聞くと心配になる人も多いでしょうけど。