BS12の「Guitar Stories ~情熱のギタリスト列伝~」を見ました。番組表を見て放送開始の10分くらい前に気づいたのでこれも神様のお導きでしょう。今回のゲストは吉川忠英さん。ご存知アコースティックギターの達人ですが、ご本人が参加したレコードについて紹介してました。
有名なところではイルカさんの「なごり雪」。当時のスタジオミュージシャンはジャズ系の人が多くてスリーフィンガーができない人も多かったので、その点石川鷹彦さんとか吉川さんが重宝されたのだとか。このレコーディングに呼ばれて行ったら、ドラムは村上ポンタ氏、ベースは後藤次利氏だったとか。吉川さんはこの当時ジェームス・テイラーに感化されてたので、ほとんどなりきって弾いたのだとか。
あとは山本コータローとウイークエンドの「岬めぐり」を披露したり、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」もこの人。イントロが印象的です。中島みゆきさんの「わかれうた」は、歌真似まで披露しての演奏でした。(結構似てます)
で、スタジオミュージシャンは作曲家、編曲家の好みで呼ばれることが多く、秘話として「気絶するほど悩ましい」も弾いてました。あれは作曲と編曲がチャーじゃないので、梅垣さんのご指名でレコーディングのアコギは吉川さんなのですと。「チャーじゃなくてチュウでした。」ですって(笑)
それ以外でもこの当時のレコードではかなり吉川さんの演奏を耳にしてるのでしょうが、私がハッキリ覚えてるのは高見知佳さんのファーストアルバム。アイドルのレコードとしてはきっちりミュージシャンのクレジットがあるのが珍しいかもしれません。そのときのメンバーは、ドラム:田中清司、ベース:高水健司、エレキギター:矢島賢、ピアノ:羽田健太郎、キーボード:篠原信彦、というラインナップだったと思います。これに加えて吉川さんがアコギでした。まぁほぼ筒美さんの曲ですから。あとはマザーグーズのアルバムも吉川さんとラストショウの演奏でしたからかっこよかったですね。
ということで、今日もアコギの凄い人を見られて幸せです。吉川さんはそんなに爪が長くないような気がしますが???