今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

月刊明星「今月の新曲・新人」

2012年05月30日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 今月というのは1973年5月の話。我が家にはその時の月刊明星の歌本がありますので参照してみました。どういう新曲や新人があったかというと

 

<新曲>
心からさよならを=藤原誠
恋人時代=堺正章
バラの柩=美川憲一
明日から私は=藤圭子
白い小雨の物語=ジュン&シュク
若草の雨=シモンズ
雨=五輪真弓
夢の中へ=井上陽水
期待=西玲子
さよならなんて言わないで=岡崎友紀
盗賊アリババ=牧葉ユミ
ルームライト=由紀さおり
女心のタンゴ=研ナオコ
家をつくるなら=加藤和彦
特別な望みなどないけれど=トワ・エ・モア
みちくさ=赤い鳥
久しぶりだね=清水道夫
おもいで=松崎しげる
嫁入り舟=野路由紀子

 

<新人>
赤い風船=浅田美代子
花散る頃に=西崎緑
かくれんぼ=石川さゆり
昨日ついた手紙=小川由美子
こころの花=バンバン
懐かしのメロディー=ノラ
昇れ愛の太陽=奥野秀樹
君が欲しい=林和也
北の恋唄=殿さまキングス
懺悔=かんのますみ
いとしのローラ=夏樹良
恋算数=小椋ひろ子
三つの花=ノン・ノン

 


などなど。昭和歌謡というか70年代歌謡には割と詳しいつもりでしたが、いかに知らないままだった曲が多いかと思い知らされます…。新人も知らない人が多いですが、それでも浅田美代子さん、西崎緑さん、バンバン(デビュー時は4人組でした)、殿さまキングス(グループとしては解散してますが)などは残ってますので、結構当たり月だったのかもしれません。

 新曲についてはヒット予想をする「スコアラー」という方々がいて、この月のメンバーはスポニチの小西良太郎氏、フジテレビの千秋興四夫氏、日刊スポーツの藤中治氏、DJ落合恵子氏の4名。それぞれが★★★=大ヒット、★★=ヒット、★=まあまあ、という予想をつけてます。その予想はというと、大ヒットがついてるのが2曲だけ。落合さんが「夢の中へ」、千秋氏が「女心のタンゴ」にそれぞれつけてます。「夢の中へ」はもう一人ヒットをつけてる人がいますがあとは★一つ。「女心のタンゴ」は二人が★二つ付けてますが、そんなにヒットしたかなぁ…。私はこの曲知ってますけど。「ルームライト」は3人がヒット、落合さんがまあまあ。ま、どうせ自分が責任取るわけじゃないから皆さん勝手なこと言ってますね。

 この号は冒頭の特集が「カラー!天地真理ヒット曲のすべて」で、その次が「カラー!ヒット・ライバル4」。ライバルというのは、「野口五郎/オレンジの雨 VS 郷ひろみ/愛への出発」「アグネスチャン/妖精の詩 VS 森昌子/中学三年生」「麻丘めぐみ/女の子なんだもん VS 南沙織/早春の港」「西城秀樹/青春に賭けよう VS 三善英史/少年記」など。私は勉強不足なので西城秀樹さんと三善英史さんがライバルだったなんて全然知りませんでした…。

 私は初めてギターを弾いたのが1974年の12月。その時に見たのがこの本だったのでなぜか1年半前の歌本を参考にしてたわけですね。もっとも当時はこの本で弾ける曲が皆無でした。大好きだった南沙織さんの「早春の港」もKey=Bですので#が5つだし(笑) 今は多分どれも弾けるはずなのでリベンジしてみようかなぁ。

 今になって読み返すといろいろ楽しい本ですが、もっともそそられるのが「催眠術通信講座」という広告。すっごい強気な宣伝文句が並べてあるのですが、こんな通信教育があったとわ!