「ちむどんどん」の主題歌「燦燦」の歌詞に順光線という言葉が出てきます。歌を聞いてるだけだと何を言ってるのかわからなかったのが、テレビで三浦大知さんが歌ったときに歌詞が出て「あ、なるほど。」と。
歌では「逆光線」という言葉は珍しくないですが、「順光線」というのは初めて聞きました。写真撮影でも逆光は気にしますが、「お~、順光だ。」とはいちいち言いませんし、「順」はスルーで「逆」は騒ぐということでしょうか。
私が「逆光線」を意識したのは、もちろんCharの「逆光線」。次は来生たかおさんの「気分は逆光線」で、これが1982年。そしてベーヤンが堀内孝雄&ケインズとして発売した「逆光線」はCMソングでしたが、これが1984年。
タイトルにはつかないのですが、新田一郎さんのアルバム「残像 アフターイマージュ」に収録されている「7月のミラージュ」という曲は「逆光線の愛が 今も浮かぶ」という歌詞がありました。これが1983年の発売。80年代は逆光線の時代だったのでしょうか。いずれにしても、「順」より「逆」の方が歌になりやすいのですね。ナンパも「逆ナン」とは言いますが「順ナン」とは言いませんし。
そして「逆光線」という歌を調べていたら、一番強烈だったのが森田童子さんの曲。タイトルはそのまま「逆光線」ですが、歌詞は「安全カミソリがやさしく 僕の手首を走る」「ぼくはひとり やさしく発狂する」ですって。ヒー、私はやっぱり「順」がいいです。お~ 順子っ♪