行ってまいりました。今年初のコンサートは、尾崎亜美さんと岡本真夜さんのジョイント。埼玉県民とはいえ、飯能というと子供が小さいときには河原に水遊びに行き、最近はたまに仕事で行く程度。駅もJRと西武があるので、実はどこの辺が街の中心なのかはわかってません。そもそも、あまり県内という感じがしなかったり。
それはそうと、岡本真夜さんというと「TOMORROW」くらいしか存じ上げなかったのですが、あれがデビュー曲なんですね。ついこの間デビューした若手だと思ってたら、なんと「TOMORROW」は1995年の曲。ということは、今年でデビュー28年なので実はベテラン。
ステージは岡本さんのソロでスタートし、演奏は彼女のピアノとギター&チェロの伊藤ハルトシさんのみ。まずは広末涼子さんへの提供曲「大スキ!」でスタート。途中「TOMORROW」などの曲はカラオケでの披露でしたが、さすがに大ヒット曲があると会場が盛り上がります。この人のステージは7曲だったかな?
岡本さんというと、シンガーソングライターなのは知ってましたが、あんなに本格的にピアノが弾けるんだと知ってびっくり。調べてみたら、ピアニストとしても別名義でデビューし活動してるんですね。驚きました。
その後、換気休憩を15分挟んで後半はコラボコーナーでスタート。ここでは伊藤さんのギター、小原礼さんのベース、亜美さんのキーボードで、亜美さんと岡本さんの共通のお気に入りということでキャロル・キングのナンバーを2曲。お二人ともさすがに引き出しが多いです。
そして、亜美さんのソロステージは、亜美さんのキーボードと小原礼さんのベースのみ。普段はグランドピアノも使い分けますが、今日はステージ中央のキーボードで全部通してました。この場合はずっと正面を向いてくれるわけで、私は今回席が後ろの方でオペラグラスにも頼ってましたので、これはありがたかったです。
今回は特別企画なので、亜美さんのライブ初体験の人もいることを見越しての選曲でしょう。お馴染みのCM曲3連発のあとデビュー曲をやって、最新アルバム「Bon appetit」から2曲、オリビアもやって最後はカバー曲「明日に架ける橋」で本編終了。合間に飯能に関してのトークや「Bon appetit」製作のまでの話もあり、夫婦漫才(?)も若干あり、おしゃべりもかなり受けてました。
アンコールは再びコラボコーナーで、お二人ともウサミミを装着して登場。1曲目は「天使のウインク」、ラストは卒業シーズンということでサプライズの「卒業写真」でした。この選曲は良かったですね。私も亜美さんのボーカルでは初めて聞きました。伊藤ハルトシさんが間奏で弾いたチェロのソロが出色だったことは記しておきましょう。
終演後は物販ブースが人だかりしてたので覗いてみたところ、「Bon appetit」がバンバン売れて行って平積みになってたのがなくなったくらい。そりゃ今日のステージを見たら「惚れてまうやろ~!」と思いますよね。
今回は宝くじ文化公演ということで入場料2000円だったし、普段こういうコンサートには来ない人もいたのではないかと思われます。そういう人が亜美さんや岡本さんの歌声に触れてCD買ったり、またコンサートに行くようになるのはまさに「文化公演」としては理想的ですね。宝くじには私も相当投資してますが、こういう事業は大いに評価します。
ということで、まずは素晴らしいステージを見せてくれた岡本真夜さんと尾崎亜美さんに感謝しつつ、今夜は良い夢を見られそうです。今回参加できなかった方も、この企画でのコンサートがお近くで開催された際には、お出かけになることをお勧めします。