今日のひとネタ

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指定ポップということでどうでしょう

2023年02月27日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今朝の「あさイチ」で80年代シティポップの特集をしていました。カープが絶好調の時に、広島の商店街の人が「色が赤いってだけでなんでも売れる」と言ってましたが、まさに「シティポップ」と言えばそれだけで注目される状況ではあります。

 ただ、わざわざ「80年代」と限定するのはいただけません。そもそもシティポップの代表格とされる「真夜中のドア」自体が79年発表の曲ですし。また、「あれはシティポップじゃない」とか「それはロックだ」とか、そういう論争も生産性がなくて好みません。

 見渡してみると、ユーミンは最初からユーミンなわけであの人のデビューは1972年だし、シュガーベイブの「SONGS」は75年、NIAGARA TRIANGLE Vol.1が76年3月です。なので、ここは懐を広くして70年代以降の日本の曲はすべてシティポップであると指定しましょう。これぞ指定ポップです。

 それこそ、フォークもニューミュージックもアイドル歌謡もすべて「シティポップ」ということにすればいいのです。桜たまこの「東京娘」とか小柳ルミ子の「お久しぶりね」とか、Night Tempoさんがテンポを調整してDJやればどうせ海外の人は日本語なんてわかりっこないんだから、普通に盛り上がる事でしょう。もしかしたら、あの人はもうその辺やってるかもしれません。

 ということで、この機会に「シティポップコレクション」と題して、まだCD化されていない邦楽のアルバムをデジタルリマスタリングで発売、あるいはサブスク解禁と行きましょう。石川ひとみさんのオリジナルアルバムなどはほとんどサブスクにも無いし、高見知佳ちゃんとか有吉ジュンさんも全然ありません。そういえば、新田一郎さんのソロもほとんどありませんね。

 レコード会社の人は、こういう時に便乗して商売せねばどうするんですか! シティポップの定義を狭めるといずれ曲探しも行き詰ってしまうでしょうから、ババンとすそ野を広げればシティポップブームは100年続きます。

 ということで、70年代以降の日本の流行歌はすべてシティポップと指定してえという江戸っ子チックな話でした。ちなみに、今朝の番組は冒頭の数分しか見てません。さすがに一般男性だし会社員だし月曜だし。