朝ドラ「ブギウギ」が人気ですが、私の年代では笠置先生は既に歌手として活動している姿は見たことなく、ブギウギと言ったらやはりダウン・タウン・ブギウギ・バンドが真っ先に浮かびます。
最初にヒットしたのは「スモーキン・ブギ」で、その後「カッコマン・ブギ」も流行りました。そして2ndアルバム「続 脱・どん底」では「捨てましょブギ」とか「賣物ブギ」という曲がありますが、この「賣物ブギ」がそれこそ「買物ブギー」のパロディだと知ったのは随分あとのこと。
「オッサン オッサン オッサン オッサン!」は同じなのですが、オリジナルが「わしゃ○○○で聞こえまへん」というところが、「わしゃ年増はダメなんよ」でしたから、そりゃまあ小学生には無理でしたね。
それはそうと、この「ブギ」の定義はよくわかってません。ある種のリズムとコード進行をもって作曲された曲だというのはなんとなくわかりますが、のちに甲斐バンドの「やせた女のブルース」という曲の楽譜を見た時に「これってスモーキン・ブギとコード進行おなじだけど、あっちはブギでこっちはブルース。どういうこと?」と思ったりしました。まあ、その辺中学生では理解できませんでした。
おとなになった今は、まあタイトルに「ブギ」とつけばブギなんだろうと思う事にしてます。マッチの「ハイティーン・ブギ」とか。それを言い出すと「白い蝶のサンバ」はサンバじゃないし、「宗右衛門町ブルース」はブルースじゃないし、「やつらの足音のバラード」は三拍子だし、あっちもこっちもあれこれですね。これぞ昭和歌謡!(と、無理やりの結論。)
「スター千一夜」でダウンタウン・ブギウギ・バンドと阿木燿子さんが出演した時、最後に彼らが歌ったのを録音して何度も聞きました。
彼らにインタビューしている関口宏が阿木さんを見て「可愛い奥さんですね~!」と言う場面がありました。
また、メンバーの一人が独身で宇崎さんが「彼は恵まれないんですよ!」と言ったらそのメンバーがムッとしながら宇崎さんの太ももを平手で軽く叩く。ほのぼのとしていて良かったです。