今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

さあ次行ってみよう

2020年02月19日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今月の初めに本屋に行って新書をあれこれ買ってきました。というのも、ぼちぼち将来の身の振り方を考えねばならんかなぁとか思って。なので、「定年後のなんたら」「55歳からのうんたら」「50歳で始めるかんたら」とかいうのばっかり読んだのですが、まぁどれも楽しくないこと。

 読んだ本があれだったのかもしれませんが、なんかつまらん事書いてあったり、他の定年本をディスってたり、「これで本だすかなぁ」という内容だと思ったのが正直なところ。もちろん、今回の記事もその辺ディスってますので具体的な書名は挙げません。なんにしても、今は定年本ブームなんですね。選び方が足らなかったのかもしれません。

 ということで、その辺は授業料払ったと思うことにして、読書はまたこれまで通り幕末オタク&タレント本に戻ります。これはたまたま見かけた彰義隊のものですが、面白いかなぁ。

「花・太陽・雨」やってました>すっぴん!

2020年02月18日 | ラジオ番組の話題
 NHKラジオ「すっぴん!」火曜日のパーソナリティーはダイヤモンド☆ユカイさん。この人の日は【ユカイなプレミアムセッション】というコーナーがあって、ここでしか聞けない演奏もちょくちょく。

 今日はたまたまラジオをつけたら、ROLLYさんと大槻ケンヂさんがゲストで、さらにただすけさんという方がピアノを弾いて、そこにユカイさんも加わりいろんな曲をやってました。そして最後にやってたのがPYGの「花・太陽・雨」。

 PYGとはグループサウンズのスターだったジュリーとショーケンのツイン・ボーカルに、スパイダース、タイガース、テンプターズのメンバーも加わった、当時「スーパーグループ」と言われたバンドです。が、私はタイガース知っててジュリーがソロになった時も知ってたのですが、このPYGについては随分大人になるまでほぼ知りませんでした。

 メンバーはグループサウンズ出身でしたが、井上堯之さんの著書「スパイダースありがとう!」によると、「よりロック的でアンチ体制的な音楽を目指し」たそうです。さらに渡辺プロがPYGのための特別チームを作って支援したのですが、いざふたを開けてみると、どこの公演会場もガラガラ。逆にお客が満杯の野外のフリー・コンサートに出れば、「帰れ!」コールに空き缶、空き瓶、ごみの集中砲火を浴びる始末。

 GSのスター二人が一緒のグループになれば単純にお客は倍になると渡辺プロは思ったのでしょうが、ジュリーのファンは女性ばっかりで、ショーケンのファンは結構男性が多く、どっちのファンもこの二人が一緒にステージやるなら見ないと。おまけにロックのファンからは、GSで女の子にキャーキャー言われてた奴らが大手芸能プロの支援でデビューしたと嫌われ、それこそ総スカン。

 そしてこの「花・太陽・雨」はレコーディングに100時間を費やし、ドラムセットにそれぞれマイクをセッティングするという現在では一般的な方法をいち早く導入。テレビ番組にもそのセッティングでないと出ないと条件を付けたところ、テレビにもなかなか出して貰えなかったようで。

 そんな事ですから、当時小学2年生だった私がこの曲を知らなかったのも無理はないと。これをちゃんと聞いたのは10数年前に、NHKのテレビで「松藤甲斐」がカバーしてた時なのですが、結構難しい曲なのでその時もあんまりピンとこなかったです。

 今日のユカイさんを中心としたセッションではアコースティックな編成で結構スローにやってて、それはそれでかっこよかったです。ハーモニーもバッチリだったし。何年か前にPYGのベストアルバム借りてきて以来、この曲は結構お気に入りなのですが以前カラオケで歌って撃沈しました。覚えてるつもりが全然歌えなくて。今日聞いたような感じなら、弾き語りで練習すれば行けるかなぁとか思ったり。

 ということで、本日のセッションが気になる人は「らじるらじる」の聞き逃しサービスでどうぞ。私も最初から全部聞かねば!

母さん、僕のあのBOMB!、どうしたんでせうね?

2020年02月17日 | 石川ひとみ


 写真は先日の某会合のゲーム大会で賞品としていただいたもの。ニューウエイブヤングマガジン「BOMB!」1981年12月号、巻頭特集が石川ひとみさんというものです。40年近く前の本なのでそれなりの傷みはありますが、「わーい」とありがたくいただいてパラパラと見てみたら「あれ~?」と。

 実はこの本持ってました。なんか巻頭グラビアの伊藤つかささんに見覚えあったと思ったら、石川ひとみさんの特集の写真もすべて見覚えあり。高校時代に間違いなく買ったという記憶が蘇ったのは、ディレクターの長岡さんのコメント。私はそのコメントをラジオマガジンかなんかで読んだと思ってたのですが、このBOMB!だったのですね。パンツの穴の投稿とか、3コマ漫画もほとんど記憶にありました。ということは、相当読み込んでたはず。それを忘れてたとは。

 ただ、これを買った半年ほどあとに進学のため実家を離れ、さすがに雑誌は置いて行ったのでそれ以来見たことなし。その後、実家自体が一回引っ越してるので当時買った分の行方はしれません。

 そんな雑誌ですが、数十年の時を経て入手できたのは何かの縁でしょう。今度は手放さないように大事に保管します。それにしても、1981年の秋といえば受験生だったので自分としては勉強しかしてなかった記憶があるのですが、これを熟読してたくらいなら、まぁいい大学に入れないはずですわな…。

 ということで、詩などを。


母さん、僕のあのBOMB!、どうしたんでせうね?
ええ、受験勉強するふりして読んでいた、
実家に置いて行ったあのBOMB!ですよ。

母さん、あれは好きなBOMB!でしたよ、
なにしろひっちゃんの写真がいっぱいだったし。



 ところで、この号のプレゼントとして「三枚の写真」のポスターも出てますが、それも持ってました。というか、部屋に貼ってました。多分レコード屋で貰ったものですが。あれもどこへ行ったんでせうね…。

どうにも気持ち悪そうなドラマ>ガラス細工の家

2020年02月16日 | 新着ドラマの話題

 日本映画専門チャンネルの番組表で見かけました。倉本聰脚本の「ガラス細工の家」というドラマ。1973年の作品ですが、主演が岸田今日子、その夫が髙橋昌也という配役だけ見ても楽しい話であることはありえません。

 概要としては「夫の海外出張中に起きた次男の誘拐事件をきっかけに、裕福で平和な家庭が崩壊し、主人公の冴子(岸田今日子)が異常な事件へと巻き込まれていく…。」というもの。

 さらにあらすじは「冴子(岸田今日子)は開業医の夫(高橋昌也)と二人の息子に囲まれ幸せな毎日を送っていたが、毎日のようにかかってくる不審な電話が冴子を不安にさせていた。それはかつて夫に入院を断られ子供を死なせた女性に違いなかった。そんなある日、帰宅すると9歳の次男が不在で、誘拐を示唆する文書が届いた…。」ですって。

 倉本聰先生がこういう話を書くのも意外ですが、どうにも気持ち悪そうで気になるドラマではあります。見てみようかなぁと思ってたら、なんと初回が14日(金)で今月はもう再放送は無し。終わっとるやん。不吉だ…。って、うっかりさん。


気分はもう丁稚

2020年02月15日 | ドラマレビュー
 千葉テレビで放送中の「あかんたれ」を毎日録画して週末にまとめて見ているものですが、都合により3週間ほど見られませんでした。ということで、今日は朝からあかんたれ祭り。

 話の展開としては、秀松が成田屋の主人になり大きく話が動いてきました。また、成田屋の内部、芸妓の修行に出たいとさん、東京に行ったこいさん、女給と駆け落ちした若旦さんと話が四本立てで進行しているということで目が離せません。

 ところで、今日の午後はとある会合に行ってきたのですが、そこで成田屋のこいさんこと岡崎友紀さんの最近の活動状況を知りました。めちゃめちゃ元気なようですが、世の中には知らない世界がいっぱいあります。あちこち楽しそうだなぁと。

あの頃の未来に僕たちは立っているのかなぁという話

2020年02月14日 | 日記・雑記・ただの戯言
 ある本で読んだのですが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年の映画でPart2はその30年後の未来の話なので、舞台は2015年なんですって。何がどうかというと、あの映画の中で出てくるホバーボード(空中を飛ぶスケボー)は2020年の現代にもまだなく、自動的にひもが締まる靴もまだ登場してないと。

 そして、現代では誰もが持っているスマホが映画には登場していないと。したがって、現代はSF作家も想像がつかない時代なのではないかと。

 なので、その本の結論としては「先の事はわからない」ということでした。いや、今更そんなことを偉そうに言われても。

昭和の女性アイドルのアルバムについて語る企画 その1

2020年02月13日 | 昭和の女性アイドルのアルバム
 


 昭和の女性アイドルなら「アルバム」じゃなくて「LP」だろうと私も思うのですが、そのアルバムだかLPについていろいろ考えるところがあり、こういう企画を始めることにしました。

 きっかけは、以前NHKBSで『名盤ドキュメント 太田裕美「心が風邪をひいた日」木綿のハンカチーフ誕生の秘密』という番組を見たこと。そこで、「当時のアイドルのアルバムは、シングル候補として集めたが採用されなかった曲が収録されるのが普通だった」という話を聞きました。

 「まぁそうだろう」と思う気持ちと、「ん~どうかな?」と思う気持ちがあり、その辺自分の知っている範囲で考えてみようと思った次第。ちなみに太田裕美さんは最初からスタッフが「シングルとアルバムは別物」と考えていたそうで、確かにアルバムタイトルを見るとシングル曲を前面に打ち出してないので当時としては珍しかったかもしれませんね。(とはいえ、太田裕美さんをアイドルと見るかどうかは意見の分かれるところでしょう)

 なお、アイドルとは「いつから?」「誰から?」という疑問が当然生じますが、これはあくまでも私の主観で決めます。個人的には、天地真理、小柳ルミ子、南沙織からだろうと思ってます。小柳ルミ子さんをアイドルと見るかどうかも意見の分かれるところでしょうが、妻の兄など昔はテレビを見ながら「ルミちゃ~ん」と言ってたそうで、デビュー当時はアイドル的な人気もあったのでしょう。ただししばらく経つと「もう今はあべ静江だ!」と言ってたそうで…ん~私はあべ静江さんをアイドルと思ったことはないですね。まぁその辺はゆるく行きましょう。

 ただし、問題は私がアルバムを全部あるいはほぼ全部持ってるアイドルというと、南沙織さん、キャンディーズ、石川ひとみさん、岩崎良美さんくらい。これ以外は様々な資料を調べながらということになります。

 また、アイドルというと短命な人が多くアルバム1枚だけで終わったり、下手するとLP出なかった人もいます。私の好きだった高見知佳ちゃんはLP3枚出して、その後何年か経ってから「くちびるヌード」が売れてミニアルバムをもう1枚出しただけ。私は1stアルバムしか持ってません。石坂智子さんも1stアルバム持ってますが、彼女はヒット曲あった割には短命で2枚しか出してないようですね。有吉ジュンさんはそもそもLP出てないし。

 ちなみに私がメインで語ろうとする人たちが何枚オリジナルアルバムを出してたかというと、南沙織さん19枚、キャンディーズほぼ10枚、石川ひとみさん8枚、岩崎良美さん14枚、ということになります。この辺カウントも案外難しく、南沙織さんは90年代に復活して出したアルバムは入れてません。キャンディーズは1676日とかファイナルライブのプラス1を含めるかどうかでカウントが変わります。また、石川ひとみさん、岩崎良美さんは今もアルバムを出してますが、一応デビューから連続してアルバムを出してたところまでカウントしてます。(なかなか難しい…)

 そんな企画ですが、さすがに毎日続けるのは厳しいので時々書きためてUPしようかと。で、「アルバムはシングルのボツ曲を集めたものか?」というのをちょっとだけ考えますが、元はシングル発売を狙ってた曲だとすると、その後シングルになったりするケースも多々あります。

 そもそもの話の始まりの太田裕美さんの「心が風邪をひいた日」からは、1曲目の「木綿のハンカチーフ」がアレンジを変えてシングルカットされて大ヒットしました。(これは元々はシングル曲にしようとしてた曲ではないようですが) キャンディーズは1stアルバムに収録されていた「盗まれたくちづけ」の人気が高かったようで、その後タイトルも変えて録り直して2ndシングル「そよ風のくちづけ」として発売されました。また、「春一番」も元々アルバム「年下の男の子」に収録されていた曲がシングルになったもの。

 南沙織さんに関しては、アルバム「哀愁のページ」に収録されていた曲のタイトルとアレンジと歌詞がちょこっと変わって「早春の港」としてシングルで発売されました。面白いのはこの人の1stアルバムに収録されていた「ふるさとの雨」という曲が後年改詞・改題され石野真子さんの「彼が初恋」というシングル曲になりました。

 他の歌手では木之内みどりさんのアルバムタイトル曲「硝子坂」が、アレンジががらりと変わって高田みづえさんのデビュー曲になり、その高田みづえさんのアルバムに収録されていた「南南西」という曲は、アレンジが変わって秋川淳子さんのデビュー曲になりました。そういう例は多いと思うので、色々情報いただけるとありがたいです。

 ということで、今回はここまで。時々この企画やります。なお、トップの画像ですが、レコードは引っ張り出して並べるのが結構大変で「今日はこのくらいにしといたるわ」ということで…。

クリス松村のザ・ヒットスタジオ

2020年02月12日 | ラジオ番組の話題
 MBSラジオの深夜番組「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」で、石川ひとみさんの「恋」がオンエアされたという情報をいただいたので、さっそく聞いてみました。ただし、この番組は月曜深夜の放送なのでもちろんRadikoプレミアムのタイムフリーにて。

 クリス松村さんがこのラジオ番組をやってたのは知ってましたが、ちゃんと聞いたのは初めてです。番組サイトでオンエア曲をチェックしてからタイムフリーで聞けるので、今はいい時代になりました。

 そして、今回の放送では尾崎亜美様のデビュー曲「冥想」もオンエアされました。この番組は普段は年代ごとのヒット曲をかけることが多いようですが、今回は恋の歌ということで女性ボーカル曲縛りの特集でした。

 「恋の歌」の特集として「冥想」が出てくるあたり、クリスさんはただものではないのですが、今回のアシスタントだったAKBの峯岸みなみもトーク頑張ってました。亜美さんは「オリビアを聴きながら」で有名ですから、ラブソングの大家のように思ってる人が多いかもしれませんが、最近のJ-POPのようにやたらとわかりやすいシチュエーションの曲はあまりありません。この「冥想」も私もいまだにわかったようなわからないような、もっと深い意味がありそうな…という曲です。

 ちなみに、亜美さんの1stアルバムにはコーラスとして山下達郎さんも参加されてますが、「なぜこれを8ビートにしなかったのだ?」と言ったというのは有名な話。が、私はこれを8ビートでやるのは想像できません。その辺、達郎先生はさすがに凡人の考えの及ばないような方なのでしょう。

 ということで、2月10日のオンエア曲は以下の通り。

愛してるっていわない!/中山美穂
冥想/尾崎亜美
真冬の恋人たち/松田聖子
ポニーテール/麗美
水曜日の約束/太田裕美
四季/岩崎良美
シャングリラ/久保田早紀
MILONGUITA/中森明菜
曼珠沙華/山口百恵
スカイレストラン/ハイ・ファイ・セット
恋/石川ひとみ
甘い生活/八神純子
シングルアゲイン/竹内まりや
迷い道/渡辺真知子
夕陽をみているか?/AKB48


 岩崎よしりんの曲もあったし、「スカイレストラン」も凄く好きな曲なので、さすがにツボを押さえた選曲です。「ラジオ番組はもっと音楽を流すべきだ」と先日書いたばかりですが、ここにそういう番組がありました。これは毎週チェックせねばならんですね。好きな曲がかかるのもいいのですが、知らない曲をクリスさんに教えて貰うのも楽しみなので。

「FMリクエストアワーリターンズ!」ですって

2020年02月11日 | ラジオ番組の話題
 今朝ふと「FMリクエストアワー」という文字を見かけて、さっそくらじるらじるをチェック。NHKFMで今朝の9時から3時間「FMリクエストアワーリターンズ!」なる番組を生放送してました。

 FMリクエストアワーというのはご承知の通り、以前はNHKの各地の放送局で土曜の午後に放送されていたラジオ番組です。私がよく聞いてたのは中学生の頃ですが、まだ実家にいた頃なので金沢放送局のものでした。NHK金沢の男性アナウンサーと女性アシスタント(多分一般の女子大生とか)がおしゃべりしてた記憶があります。

 今日はそのリクエストアワーを当時担当してたパーソナリティーにより再現しようという企画だったようで、9時台はさとう宗幸さん、10時台が岸谷香さん、11時台が辛島美登里さんが登場。さとうさんは仙台で、岸谷さんと辛島さんは東京でやってたのでしょう。

 ただ、今回大々的にリクエスト募集してた割にはゲストの話が主でほとんど普通のリクエスト曲がかからず、こちらが期待してた「リスナーのリクエストをかけながらのフリートーク」という内容ではなかったです。もちろん時間が短かったのもありますが、私のように地方局のFリクを聞いてたものにとっては、人気ミュージシャンがパーソナリティーの番組はFリクとはちょっと違うような…と思いました。

 ところで、中学生の頃でしたが、NHKのローカルニュースでこのFリクの事が紹介されていました。当時は当然レコードの時代でしたが「放送局のスタジオで高級なプレイヤーやスピーカーによる高音質な音楽が聴ける」と、毎週オーディオマニアが集まってくるというもの。確かにその時の映像では、大学生か社会人風の男性たちが神妙な顔で音楽に耳を傾けていたので、オーディオに多少興味のあった私も「ふ~む、確かに良い音で聞けそう」とか思ってました。

 そして、大学に進学してからですが春休みに帰省した際、友人から「リクエストアワーを見に行こう」と誘われ、実際にNHK金沢のスタジオに行ったことがあります。そこにはオーディオマニアの男性たちが集まってるかと思いきや、なんとスタジオの中はほとんど小中学生。なんか学校の行事かと思ったのですが、どうやら当時はそういう感じになってたようです。

 一応大人の我々3人が隅っこに座ると、その子供たちからアメちゃんの袋が回ってきて「どうぞ」と言われてありがたくいただきながら「なんだかなぁ~」と思ってすごく居心地が悪かったです。

 なので早々に退散したのですが、曲がかかってる間にスタジオの入り口でスタッフと話していたアナウンサーの方が我々に「もう帰っちゃうの?」と。多分普通の大人の人にもっといて欲しかったのでしょう。金沢はそんな感じだったのですが、他の地方はどうだったんでしょうね。

 と、今日はリスナーのメールでそういう話も聞けるかと思ったら、全然時間がなくてそんなのはまったくなし。肩透かしといえばそうですが、まぁ色々事情もあるのでしょう。春からの復活を目指しているという話もありましたが、またやるなら聞いてみてもいいです。

クリス松村さんも新田一郎さんもキッカケはラジオから

2020年02月10日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今ではアイドル歌謡についてすごく詳しいクリス松村さんですが、子供の頃の環境が結構特殊で、自宅では食卓で毎朝クラシックやオペラがかかり、学校でも給食の時間にはクラシックが流れていたとか。家族の間でも歌謡曲というジャンルの音楽は話題に出ることは無く、学校に西城秀樹さんのブロマイドを持ち込んだ女子はそれを取り上げられたあげく、卒業するまで不良というレッテルを貼られたそうです。

 そんなとき、お母さんの車で病院に薬を貰い行った際にたまたまひねったラジオから聞こえてきた山口百恵さんの「パールカラーにゆれて」、研ナオコさんの「あばよ」などに衝撃を受け、「この音楽はいったいなんなの?」と体中を血が逆流する感じだったとか。「あの歌…また聞きたいなぁ」と恋焦がれる感じだったそうで、それだけ歌謡曲は刺激が強いんですね。

 一方新田一郎さんですが、この人はスーパーブラスロックグループ「スペクトラム」のリーダーでありトランぺッターでした。元々お母さんがバイオリンが好きで、新田さんが子供の頃に習わせたものの「アゴが痛い」のでやめ、ピアノを習わせたら「指が痛い」と言ってやめたそうで、まぁそれはそれとして中学に入って吹奏楽部に入ってトランペットを始めたと。

 この辺は、新田一郎さんのファンクラブ会報にサザンの関口さんが「新田ヨロシク一郎 苦節29年その偉大なる生涯(?)」として連載してた内容からの引用ですが、その中学の吹奏楽部は凄く本格的だったとか。なにしろ、上級生が新入生を一列に並ばせ口を開けさせるそうです。「これを舐めるんだ」とイチモツを取り出したわけでは無い…というのは関口氏の記述なので私が考えたネタではありません。とにかく、唇の形状や歯並びで担当楽器を決めるそうで、唇が薄く歯並びが良い新田さんは「お前、ペット」と言われ、ここでトランペットとの出会いがあったとか。

 その吹奏楽部はコンクール入賞の常連校で、当時の新田さんもクラシック以外は音楽じゃないと思っており、女子が学校にグループサウンズのブロマイドを持ってこようものなら「不謹慎だ」と言って破り捨てたりしたそうです。この人はのちにホーンスペクトラムでジュリーのバックやるんですが…。

 それが高校に入ったら、そこが吹奏楽部が無かったのか本格的でなかったのか吹奏楽ができなくて悶々としていた頃、ラジオから流れてきたアメリカのロックバンド「シカゴ」の「イントロダクション」という曲を聞いた途端、「僕のやりたかった音楽はこれだ!」と思いたち、即座にコピーバンドを結成。

 そのバンド「コーヒーアンドクリープ」でヤマハ主催の「ライトミュージックコンテスト」に出場。その際審査員を努めていた加瀬邦彦さんにスカウトされ新しくデビューするアイドル伊丹幸雄のバンド「フレンズ」に参加。高校を辞めてプロのミュージシャンになったのでした。シカゴの「イントロダクション」のイントロの4小節で人生が変わってしまったという話です。

 ちなみにその「フレンズ」というバンドは、ワイルドワンズのチャッピーこと渡辺茂樹さんや、その弟の渡辺直樹さん、ドラムのリューベン、ギターの西村コウジさんなどという面々。そのバンドが改名して「ロックンロールサーカス」になり、あいざき進也さんのバックもやっていたもののその後解散、新たなバンドを組み直し「ビートオブパワー」という11人編成のバンドができ、それがその後編成を変えMMPとしてキャンディーズのバックバンドになったようです。

 かように、ラジオから流れてきた音楽で大きく人生が変わってしまう人もいます。なのでラジオはもっと音楽を流すべきだと思います。それも、古今東西いろんな音楽を。あるテーマを設定してリクエスト募る番組も結構楽しいんですけどね。