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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2021-05-09 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『明日のことは知らず-髪結い伊三次捕物余話』★★★
 
 
 
 
お風呂にどぼん本再び
ローズバスソルト半身浴のお供に。
 
 
伊三次とお文を取り巻く市井の人達の日常話


三度目ともなると感慨深い感じがなくなり、慣れたものよなお江戸物語
引っ掛かりがあった身分制度にも慣れ、
「そうそう、住む世界が違うわよねぇ」と世間話をするような(笑)
 

すっかり時代劇の録画にもハマリ・・
GW最終日は中村吉右衛門祭りですよ。おほほほ
先日出逢った男子にその話をしたらやさしく笑ってくれた。
全く最初って新鮮キラキラ
誰もが真剣に話を聞いてくれる(聞いてるふりとも言う)
いやドン引きされない年齢に近づいてきた?
 
 
 





 
どぼん本最初

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宇江佐真理『明日のことは知らず-髪結い伊三次捕物余話』★★★お風呂にどぼんホロ酔い読書は睡魔の元・・★戻るところがあると、人はどこか安心する...

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どぼん本二度目再読

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宇江佐真理『明日のことは知らず-髪結い伊三次捕物余話』★★★お風呂にどぼん本ってことでお風呂本秋の夜長の半身浴のお供に。伊三次とお文を取り巻...

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うとうとどぼんぶくぶく.。o○

 

 

 

 

 

 

このレモンサワー濃い~です。


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2021-01-27 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『恋いちもんめ』★★★+
 
 
雪予報の週末読書に宇江佐さん
誰の邪魔も入らずにお江戸の世界へ。
(こういう日もあるのね)
 
 
--------(抜粋)
 
 
年頃を迎えた水茶屋の娘・お初の前に、前触れもなく現れた若い男
青物屋の跡取り息子で栄蔵と名乗る青年は、彼女の見合い相手だった。
その清廉な人柄に、戸惑いながらもしだいに惹かれてゆくお初
だが、ある事件を契機に二人の関係は思わぬ方向へ進み始める…。
運命のいたずらに翻弄される純愛の行き着く先は? 
感涙止まぬ、傑作時代小説
 
 
--------
 
残念ながら主人公に感情移入が出来なかった。
最後が何とか纏まって少々ホロリ
それじゃなきゃ人生は厳しいって感じかな。
ホント江戸時代の恋愛って大変!
 
 
 
---
 
 
「そうだね。でも、あの人、栄蔵さんのことを訊くかも知れないよ」
おしょうは上目遣いでお初を見る。
「知らないって応えるよ。品川で落ちぶれていましたなんて、とても言えないもの」
そう言うと、おしょうは俯いた。それから洟を啜り出した。
「おしょうちゃん、泣かないで。あたし、平気だから」
「平気なものか。あたしにはわかる。お初ちゃんは人前では気丈に振る舞っているけれど、きっと毎晩、蒲団の中で泣いてるんだ」
おしょうの言葉にお初は、ぐっと詰まった。
それは図星だった。
「もう、何でもお見通しなんだから」
お初は悪戯っぽい顔でおしょうの太い腕を叩いた。
 
 
 
---
 
こういう友情場面がよきね。
わたしにも泣いてくれる友達がいる。うるる
 
 
 
 
 
 
 
 






 
 



 

 

 

 

 


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2020-10-23 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語』★★★★★

 

すいすいーっと宇江佐ワールド
一回SWが入ると止まらないし。
江戸の堀を舞台に描かれる6つの短編集

 

久々の★★★★★『御厩河岸の向こう 夢堀』

最初は人物名がごっちゃになって苦笑


物語の主人公はおゆり
取り上げ婆のおすみ、母親のおまつ、 祖母のおつた、女中のおはま・・
de 母方の祖母のおすが
おまつの子供がおそでで・・
その後、おはつ登場
(ここでうわーっと叫びたくなる)

おまつの長女おさい、そしておはるも登場
(おいおい)

話が進んでおゆりの長女おきた、姑のおふじ、延々と登場するお〇〇
(宇江佐さん名前で遊んでるな)

まぁ名前問題はさておき、この物語は今までにない斬新さ。
そこに惹かれてしまった。

先祖供養は大事です。
あぁコロナで実家のお墓参りにも行けてなし。

よい物語に出逢いました。

 

 

解説が藤沢周平の長女(エッセイストらしい)
渋い藤沢周平はまだ一冊きり。中々手が出ない。

『橋ものがたり』ドラマは見ているからチャレンジしようかな。

 

 

 

 

 


 



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2020-10-22 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『三日月が円くなるまで 小十郎始末記』★★
 
 
こういう儚い装丁が好き。
 
 
--------(抜粋)
 
 
仙石藩士・刑部小十郎は、藩の御長屋を出て、江戸市中の借家に居を移した。
仙石藩はかねてより隣接する島北藩と不仲だったが、仙石藩主が島北に面子を潰される事件「桧騒動」が勃発、
小十郎の朋輩・正木庄左衛門は義憤に駆られ、藩主の汚名をそそごうとしていた。
小十郎は、その助太刀を命じられたのだ。
大家である古道具屋・紅塵堂の娘・ゆたとの淡い恋をはじめ、
人情篤き人々に囲まれた、ほろ苦く切ない江戸の青春時代小説
 
 
--------
 
この主人公小十郎が武士らしくない、甘ちゃんな感じに好意を持つ(笑)
熱き思いを持ちお家に命を捧げる!?なんてナンセンスと。
時代に沿わぬキャラクターだけど、その素直さ単純さが若者らしい。
父親からの命令で助太刀を引き受け、流れ流され翻弄させられてゆく若者を上手に描いている。
さすが宇江佐さん。
 
「檜山騒動」(初耳)に材を得た物語
 
その檜山騒動とは?
 
 
 
合間合間に情報を仕入れているから、内容的にちょっと迫力に欠けるかな。
 
「おれは江戸が好きだと心底思う」その気持ち分かる!
同じ東北の田舎者が江戸という大都市に感化されていく様
今の東京と重ね合わせ、自分と重ね合わせる。
 
ハッピーエンドが想像出来てしまうのが・・宇江佐フリーク?
やっぱり笑顔で終わらせて。
 
人生山あり谷あり(平坦がうらやましくも)

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2020-10-21 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『十日えびす 花嵐浮世困話』★★★
 
 
メンタル落ち落ちで、何にも手につかない。
そういう時こそ宇江佐さんの市井人情噺
 
はなにあらしよのなかこんなもの
ですよ!
 
 
--------(抜粋)
 
 
錺職人の夫が急逝し、家を追い出された後添えの八重
実の親子のように仲のいいおみちと日本橋に引っ越したが、
向かいには岡っ引きも手を焼く猛女お熊が住んでいたからたまらない。
しかも、この鼻摘み者の息子におみちがほの字の様子
やがて、自分たちを追い出した義理の息子が金の無心に現われる。
渡る世間は揉め事ばかり?健気に暮らす母娘の明日はいかに。
 
 
--------
 
あらすじを読んだだけでもお江戸どたばた劇が想像出来て、気持ちほっこり。
翻弄されながらも生きる主人公が目に見えるよう。
 
落ちた気分がちょっぴり救われた。
 
不安で仕方ない。けど、どうしようもない ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




 
 
未読本(今後の参考として)
 
『銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎』←本当にどこ探してもなし・・
『三日月が円くなるまで 小十郎始末記』★
『恋いちもんめ』
『深川にゃんにゃん横丁』
『彼岸花』
『おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語』★
『富子すきすき』
『寂しい写楽』
 
こんなところ(★GET)

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2020-10-12 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『明日のことは知らず-髪結い伊三次捕物余話』★★★
 
 
お風呂にどぼん本
ってことでお風呂本
秋の夜長の半身浴のお供に。
 
伊三次とお文を取り巻く市井の人達の日常話
 
やはりお嬢こと茜の表題作が胸に染みる。
身分制度が整っていた江戸の世界での生活を想像してしまう。
 
 
最後の宇江佐さんの「文庫本のためのあとがき」
病魔に侵されつつも、逞しく気丈に生きている様子が伝わる。
 
---
 
 
何しろ予断を許さない情況であることに変わりはなく
 
 
---
 
ちょうど長野県の御嶽山が噴火した翌年に出た文庫本
 
命の尊さを考えさせられる。
生きている。ただそれだけで・・
 
 
 
何度も読んでゆく内に何かに気づくのかなとお風呂本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020-08-28 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『卵のふわふわ
八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』★★★
 
 
お江戸物語と言えば宇江佐さん
こちらも中々見つからなかった本
同上交換読書にて。
 
卵のふわふわなんて題名からして気になっていた。
イメージはメレンゲ
あとはふわとろオムライス
(まぁこの時代ならでわ)
 
 
---
 
のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ―。夫との心のすれ違いに悩むのぶをいつも扶けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅、忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。 
 
---

この舅の忠右衛門のほんわかさが心温まる物語
女性目線のお江戸物語はやはり心情溢るる内容
男性からみたら感情的過ぎるとの声も・・
 
忠右衛門は一風変わっていて「常識」から外れている(まるでうちの相方のよう)
どうも憎めない人
何だか自然とため息
 
 
男女は分かり合えないからおもしろい(と思うしかなし)
 
 
物語半ばで得意の検索をしたものだからネタバレに出逢ってしまい・・
まったく懲りないわたし。
 
最後はそうきたかと。
 
宇江佐さんの未読本はまだまだある。
お次は何かしら?
 
 
 
卵のふわふわ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初作家さん祭り→有栖川有栖へ。
 
ミカさんありがとう!

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2020-08-06 | 宇江佐真理(お江戸物語)

 

宇江佐真理
『深川恋物語』★★★★


初期作品にて手に入らなかった未読本
会社の人の本棚にあった!
まるで演歌みたいな旅情溢るる題名
 
第21回吉川英治文学新人賞受賞作品
六つの切ない恋物語
 
 
---作品---
 
 
『下駄屋おけい』
身分違いの恋 これはお江戸あるある
  
 
『がたくり橋は渡らない』
新大橋から大川(隅田川)の風景
身近な場所が舞台だとついつい色々な想い出が・・
 
 
『凧、凧、揚がれ』
何となく先の予想がついていたけど、はかない恋にも似た物語
人は簡単に死ぬ
 
 
『さびしい水音』
ちょっと考えさせられる現実問題
 
先日コーヒーを買うのに「はい」とPASMOを渡された時のやりとりを思い出す。
 
 
『仙台堀』
暗い・・とにかく暗いぞ宇江佐さん!(笑)
意外な気がしたてしんみりしたけど、こういう作品が好評を得ることを知る。
 
 
『孤拳』★★★★
粋だねぇ
 
 
---
 
 
おりんは怯まず言葉を続けた。
「小扇の他に誰を身請けしたらいいのだえ?言っておしまい。この家は芸者の姑から振袖新造の嫁やら何とも賑やかなこった。
仕舞にゃ夜鷹の女中に舟饅頭の婆やまで雇わなきゃならないだろうよ」
 
 
---
ぷっと噴き出してしまった(笑)
 
伊達にお江戸物語を読んでない。
通じる人には通じるのがまたよし。
 
 
「惚れるのに理屈がいるんですか?」
 
 
久々の宇江佐ワールド楽しめました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の社内周知で
「懇親会・ゴルフ 人数に関わらず、主催・参加を原則禁止とする。
実施の場合、重要性を精査し、役員決裁のうえ実施可とする。」
夏ゴルフはしないにしても禁止と言われるとドキッとする。
 
アディダスのグローブGET
配色がかわいい^^
 




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2019-11-06 | 宇江佐真理(お江戸物語)



宇江佐真理
『夕映え㊦』★★★


引き続き江戸の動乱期

「死」・・宇江佐さんの物語では切っても切れないテーマだと思う。
(まぁ本多孝好みたいにばんばん殺している感はない
https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/c0b310b2c3c45bb7c5d839e1d4feaca0
役割であるかの現実にちかい「死」

江戸時代の人達は長生きではなく、
今で言う第二の人生を謳歌する期間は短く、隠居となった途端に死を迎える。

生死観の違いはあるにしろ、命の重みを感じる。

題名である「夕映え」の意味が分かる下巻
真っ赤に染まる夕焼け。
それが首里城が燃えた赤い炎になり脳裏に浮かんでしまう・・



上下つけると一つの絵になるかと思いきや・・






























タイムラグってるけど、吉永小百合の演技に涙がホロリ。。



これぞプロフェッショナル!


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2019-10-31 | 宇江佐真理(お江戸物語)



宇江佐真理
『夕映え㊤』★★


めずらしい上下巻

---

※本書は2005年12月から2006年5月にかけて、福島民報、四国新聞、秋北新聞、信州日報、神奈川新聞、函館新聞、東愛知新聞に順次掲載されたものに加筆・修正し、2007年10月に小社より単行本として刊行いたしました。

---

江戸から明治に代わる時代の大きな潮流の中、
つつましく幸せな暮らしをしていた市井の人々の物語
その平和が脅かされる動乱期の話は、あまり好みじゃないらしい。
読んでいて苦しくなるのは嫌
まんねり脱却にはないっているけど、お江戸ど真ん中がよき!
江戸幕府崩壊の空気感が迫力を持って伝わる。

上野のお山の物語をどこかで読んだ気がするが思い出せない。

さてさて下巻へ続きます。



未読本
・・しかし上段3冊未だにない(予約しなさいな)

『銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎』
『深川恋物語』
『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』
『三日月が円くなるまで 小十郎始末記』(こちら銀の雨の続編)
『恋いちもんめ』★
『十日えびす 花嵐浮世困話』
『深川にゃんにゃん横丁』
『彼岸花』★
『おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語』★
『富子すきすき』
『寂しい写楽』
『なでしこ御用帖』★
『ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖』
『通りゃんせ』

(★GET)




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