四作目にして★★★★
ラストが微妙だったけど、連続読みしてぐんぐん成長しているのが分かって+
うさぎとかめは本音を言い合う不思議な仲
ぴょんぴょん変わらず飛ばしてる。
この物語には美しい双子が登場する。
双子・・
毎朝の通勤で目の前に双子が座っている。
一卵性双生児
どこから見ても同じ。
二十歳前後なのかな。
言い合わせて同じ服の色違いを着ていて、もちろんバッグも靴も同じ。
髪型もそう。縛るリボンの位置まで一緒
同じしぐさでスマホをいじってる姿を見るとおかしな気持ちになる。
双方連動している。
それが遺伝子という最古から引き継がれた、メビウスの輪のような二重螺旋を連想させる。
日々の人間観察
面白味のある人間
空気読めよ
この主人公はきっとカッコよいんだろうな。
メールだけで人のココロを掴む人
週末天気予報が外れて晴れ 大洗は気温19℃
ただしお仕事の関係で着いたのが午後3時過ぎ・・
富士山にボードの方がよかったんじゃないかと言われイラッ
だって最後の海に入りたかったんだもん。
Newボードはまた素材が違ってて浮力半端なし
ただし波にのまれる率高し ごぼごぼ。。
陽が沈み空が濃い青色に変化してゆく中 ちょうど正面に月が浮かんでいた。
それを波に浮かびながら見上げたそがれるわたし。
手がかじかむ 水温の方が温かい。
本多孝好
『MOMENT』★★★+
+は三作目の『FIREFRY』
救いのない救われた物語
心の救済?
誰もが自分の立ち位置から下に見える人がいると安心する。
まだわたしはマシな方だって。
人の幸せ話に正直興味なんてない。
死を直前にしてわたしは何を思うのか。
この病院にまつわる話、当たり前に「死」がそこかしこにたくさん。
しかしこの方交通事故死が好きね(笑)
見事に全作品に出てくる。
両親が死に、恋人が死に、みんな死んでゆく。
自分の周りでの交通事故死・・
従兄弟がバイク事故で死んでいる。
ってわたし自身も死にかけた(忘れてる?)
「三作続けて読んでるじゃなぃ?死人がたくさん出てくるのよ。
小説なのは分かるんだけど、現実嫌なことあっても命取られるわけじゃなしって達観しちゃう(笑)」
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「どうしようもなかったんだ。巨大な排水溝の渦に巻き込まれたドブネズミみたいなもんさ」
「ドブネズミ?」
「チュウチュウ」
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少し前にちゅうちゅうから「結婚した」ってメールがきた。
桜新町でのパーティ
大橋ジャンクションの工事
南青山のマンション
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「完璧なものを見ると欠点を探したくなるのは、僕がひねくれてるからですかね」
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めずらしいインク漏れ
波乗りで腰をやって早一年経過
ヒールが履けなくなって、ぺたんこウエッジソールがメインになり、
休みの日はスニーカーへ移行
自己基準の女子力が低下し、楽ちん過ぎて気持ちまで変わった。
衣替えついでに先日ヒールを出してみた。
愛用していた8cmヒール
駅までに数分歩いた実感として、ヒールは美脚を作るってことを筋肉が教えてくれた。
歩き方にもよるかもしれないけど、きゅっと引き締まるのが分かった。
一歩一歩踏み出す度に使わなかった筋肉が動くのを実感wow
ヒールで出逢ったばかりの新鮮男子に逢いにゆこう^^
本多孝好
『ALONE TOGETHER』★★
さらさらさらと二作目へ。
かめからの返信を待つうさぎ
既に三作目『MOMENT』って言ったら驚くだろうなぁ
かめの反応を楽しむうさぎ
さて『ALONE TOGETHER』
連想するのは山根なんとかさんの『Get Along Together』♪
世代ですな(笑)
「私が殺した女性の、娘を守って欲しいのです」
この一文から再読としても期待感
またたくさんの死を連想させる。
しかし思ったほどの引っかかりはなく、最後の方は惰性でEND
好みか好みじゃないか
ミカと出逢うカフェでの場面が印象に残った。
描写力
なんだろう?目につく会話が多い。
スムーズじゃなく違和感がある単語を使う箇所が多々
稚拙なのか巧妙なのかアンバランス過ぎる。
波長とシンクロする能力を使うか使わないよく分からない。
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なぜ、人間は隣に寝ている人の夢の中に入り込める能力を身につけなかったのだろう。なぜ、直立二足歩行なんてどうでもいいような能力を優先したのだろう。なぜ、言葉なんて稚拙な能力で満足してしまったんだろう。
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稚拙・・
胆管がん長丁場の手術は無事終了
転移は見られず、周りの臓器を切除
麻酔から受ける夢
遠い昔の手術の記憶
行ったことのない街
突如今月は本多孝好月間ってことに☆
うさぎがかめに提案(笑)
かめはそれを受け入れ、うさぎはかめの素直さに感心
さて『MISSING』再読
過去の書評で★★★★
最後の『彼の棲む場所』がツボだったとみえ、
最初読み始めてみてどこか引っかかるものがあるかもと期待するもそうでもなく、
それぞれが新たに読む感覚に近いものだった。
何となく何となくだけど自然に先読みが出来ている気もしなくもなかった。
描写の一つ一つ
そこから自然発生的に生まれる想像力
まず自分じゃしないだろう行動は目につく。
違和感から引っかかって消えない。
仕組まれた無理心中
高速を運転していて確かに思うことはある。
このまま事故ったら眠ったまま死ぬのかなって。
命を預けているなんて意識していない寝顔
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「にこやかに談笑しながら、僕は司会者を撃ち殺し、タレントを絞め殺し、評論家を刺し殺し、ミュージシャンを殴り殺し、映画監督を蹴り殺し、プロデューサーとディレクターをまとめて焼き殺した。そうするのが当然の連中だった。」
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そうココだ。昔の私✓
お友達が好きと言った『瑠璃』
この男子のひねくれユーモアな会話がよい。
自己矛盾とあまのじゃくさ。
自由奔放とは逆にあるもの。
しかしみんな死んでゆく。
この4作品から選ぶとしたら今は『眠りの海』かなぁ
生まれ育った環境
壮大な宇宙の話を読んでいるとちっぽけに思わなくもない。
現実でそれも小さな島国で。
たった一週間滞在しただけで、元の環境に順化
それが言葉となり発せられ、普段耳にすることもない本場の風に飛ばされた感
こんなことは初めて。
別の人みたい。
本多孝好
『FINE DAYS』★★★+
久々にネット上で知り合ったお友達からメールが来た。
近しくもなく遠くもなく・・確かに一時期やり取りしてた。
何の会話をしていたんだろう?
今回なつかしくてメールしてきた彼
そこで ふふふ 最近の傾向→読書話に引き込んでみた(笑)
そしたら昔わたしは彼に本多孝好を薦めて、それがヒットだったらしく、
今回素直に辻村深月を買って読んでいる『凍りのクジラ』
おもしろいなぁ
何の疑いもなく吸収出来るって柔軟性を持ち合わせてる。
文庫本一冊にしてもね。
そこで今回帰省した時、本箱を探して見つけたのがコレ。
記憶では『MISSING』だったような?
過去のおもしろかった記憶を手繰り寄せようと。
--------(抜粋)
死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。僕は大学に通う傍ら、彼らが一緒に住んでいたアパートへ向かった。だが、そこにいたのは画と同じ美しい彼女と、若き日の父だった…(「イエスタデイズ」より)
異例のロングセラーとなり、新世代の圧倒的共感を呼んだ著者初の恋愛小説、待望の文庫化
--------
一作目『FINE DAYS』
最初の作品はなつかしさはなく、
逆にこんなインパクトに覚えがないとは・・
二作目『イエスタデイズ』
主としているから、思い出すものがあると思いきや・・
三作目『眠りのための暖かな場所』
このあたりになると、もしかして買ったはよいけど未読本?
そうかもしれない。
四作目『シェード』+
ベタだけど、こういうお話は私的に好み。ほっこり。
結論 再読ではなく埋もれ本を発掘して読んだ感
しかしこの方の女性の書き方って超オトコっぽぃ
言葉尻がモロ男子
女子高生は分かるにしても、母ってもぅちょっとまあるいよね。
そこ違和感・・
「意地で走る」を「維持で走る」と送って、
まぁ維持であり、意地だよなって思って独り笑い。なは。
このこじらせた喘息が治ったら、走る!そして週末は波に乗る!
女性波乗り人のブログが見つかない。
誰か教えて。
「サーフィン」で検索すると「ネットサーフィン」している人ばかり行き当たる///
インドアとアウトドア
平野啓一郎
『マチネの終わりに』★★★★
書店で目について気になっていた本
装丁の青と黄色のハードカバー
しかし・・こんなにもどかしく思った本は今までなかった。
読んでいてやきもきした。
そう身悶えするってこういうこと!
小説なのは分かっているのに現実のように「なんで?どうして?」って。
めずらしく展開が知りたくてぱらっと先まで読む始末・・
(STOP必須!)
大人過ぎる恋愛小説
この歳だからこそ分かる部分もあり、考えさせられた。
人それぞれな恋愛のカタチ
歳は関係ない いや 関係なくはない。
読んでいて思ったのは若いころの勢いがある恋愛との差
相手を慮ることに対して暴走が半端ない!
逃げと諦め
逢って話をするってどれだけ大切なことか。逢うということ。
精神的なつながりが存在するのは実感として分かる。
プラトニックってやっぱり想像力を掻き立てられる。
自然と美化され崇高なものになってゆく。
胸に響くところはあるけど、現実恋愛恋愛って言ってもいられない。
そこまで没頭出来るかと言うとそうでもあり、そうでもない。
生活がある。
運命の別れ道ってあの時だったんだ なんてね(笑)
「運命的な愛の行方を追う」
https://k-hirano.com/lp/matinee-no-owari-ni/
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午後の演奏会 マチネ
そのマチネの終わりに、
土地柄、虫の集きもなく、(すだき)
「華がある」というのは、こう言って良ければ、やはり一種の才能なのだった。
その有無は誰の目にも残酷なほど明らかだが、いざ、それが何であるか説明しようとすると、結局は、「華があるというのは、つまり、華があるということだ。」という同語反復に陥るより他はなかった。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
……彼らは、きっともう失敗しないでしょう、
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現実もこれに似たプラトニック!?
思いがけない出逢いで一気に接近し、その後二度目の再会、
三度目での距離が上手くゆかず、今回一年ぶりの四度目・・
そう思わず自分に重ねて考えてしまった。
あるある(笑)
美化していた部分はあったと思うけど、
でもやっぱり見た目は「ダンディー」中身は「成熟した大人」行動は「スマート」
陽の元の下で逢えば見えるものはたくさんある。
気遣いが半端なくて苦笑「うちのお母さんみたい」
背中が冷えないように温めたタオルをかけてくれるって何!
お酒を飲みながら他愛のない話をしていた幸せな時
今朝「おはよう!」って挨拶^^
結構なインパクト
誰もが知っている表紙の家
ちくま文庫
後ろ帯を見てドキッとしてしまった。
株式会社筑摩書房
蔵前にあるらしい(2008年発行時)
解説が角田光代でそれも興味を惹かれた。
作者がとりあげた事件のすべては、私たちがふつうに暮らしているその日常のなかで起きた。私たちが時代の空気を(好むと好まざるとにかかわらず)吸って生きているのと同様に、それぞれの事件も、その同じ空気を吸って生じたできごとだ。ひとつの事件が報道され、新たな事件が起きればその報道は過去になるが、消えるわけでも解決をみるわけでもない。私たちとともに事件もまた年齢を重ねていく。本書で切り取られた場所が、裂け目を抱えたまま、そこに在り続けるように。
パースペクティブ
堀江敏幸
『熊の敷石』★★★
無知な友人ほど危険なものはない。
賢い敵のほうが、ずっとましである。
モン・サン・ミシェル
「ここから思いっきりカマンベールを投げてみたいね」
この人には負けると思った。
もぅそれが素であることに何の疑いもなく。
その発想「ワンコとお話してたの??お話聞くよ~」
なんて予想だにしない言葉に絶句
くやしいけれどどうしようもない。
うちのおだやかくんのやわらかさ。
惹かれてやまない。
以前よりも素直に言える。
ヘンなプライドが邪魔するけどそれがわたし。
特に先日の件があったから催促も出来ない。
あがったりさがったり。
せっかくの週末なのにどうして!?
通話の最後の返事もそっけなくぷつり。。
食材を切っていた手が止まって、壁にもたれてため息をつく。
どうしてこうなっちゃうんだろう。
もぅ終わりにしよう。
予定日は明日。
ただ・・・毎度のパターンだと再度連絡がくるパターン。
覆すこと多々
それが当たって思いもよらず笑ってしまう。
確かにそう言える。
「冷たかった」
もぅ満足。声のトーンが明るくなるのが分かりやすい。
それでよしとしないところがよい。
「気になって」
まちがいじゃない。
きづきですな 歩み寄り。
「・・・本当にいいんかね?」
不安そうに何度も本心を探る。
十分です。
「気をつけてネ」明後日まで余裕で待てます。