宇江佐真理
『君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話』★★★
どんどん進むお江戸物語
他の本には目もくれず・・👍
先日高校の同級生からメールがきて、そのメールにちょっとほっこり。
唯一つながっている同郷の友
彼女も読書が好きでよく会話した。
そんな想い出もあり、このお江戸物語を薦めてみた。
子育てと仕事の両立で読む暇なんてないかな?
誰かと(出来れば読書好きと)このおもしろさを共有したい!
自己満だけど、どんな反応&感想が来るか楽しみ。
さてシリーズ第六弾
伊三次より龍之進メインの短編
「八丁堀純情派」
・・はぐれ刑事純情派が浮かぶ(笑)
何年か前の再放送の藤田まことがなつかしかった~
ブレなく安定したおもしろさ顕在
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「持ち込まれた刀はいずれも、正宗、井上真改、虎徹など、名刀ばかりでございました。手前も長いこと、この店の番頭をしておりますが、一度にこれだけの名刀を拝見したのは初めてでございます」
番頭はすらすらと刀の銘柄を並べるが、素人町人の伊三次にはピンとこなかった。
由緒のあるものだろうぐらいに思っただけだ。
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さて正宗
https://kougetsudo.info/toukenranbu/masamune-japanesesword-catalog/
井上真改(人の名前みたいと思ったら刀工だった)
https://www.touken-sato.com/event/katana/2014/12/K-kunisada_2nd-02.html
虎徹
https://rekishiplus.com/?mode=f14
おなじみ◆お江戸?なぞワード◆
浅葱裏
緑がかった薄い藍色の木綿を使用した着物の裏地のことである。
江戸時代に国表から江戸表に参勤した野暮な田舎侍や下級武士を揶揄して浅葱裏と言った。
元服
初冠、加冠、烏帽子着ともいう。
男子が成人し、髪形、服装を改め、初めて冠をつける儀式
11歳から 17歳の間に行われた。
江戸時代になると、一般武家では烏帽子を用いず、月代 (さかやき) を剃って前髪を落すようになった。
熨斗目
着物の模様の一種
袖下から腰にかけて横一文字に模様をあらわしたもの
経(たて)に生糸、緯(よこ)に半練糸を用いて縞や段の模様を表した絹織物
また、この織物で仕立てられた小袖のこともさす。
熨斗目小袖は江戸時代には士分以上の者の礼服として麻裃(かみしも)の下に用いた。
裃(かみしも)
和服における男子の正装の一種
六尺
一尺の六倍。曲尺(かねじゃく)で約1.8メートル