横山秀夫
『真相』★★★
梅雨の週末
じめじめ湿気100%
期待に胸踊る横山さん。
事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録した短編集
人間の心理・心情を鋭く描く。
まだ数作だけど横山作品には外れがない。
妥協を許さないじゃないけど完璧
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1作目は標題作の『真相』
2作目の『18番ホール』では手に汗握って疲れてしまった(笑)
主人公に肩入れしてしまうのは仕方ないにしてもよ!?
映画を観ているようなそんなどきどき感
3作目『不眠』不況の就職難時代を思い出させる作
ずーんと重い・・
4作目『花輪の海』はこれまた胸をえぐられる作品
今の時代じゃ考えられない体罰がまかり通っていた時代
重くのしかかり耐えきれなくなった、過去に生んだ心の奥の「闇」
(昨今言われ過ぎてて重さを感じない)
5作目は想像以上のあっと言われる展開に。
賢い人はどこにでも存在する。
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こちらもドラマ化されていた。
小林稔侍で鉄板ですな。
真夜中にサティ
ジャスミンティーを飲みながら♪