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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
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2020-10-15 | 村上春樹(翻訳物)

 

レイモンド・チャンドラー
訳 村上春樹
『大いなる眠り』★★★★
 
 
私立探偵フィリップ・マーロウ
知る人ぞ知る ですな。
 
こちらシリーズ第一作の新訳版(春樹の訳はよきです!)
 
作品は多々あって楽しみは続く。
 
しかしマーロウ33歳!?
自分より年下かと思うとあまりに稚拙さに愕然とする(笑)
渋いぜマーロウ
 
 
自分でもビツクリしているが、並行読書が10冊を超えてしまった・・
飽きっぽさにも程がある!
泣きたくなる。
うえーんって子供みたいに泣く女(それも料理を作りながら(笑)
泣くって浄化
 
ウィットに富んだ会話にクスッとして、
味がある作家と好きな作家の翻訳本ににっこり。
 
 
 
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「こんなことしてただで済むと思うなよ、とは言わないのか」と私は言った。私は身を乗りだし、オーバーコートのポケットから拳銃を取り上げた。「最近、みんなが私に拳銃をくれるんだ」と私は言った。「その重みで身体が曲がって、まともに歩けないくらいだ。もう行っていいぜ」
 
 
 
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翌朝も雨が降っていた、クリスタル・ビーズのカーテンが揺れるような、斜めに降る灰色の雨だ。ぐったりと疲れ果てた気分で、窓際に立って外を眺めた。
 
 
 
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「警察にできなくて、おたくにできることが何かあるのか?」と市警失踪人課のグレゴリー警部に尋ねられて、マーロウは「何もない」と答えるしかない。それは実に正直な答えだ。個人が正面から勝負をして、組織に勝てるわけはない。しかしそれと同時に、マーロウは警官には決して手にできないものを手にしている。それは「自由」だ。個人であることの自由だ。
 
 
 
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翻訳本も増えてきたし、「春樹翻訳」カテゴリー作成しよう。
 
 
 
新幹線移動で読む読む。
 
 
次作はMy本箱に眠ってます★

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