龍
『ラッフルズホテル』★★
『ラッフルズホテル』★★
(この作品は1989年9月、集英社より刊行された。)
ラッフルズホテル
バブリー!時代を感じさせる景気良い話をどうぞ。
今そんな作家さんは皆無
勢いに乗る。波に乗る。沈むことのない永遠を信じられた時代
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コロナを飲みながら私達は話した。
「コロナはライムの薄切りを瓶の口からねじ入れて、飲むんだ」
「日本にもあるよ」
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小人は笑っていた。目が半月形だったし、口元がゆるんでいた。あたしはその真昼の海岸の小人を見てそれまでにも似たような体験をしたのだといろいろ思い出した、その真昼の海岸はどこか南ヨーロッパのリゾート地でガンバスの串焼きがあったからスペインかも知れない。
コスタ・ブラバ?
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女が言うことを全部信用しちゃだめよ、とオフクロが言っていた。オレもそう思う。
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ラッフルズホテル
ベトナム
かぐわしい蘭の香り
気分が乗らない結構な雨が降り続く土曜日
日本オープンが終了し、 手持ち無沙汰に音楽を聴きながら料理を作る。
野菜をきざむ、鍋で炒めてかるく小麦粉をかける。
沸騰したお湯に鶏肉と冷凍のブロッコリー
マカロニが茹で上がる。
音信不通 不安定な気分
音楽は母が聴いていた杉山清貴
読んでいて再読?かとFB