恩田陸
『木漏れ日に泳ぐ魚』★★★
恩田陸纏めての三作目です。
もう当分はよいかな・・(苦笑)好みの問題
--------(抜粋)
直木賞のみならず、 本屋大賞を2度までも受賞した著者の隠れた傑作!
舞台は、アパートの一室。 別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿―― 。
共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始め、〝最後の夜〟 に濃密な心理戦が繰り広げられる。かつての恋人は、 ひょっとして殺人犯なのか?
過去をめぐる物語は次々と意外な事実を明らかにし、 朝の光とともに訪れる真実とは――。
「相手が殺人犯ではないか」 というシンプルな攻防が続く心理戦が、いつしか「事件の真相」 以上に衝撃的な事実にたどり着く。 次々と明らかになる過去の秘密と、移ろいゆくふたりの心……。 互いの腹を探り合うスリリングな興奮と、 好きなのに疑ってしまう恋愛の切なさに一気読み必至の、 傑作心理サスペンス
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舞台は、アパートの一室。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――
共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始め、〝最後の夜〟
過去をめぐる物語は次々と意外な事実を明らかにし、
「相手が殺人犯ではないか」
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舞台の会話劇を想像
この二人の関係は・・!?
この二人の関係は・・!?
まぁ一筋縄ではいかないだろうね。
また兄妹!?と続けて読んでいるからか、
本当だとこの意外な関係に衝撃なんだろうけど慣れってこわい。。
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愛がなければ嫉妬もない。
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双方の緊迫した(殺人も絡むので)変化する場面展開におもしろさを感じるんだろうけど、
何だか上手く纏まり過ぎているような・・「プロット」と言う言葉が浮かぶ。
全体的に緻密に計算されているのが気になってしまった。
過去に飛ぶ記憶の糸を手繰る。
確かにそうなんだけど、そうなんだけど・・
静かな襲撃を受ける一文
嫉妬と言う感情は誰に対してでも起こることではない。
静かな襲撃を受ける一文
嫉妬と言う感情は誰に対してでも起こることではない。
なぜ惹かれるんだろう。
双方の緊迫した(殺人も絡むので)変化する場面展開におもしろさを感じるんだろうけど、
何だか上手く纏まり過ぎているような・・「プロット」と言う言葉が浮かぶ。
全体的に緻密に計算されているのが気になってしまった。
なんか嗅ぎ取るというか、嗅ぎと取ってしまうというか・・
昔、恩田陸を読んだ時に感じたグレーゾーン
昔、恩田陸を読んだ時に感じたグレーゾーン
そこがよかったとも言える。
はっきりした結末を迎えず終わるのはやはりそうか。
はっきりした結末を迎えず終わるのはやはりそうか。
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大人の知恵。心を守るための知恵。
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駆け引きをする相対する男女の心の動き
目の中に宿る光
目の中に宿る光
過去に飛ぶ記憶の糸を手繰る。
解説は鴻上さんです。
毎度先に読みたくなり「ここから先はネタバレ」ってところでストップ///