『大江健三郎全小説1』
2018年9月10日 第一刷発行
少々時間がかかりました。やっと完読です。
(現在隔週帰省中。。)
小説家としての第一歩をしるす記念碑的な作品群
大江文学はここから始まった!
【収録作品】
奇妙な仕事/他人の足/死者の奢り/石膏マスク/偽証の時/
──初期作品群その1
大江健三郎
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。
めずらしく二人称で語られてゆく物語
滑稽でもあり爆破ニュースの箇所で失笑
--------(抜粋)
遍在する自殺の機会に見張られながら生きてゆかざるをえない“われらの時代”
若者の性を通して閉塞状況の打破を模索した野心作
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コギト工房 大江健三郎 われらの時代
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《しかし自殺する機会はいくらでもあるのだ、数百万の陸橋があるだろう、数百万の絶壁があり、数百万の踏切があるだろう、自殺の機会は遍在している。行動、英雄的でしかも滑稽でない行動、純粋に孤独な中で達成できる決定的な行為、それは自殺だ。自殺だけがわれわれを猶予からまぬがれさせる唯一の道だ。それを知っていながら決行することができないで生きつづける!
しかし自殺の機会はつねにあるのだ》
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あぁ暗い・・ここまで暗い結末の物語はない。
でも靖男のブレない意志には感心
(正直フランスへ旅立ちたくてnonと言って、裏切り行為の後悔に苛まれると予想)
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若者たちよ きみたちの時代だ!
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巻末の突っ込みどころ満載!?(もはや解説ではなくあらすじ)
尾崎真理子さんの解説『よろしい、僕は地獄へ行こう!』
そして難解も難解で何を言っているの全く不明なデヴリムさんの文章で終了///