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沢木耕太郎
『ポーカー・フェース』★★★★
子どもの頃、自己紹介で「ポーカーフェイス」と言ったことがある。
イメージ 無表情
今はどうだろう?少しはまるくなって人間味が出てきたかな?(笑)
沢木さん
もう一冊『246』もお待ちかね。
楽しい読書の始まり~
サリンジャーや吉行さん、村松さん、なんと春樹まで!
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知らないことは恥ずかしがらずに「真っすぐ」訊ねる。そして、こちらも訊ねられたら、たとえそれがどんなことであれ軽蔑したりせずにきちんと答える。
一生のうちで、男と女のどちらから学ぶことが多かったかというのは、案外その人を理解する重要な手掛かりになるかもしれないと思ったものだった。
友人には、冗談半分に、NHKとテレビ東京がありさえすれば他の局は不要だ、と言ったりもしている。
マリーとメアリー
亡き淀川長治ではないが、どんなつまらない映画でも、最後まで見れば一ヵ所くらいは美点が見つかるものなのだ。
「糖尿病になると刺青の色が褪めやすくなってしまうんだそうです」
《氷が解けたら何になりますか――
「水になりまーす」
おそらく、どの子どももそう答えるでしょう。先生も、それが正解と思うに違いありません。でも、ある子どもは「春になる」と答えました。
ちょっと、びっくりさせられる答えですが、確かに氷が解ければ春になる。みんなが一斉に同じ方向に考えを向けていた時、その子だけは全く別の方向へ頭を働かせていたのです。
氷が解けたら春になるかもしれないが、氷は解けたら春にはならない。水になるのだ。
話には、ホントらしいウソの話と、ウソのようなホントの話がある。
「おのれ!」
「ひとりを除いて」
「いいところがひとつあるのだけれど」
人間の子供が生まれてくる親を選べないように、犬も飼い主を選ぶことはできない。どんな人のところに行くことになるかはまさに「運」しだいなのだ。