
角田光代
『愛がなんだ』★★
全力疾走 片想い小説
わたしの20代の恋愛もそうだった。
それを彷彿とさせるさせられる内容にしみじみ。
山の上からカレのアパートにクルマがあるかチェックしたり、
夜食を作って毎夜帰ってくるのを駐車場で待っていたり、
お金を無心したり、
終いには彼女がいたって気持ちは変わらないと断言したり、、
その想いに全く信じて疑わなかった。
恐ろしい。。
目が覚めた時のあのTELでの会話
ちょうど10年よ。
遅れて10年・・・今度こそはって思うんだけどね。
「ねえ、恋人ができたときにさあ、その恋人を身内と考えるか、一番したしい他人と考えるかって、二通りあるでしょ? 身内派は、恋人に絶対気をつかったりしない。みんなで飲んでるときも、ビールついだりお皿まわすのは恋人が最後。 他人派はさ、したしき仲にも礼儀あり。ちゃんと友達より優先してくれる。わかる?」