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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

K

2020-10-07 | 角田光代

 

 

角田光代

『薄闇シルエット』★★★★+
 
こちらも古本屋さんから。
再読・・かもしれない。 記憶はぼんやり。キリエ
 
 
 
 
発行日は2009年(備忘録前)
 
 
 
--------(抜粋)
 
 
 
「結婚してやる。ちゃんとしてやんなきゃな」と恋人に得意げに言われ、ハナは「なんかつまんねえ」と反発する。
共同経営する下北沢の古着屋では、ポリシーを曲げて売り上げを増やそうとする親友と対立し、バイト同然の立場に。
結婚、金儲けといった「ありきたりの幸せ」は信じにくいが、自分だけの何かも見つからず、もう37歳
ハナは、そんな自分に苛立ち、戸惑うが…。
ひたむきに生きる女性の心情を鮮やかに描く傑作長編
 
 
 
--------
 
お江戸物(捕り物)、探偵物を続けて読んできて、
ジャンルがないような物語が読みたくなり、角田光代
新鮮さというか、結末があってないようなそんな恋愛話
恋愛なのか!?なんとも言えない。
 
一般レールから完全に踏み外した人生
 
先日お友達と山を縦走しての帰り道
若者カップルが寄り添いツーショット写真を撮っているのを見て、
二人「いやー若いね あんな時代も・・あったのかなぁ」疑問符
20代前半に記憶は飛ぶ。
 
恋愛が恋愛とならない老夫婦のような関係
 
波風を立てたくなる気持ちも分からなくはない。
 
主人公の母が倒れ田舎に駆け付ける場面
そこで見る田舎の風景があまりにも現実味を帯び、
感じる気持ちまでもが痛いほどに分かり過ぎて、帰ろうかなと思ったり。
(現実コロナで帰れないけど)
 
 
 
---
 
 
 
何かが好きで、その何かに発情してしまったとしても、いいではないかと思えるような余裕が、私にはある。それが私のまったくわからない、想像すら難しい世界であるとしても。年を重ねるということはそういうことじゃないかと思う。
 
 
 
---
 
 
 
「~したくないことを数え上げることで、十年前は前に進むことができたけれど、今はもうできないとおれ思うんだ。したくないって言い続けてたら、そこにいるだけ。その場で駄々をこね続けてるだけ」
 
 
 
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夢を思い出そうとすると、いろんな細部ははらはらとこぼれて消えてしまい、ただ淡い色合いだけが浮かんで動きまわっていた。
 
 
 
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何もかたちになっていないし、私はまだ何もきめていない。
 
 
 
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友だちというのはどうのように形成されているんだろうか。
 
 
 
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「私だけだよ、なんにも変わってないの。チーちゃん、私なんにも持ってないんだよ。みんなひとつずつ手に入れて、一歩ずつ先に歩いているのに、私だけいつまでも手ぶらで、じたばたしてるだけなんだよ」
 
 
 
---
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


美虎 美しい一皿
 
 
 
Gotoイート 
ランチ500ポイント、ディナー1,000ポイント
わくわく

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K

2020-10-06 | 貴志祐介

 

貴志祐介
『天使の囀り』★★★
 
 
装丁から想像するも・・ちょっと異色
いやこの方は色々な引出しをお持ちのよう。
(この主人公の恋人みたいに?)
 
出来ればデビュウ作を先に読みたいのだけど・・怠慢
未読本が山積み。
 
角川ホラー文庫だけあって(ホラーですよ)
最初からぞわぞわ鳥肌モノで、気軽に突っ込めない重さ。
さてどうなる?方向性不明・・
 
 
 
 
 
 
 
 
--------読後(解説抜粋)
 
 
 
さて、本書『天使の囀り』は、1998年6月に書き下ろし刊行された貴志祐介の長編第三作である。
おそらく多くの読者はまず本書の「参考文献 / 謝辞」欄を眺め、そして作者に自分の行動を見透かされたことに気づき、慌てて最初のページに戻ったはずだ(私もそうだった)。
だが、ここですでに私たちは、貴志祐介の巧妙な策略に嵌まっている。
 
 
 
--------
ごもっともです・・(汗;)
裏表紙から見てしまい、たまにネタバレに出逢います (なのにやめられない)
参考文献もさながら、掲載が何か気になるところ。
 
 
 
---
 
 
 
「あなたもやっぱり、インターネットなんかで毒されてる口だわね。情報なんて、しょせん九割は屑で、残りも毒入りじゃない。人間と人間のネットワークというのはねえ、情報網なんてものじゃなくて、トランポリンのネットなの」
「・・・・・・はぁ」
「何があっても、一人で受け止めようなんて思ったらだめ。潰れちゃうからね。そんな時は、まわりの人に少しずつショックを分担してもらって、ネット全体で、ぽわんと吸収すればいいの。わかった?」
「はい」
 
 
 
---
 
 
 
映画化してほしくないという意見多数・・
まぁ分からなくはないけど、見てみたい気もする(悪趣味?)
 
ちょうどおぞましき舞台の那須高原に行ったばかり・・まさしく別荘地
 
 
 



 
次はデビュウ作かな~

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平穏無事

2020-10-05 | FUJIFILM X-A1(B)
 
 
 


いつもの定位置からじーっと見てる。
 
おかげさまで病魔ストップ///
元気に暮らしております。
 
紅葉見に行きたいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 






見納めなクレーン
マンション一丁上がり!
ぺらぺら
 
 
 
自分が思っているほど、相手は深刻に考えていない。
水面下で怒りが過ぎ去り(音信不通一週間)笑顔で「お久しぶり」

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Happy Birthday

2020-10-04 | FUJIFILM X-A1(B)
 
 
 


































お誕生日おめでとう。
 
 
 


トリミング行ってお眠…

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W

2020-10-03 | 翻訳物

 

ウィリアム・アイリッシュ
訳:黒原敏行
『幻の女〔新訳版〕』★★★★★
 
 
知人からの手渡された本
サスペンスの不朽の名作だけあって一気読み!
 
事前に帯でちょっぴりネタバレ「どんでん返し」
それでも手に汗握るドキワク感!!!
 
こんなに読みやすい翻訳本もないなぁと思った。
 
 
---
 
 
夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。
 
 
---
 
「古典中の古典」な訳だそう。
それを知らなくてもこの始まりのユーモラスなニュアンスに心を掴まれた。
 
 
 
 
--------著者紹介--------
 
ウィリアム・アイリッシュ
1903年12月4日ニューヨークに生まれ
1968年9月25日ニューヨークのホテルに死す。
コーネル・ウールリッチやジョージ・ハプリィ名義でも作品を発表
 
--------
 
 
早速貸し主に感想を伝えたら
「ちょっと話が乱暴な気がしました。
周りを口止めをしてもあそこまでできるものでもないですし、
まぁだから警官にバレてるのかとも思いました(笑)」
あらら・・
 
 
 

 「大」どんでんでした(笑)過大ではありません。
 

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K

2020-10-02 | 貴志祐介

 



貴志祐介
『鍵のかかった部屋』★★★+

 
 
早く続きが読みたくて数軒本屋さんを巡りGET
(前作を貸してくれた会社のコにプレゼントする予定)
 
引き続き防犯探偵・榎本シリーズ第3弾
 
 
 
私的には最後の劇団編にクスクス笑い。
こういうの嫌いじゃない(笑)
 
ちょうどフリードさんのブログで見た
ボール投げをしている中を歩く黒い怪しい人物のよう。
これは完全に騙されるね。
11月久々に本多劇場に行く予定もあり、雰囲気を思い出しつつ楽しめた。
やっぱり俳優さんが本領を発揮するのは劇ですよ。
キョンキョンをFB
 
 
 
待ち受けているのが『新世界より』どきどき 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらはドラマ化されていた。
知っている人は知っている(ジャニ!)

 


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K

2020-10-01 | 角田光代

 



角田光代
『学校の青空』★★★★

 
 
初期作品の未読本
古本屋さんにて発見
見るまで知らなかった・・
 
 
---
 
 
 

焼却炉からは色の黒い煙が細く細く空に流れ、薄っぺらい雲を汚していた。

真っ青な空の下でグラウンドの銀杏は葉の先を黄色く染め、空に舞い上がる金粉みたいに光を放っていた。

 
 
 
---
 
ぱらりぱらりと古本特有のページをめくる音
(ぱりぱりとも言う)
 
 
 
最初の短編を読んで思ったのは、
学生時代が終わってよかったーってこと。
二度と戻りたくはない。暗い過去
 
いじめいじめいじめ
 
自分の元となる幼少時代
 
交通事故で死にそうになったけど、自殺はしなかった。
 
 
 
--------解説から
 
 
 
「私」たちにとって、まず第一の他者は「私」自身である。「私」には「私」が理解できない。「私」は「私」に、うまく重ね合わせることができない。それなのに「私」は「私」であるしかないということへの怖れ、ほとんど恐怖にも近い驚きと戸惑いが、本書を覆っている。
 
 
 
--------
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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