★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

涙を忘れた私

2023年04月08日 23時00分54秒 | 徒然(つれづれ)
 ♪ 涙の数だけ~強くなれるよ、と岡本真夜が歌っていた。
 私に言わせれば、♪ 涙の数だけ~辛くなるのよ、だ。

 日本の歌謡曲には涙がつきものだ。
 涙がついている曲名を挙げるだけでもきりがない。
 もとより、感動神経の鈍い私は、涙が出るほど悲しんだり、苦しんだり、喜んだりしたことはない。

 最後に涙を流したのは、確か中学3年の時だ。
 うるさいという祖母の苦情を無視してギターを弾いていたところ、父親の虫の居所が悪かったのか、取り上げられ叩き壊されたのだ。

 一瞬にして、ものの見事にぶっ壊れたギターを見て、ショックで悔し涙が溢れた。
 安物のギターだったが、結構、大事にしていたのだ。

 後日譚だが、傷心の私を見かねたのか、10日ほど後に父親が新しいギターを買えと2万円くれた。
 それでトムソンのレスポールタイプのエレキギターを通販で買った。
 結果オーライだ。もちろん嬉し涙は流さなかったけどね。

 あれ以来、涙くんとはさよならで、今に至るまで泣いたことがない。
 夢の中で泣いたことはあるが、どんな状況だったのか記憶にないし、それは現実に泣いたことにはならないだろう。
  

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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