彼方から勢いよく移動してきた風は
いろんな薫りを連れてきます。
引き潮の後、
炎天下にさらされた貝殻や微生物の匂い立つ浜辺が
風にすくいとられ
肌にまとわりついてくると
ああ、海だなあって。
久々に海休暇、城ケ島での時間でした。
城ケ島の灯台の設計にはフランスの方が関わっているのですね。
傍に近づくと穏やかな品の良い女性的なイメージに感じました。
多くの人で緊張感張り詰める空港の管制塔とも少し違う。
少し前にモンサンミシェルが放映されていました。
孤高の存在というのが少し似ているかもしれません。
灯台守の出入り口でしょうか。
なんだかとてもこの扉が気になりました。
扉を開けるということ、
人生の扉も同じですが
開ける責任、覚悟がなければいけないのですが、
人は時に自分の欲、傲慢さを優先し無責任に扉を開けてしまうことがあります。
身の周り、呼吸を整え
心静かに留保し、
理性ある心で扉の前に立ちたいものです。
島の路地には海の薫りが行きわたります。
干されたイカの影も気持ちよさそう。
ちょいと炙ると。。。いい香りがしてきそうですね。
城ケ島の一日でした。