カプチーノノート cappuccino note

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志ん朝「芝浜」

2017-10-24 | テレビを見る

「芝浜」は年の暮れにぴったりの噺です。

志ん朝師匠の「芝浜」は魚熊さんが芝の浜に行く描写をせず、家に帰ってきた熊さんの話の中で芝の浜でのできごとが出てきます。

この演じ方は初めてでしたのでびっくりしました。

革の財布を拾ってきて、財布のひもをようやくほどいて財布を開けるシーンが、手ぬぐいを使っているのに、まざまざと革の財布とひもに見えるのがすごい演技力です。

うまいですねー。

「夢になるといけねー」というのは、またこの幸せが夢の中のできごとになってしまうといけないという意味だと思っていましたが、この酒を飲むとまた昔の酒に溺れる自分に戻ってしまうかもしれないと気づいた熊さんの今の生活を守る覚悟を表したセリフだったのかもしれないと気づきました。

コメント
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