オリーヴ・チェックランド著 和気洋子訳 NHK出版 2014
竹鶴政孝とリタの物語です。学者が書いた本らしく出典根拠が列挙されています。
章の順と時代が前後することもありますが、簡潔で読みやすかったです。
つくづくNHKの朝ドラ「マッサン」を見ておけばよかったなーと後悔しました。
ウイスキーもそうですね。もっと早くウイスキーにはまっていたら、たやすく銘酒を手に入れられたのに…。
でも、NHKのオンデマンドで「マッサン」は見ることができそうなので、そのうち見たいと思います。
そして、竹鶴政孝関係の本をもっと読みたくなりました。
それにしても、日本の業界というのは同じ構図の会社があるのがおもしろいです。
サントリーとニッカ、トヨタとホンダ、パナソニックとソニー。
どうしても後の方が好きになってしまうのは判官びいきなのか、創業神話のせいなのか。
なんにせよ、企業ルーツに物語を持っているのなら、それを最大限活かすことはその企業の製品を愛用するユーザーに対する必要不可欠なサービスだと思います。