内海聡著 三五館 2015
YouTubeで内海さんの本を紹介する動画を見て、図書館で内海さんの本を探したら、紹介されている本はなくて、代わりにこの本を借りました。
この本では霊魂があるかどうか、いろいろな説が紹介されていて、最後に内海さんの考察が書かれています。
物理学関係の説明はもう理解不能でしたが、全体を通してみるとわかりやすかったです。
霊魂は別次元で説明できるかもしれないのですが、しょせん3次元の知覚しかできない人間には感じることができないということです。
結論はタイトルどおり、霊魂も木の枝についている葉っぱのように枝から落ちてバラバラになって、土に還り、栄養分としてまた木に吸収され、葉っぱになったとしても、元の葉っぱではないということです。
私の考えも霊魂だけが独立して存在することはなく、人間は死ねば何もなくなると思っています。
と、同時にその人間を構成していたものはバラバラになって、変質して別のものに変わっていくんだとも思っています。
霊魂というものがあったとしても、それは雲散霧消してしまうものなのではないでしょうか。
いろいろ考えさせてもらえた本でした。