カプチーノノート cappuccino note

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二度目の富士山登頂記2「頂上でキセキ、下山でムシノイキ」

2022-07-17 | 旅の空から、旅日記

7月15日(金)午前2時、山小屋の食堂に集合。

雨は降っています。

登山ガイドさんによると発雷予報も出ているとのことで出発は中止になりました。

このまま山小屋に待機して御来光を拝み、明るくなってから頂上に登るか、状況によっては山小屋から直接下山になりそうでした。

お弁当が配られましたが、山登りしないので食べてしまいました。

再集合は4時ということで、ふとんに戻り、体を横たえ、ふて寝しました。

ところが、3時になったらガイドさんが来て「ツアーの方、天候の状態が良くなったので今から登ります」とのこと。

「キター」そうなるんじゃないかと思っていたものの、いきなりで、体は準備できていないし、お弁当は食べちゃったし、コンディションはいまいち。

しかし、前回と違って夜中に山登りしている人の少ないこと。

雲のベールに包まれて、きのうは満月だった十六夜月が輝いていました。

反対側には明けの明星が輝いていました。

ガイドさんによるとあの月と明けの明星が沈んだら、太陽が出てくるんだそうです。

頂上付近の渋滞もなく、なんとか富士宮ルートの頂上に着きました。

そのまま、剣ヶ峰に移動し、御来光を見ることができました。

その時のうれしさ。まさに絶望の果てに訪れたキセキ。

で、前回お鉢巡りをしたので、今回は早めに下山して宝永山に行きたいと思っていたのです。

それで、お鉢巡りをすることになったツアーのみなさんとお別れして同行者と二人で下山することにしました。

ところが、頂上でうろうろしているうちにまた雨が降り出しました。

いらない荷物を預けた山小屋に戻ったのが7時前で、もう宝永山に行くのはあきらめました。

そこで8時まで山小屋で寝ることにしました。

8時に山小屋を出て下山します。

12時までに五合目にたどり着かなくてはいけません。

しかし、雨の降った登山道を下るのはなかなか難しいし、ペース配分もどこを通るかを選ぶのも自分なのでどうしてもゆっくりになってしまいます。

どんどん他の下山者に抜かれてしまいます。

トレッキングポールのおかげですぺって転んだのは1回で済みました。

カッパも帽子もびちょびちょなので山小屋で休憩するのもはばかられます。

六合目あたりで雨が止み、けっこうカッパも乾いたので山小屋に入りコーヒーを飲みました。

朝2時のお茶以来暖かいものを口にしていなかったこともあり、たいへんおいしゅうございました。

その後、最後のふんばりでどうにか、12時前に雨が降る五合目にたどり着きました。

しかし、雨宿りできる場所は富士山保全協力金受付テントしかなく、テントの下に入れてもらいました。

ようやくバスが来て乗り込みました。

ツアーの他のメンバーも遅れて下山し、バスは出発しました。

富士宮本宮浅間大社に立ち寄り、温泉施設へ到着。

温泉とサウナに入りました。預けていた荷物を取り出し、その後、昼食を取りました。

バスは東名高速を走り、首都高速の渋滞をなんとか通り抜け、都庁大型バス駐車場に着きました。

電車を乗り継ぎ、駅から歩いて帰りました(登頂記終わり)。


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