片岡鶴太郎金田一シリーズ第5話。
なぜ、松子、竹子、梅子を犬神佐兵衛の娘でなく、愛人にしたのか?
まったく意図がわかりません。
この設定ですべての人間関係が破綻してしまいました。
佐清、佐武、佐智、小夜子、青沼静馬はみんな異母兄弟になりました。
となると、小夜子が佐智の子供を妊娠しているのはどうなんでしょう。
この辺はこのドラマの設定を忘れているのかもしれません。
原作どおりとすれば野々宮珠世も異母兄妹の一人ですが、このドラマではさすがに犬神佐兵衛と珠世の母野々宮晴世さんはプラトニックな関係で無関係なんですって。
松子さんは栗原小巻さんが演じたためか、アクの弱いいい人になってしまいました。
そして松子さんはタバコを吸わず、お茶を飲んで自殺しました。
禁煙運動はこのドラマにも影響を与えていたのでしょうか。
このドラマで牧瀬里穂さんが演じるとすれば野々宮珠世しかないわけですが、ちょっと荷が重かったかな。
映画で坂口良子さんが演じた旅館の仲居さんあたりが適役だったのかもしれません。
このシリーズも8話中6話見ましたが結局、鶴太郎さんが金田一耕助を見事に演じていたという印象が強くなって、ドラマ自体はたいしたことなかったなということになりそうです。
こう書いておくと後の2話で感想が逆転するかもしれません(そうなることを期待して)。
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