「ナイン」のタイムマシンが香(お線香)だったことについて、思いついたことを書きます。
香をかぐことで瞑想に入り、過去の記憶を変えてしまうことは、リアルに可能なのではないでしょうか。
人は多かれ少なかれ、自分の解釈で自分の都合のいいようにその場の状況を認識して記憶するものです。
そんな記憶も時間がたてば、さらに変容して、より自分の都合のいいものになるでしょう。
20年前に自分がどうしていたかなんて、日記や映像でも残っていない限り憶えていません。
では、なんで過去に悩むのかというと、忘れられない記憶があって、何度も何度もその記憶を思い出すうちに心に焼き付いてしまうからでしょう。
そんな記憶を瞑想によって(瞑想の中で別な選択をして)、自分の都合のいいように変えてしまっても誰もわからないと思います。
問題なのは、その記憶を共有する人がいる場合です。
その人とは記憶に整合性がなくなります。
でも、実際にはそんなに記憶を照合しあうこともないので、たいした問題でもないのです。
で、現在の自分になるわけですが、正直なところ、別の生き方をしても、結局、今の自分になっているのではないかという気がするのです。
そういうわけで、香がタイムマシンになるという発想が生まれたのではないでしょうか。
でも、ドラマですから、それじゃおもしろくない。
やっぱり、世界がダイナミックに変わった方が、お話としておもしろいので、こういうドラマになったのでしょう。
そんなことを思いついて、にやにやしました。
あっという間に終わってしまったような。
そういえば、最近、今年一年あっという間だったという会話を何回聞いたことでしょう。
前回、CSのTBSチャンネルで見た時の最終回のさびしさを感じませんでした。
毎回、ちゃんと見たことと、自分が新のお母さんより明らかに年上になってしまったせいでしょうか。
今回の「ありがとう」を見て、意外だったのは、主人公の新が思っていたより、幼い感じがしたことです。
シーズン1や3の婦人警官や魚屋さんのときは、もっと大人で、お母さんべったりではなかったような印象があります。
おっさんになった私は新に魅力を感じなかったので、虎之介が新を好きになった理由がよくわからなくなりました。
太が新にやたらにまとわりついたように、私が子どもの頃は新が大好きだったんですけれど…。
しかし、今となってはドラマの内容が古くないのが不思議です。
まあ、もう伝説となってしまった俳優たちの演技ですから、とても見ごたえがありました。
きのうは結局やめられないとまらないで最終話まで行ってしまいました。
ひさしぶりに夜更ししてきょうはねむいです。
なんでしょうこのおもしろさ。
シナリオがよくできていて、それを俳優たちが熱演して、見ていて目が離せなくなりました。
タイムトラベルものによくあるように、このドラマの世界は多次元宇宙になってしまい、いろんなパターンの世界が発生してしまいました。
もともとの世界ではソヌもソヌの兄も死んでいるので、ドラマの終わりに出現した世界で二人が生きていること自体が僥倖なのです。
さて、このドラマには二人のソヌが出てきます。
大人のソヌと高校生のソヌです。
二人は出会い、お互いに影響を与えあいます。
1話から19話までは大人のソヌのお話、20話は高校生のソヌが大人になってからのお話です。
19話のラストシーンは泣いてしまいそうなほど、よかったです。
ソヌがシア(子どもの頃のミニョン)に残した「大人になって、俺とそっくりな男に会ったら、絶対近づくな。そいつはお前を不幸にする」って、いいセリフです。
それで、最終20話はどうするの?どうやって、ソヌは助かるの?って期待して見ていたら…、なるほど、この手がありました。
うまい、終わらせ方でした。
これしかない終わらせ方でした。
感心しましたが、やっぱり、ちょっぴりもやもやが発生してしまいました。
ナイン、見れば見るほどおもしろいです。
今18話が終わったところです。
破たんを感じないところがすごいです。
俳優がすばらしい。
チョン・ドンファンさんが特にすごいのです。
悪役なのでずが、貫禄のある医療グループの会長だったり、落ちぶれた老人になったり、もう変幻自在です。
「空くらい」では落ち着いた大学教授だったのに、そのギャップがすごすぎます。
せんげん台、このなんでもない、都会でも田舎でもない風景には埼玉の空気が満ちています。
隣の隣町に住んでいる私にはやっぱり、既視感というか、懐かしさが漂っています。
せんげん台は通っただけで下りたことがありません。
そのうち、ふらり途中下車してみましょう。
しかし、よく見つけましたなーロケ先のカラオケ店もレストランも…。
それが不思議。
おいしそうでした。
中巻読みました。
結局、図書館で借りました。
ちゃんと犬が死ぬところも出ていました。
トランクに入れておいた犬が籠の中から出ようとしてふたに挟まってしまったらしいのでした。
当時は犬をトランクに入れていたんですね。
その悲しみが日記を読み進むと伝わってきます。
そして中巻と下巻の間に「犬が星見た」のソ連旅行があったのです。
この味わい深い本たちがシリーズで書かれていたというのはおもしろいことです。
「昭和42年9月5日(火)
犬を埋め終わってすぐ、泥だらけのまま、「これからすぐ東京に行ってくる。ポコとそっくり同じの犬を買って、すぐ帰ってくる」と私が言うと「そういうことをするんじゃない。あとでいやな思いをするぞ」と主人は行ったっけ。」
武田泰淳という人はわかってますね。
3話を以前見ていて、1話からつながりました。
何でお線香がタイムマシーンなの?でつまずいてはいけません。
そういうものだと思わなくては。
しかし、タイムトラベルものはかならず見終わってもやもやが残るのは、絶対にありえないからなんでしょう。
私たちはこの地球の上をタイムトラベルしていて、その時間を飛び越えるのはこの地球や身体を捨てなくてはならないのではないでしょうか。
ヤフオクで「平櫛田中」で検索すると「大黒天」が出てきます。
今、300万円の「大黒天」が出品されていて、これが実に美しいです。
今まで、様々な「大黒天」が出てきましたが、どう見ても下手なのやら、模倣品のようなものがありました。
でも、見続けていると勉強になります。
だんだん本物がわかってくるのが不思議です。
金額に負けて、そう思い込んでいるのかもしれませんが、これは本物でしょう。
でも、ヤフオクで300万っておそろしくて振り込めません。
もちろん、300万あったら大黒天よりNSXがほしいです。
テレ朝チャンネル2放送。
以前、途中回を見て気になっていたドラマです。
きのうから一挙放送が始まりました。
ハードディスクぱんぱんでもうたいへんです。
忙しくてすぐに見られないし…。
でも、もうすぐ「ありがとう」も「空くらい」も終わってしまうので、暇になるでしょう。
名車再生!で初のホンダ車とのこと。
この番組に日本車が出てくるとほっとします。
さてS2000ですが、今までずっと眼中にありませんでした。
なんでホンダがFR?2000ccのエンジンなんて必要?デザインももっさりと思っていました。
S2000ならマツダのロードスターの方がいいと思っていました。
ところが今回、この番組であらためて見てみるとかっこいいです。
正面から見るとフェンダーに張りがあって矢印が向かってくるように見えます。
出てきたイモラオレンジという色もよいです。
Vtecエンジンも乗ってみたい。
欲しい車がまた増えました(買えないけれど…)。