第105話 家内制手工業

2005年12月29日 00時57分40秒 | Weblog

結婚したら…年賀状は私たち初めてのお正月を…の写真入り印刷にしよう。
それまでは手書きで頑張る!などと誓いを立てたばかりに、
今年も手書きの真っ最中です。
私はその年の初めにいただいた年賀状を見ながら、来年の年賀状を書くのですが、
一枚一枚、その方との思い出にひたり、心にわきあがったつぶやきをコメントにしていきますので、
年賀状に埋もれながら年を越し、新しい年を迎えてなお思い出にふけっていること多く、
毎年、年の始めから後ろ向きだったりします。

手書きの場合(不器用な方なので私の場合になるのでしょうか)、
心の中で唱えながら書いていきます。
…ありがとうございました。…心よりお祈り申し上げます。
繰り返し、唱えます。
今、右手のペンだこが久しぶりに赤みをおびています。
公演を観にきて下さったお客様のお顔を直接見て、お礼の言葉を申し上げる機会には恵まれませんが、
お客様直筆のアンケート用紙を見つめながら感謝状をしたためていきます。
紙に体を向け、左手を添え、右手に力を込めて書いていく。片手間にはできない。
枚数を重ねる手の痛みに反して、心は穏やかです。 これ、言霊でしょうか?

コメント
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