推測学が考えた洗車理論を実行した。
前回の洗車から、3ヶ月たった。
これが光触媒効果です。少し強めの放水でこうなります。
すごいでしょ。
でもこのワックスは多分、「光触媒」が特許に触れたのだろうか、販売をやめてしまった。
このワックスの特徴は親水性タイプで、水玉にならずにダラーと流れ落ちてしまう所だ。
水垢は紫外線で破壊され、ジェット水流で流れ落ちてしまうのだ。
さて本題に入る。新車時の塗装を維持するのに一番いいのは、洗わないこと、磨かない
ことだ。と、レストアの名人が言っていた。
水を流しながらタオルやスポンジで洗うのが最悪なのだ。つまり汚れで「一度こすってから
洗い流す」を繰り返しているのだ。更に最悪なのは、大き目の砂粒が引っかかったままで、
ずっとこすり続けてしまうことだ。
で、私はこうしている。
この腰の柔らかいブラシを使う。習字の筆のように、顔を撫でると気持ちいいほどやわら
かい。そのため、いっさい押し付けることなく、なでるだけで曲面にそって洗うことが出来る。
穂先だけ潰して柔らかくしているものは不可だ。強く押し付けないと、あんなにでかいのに
3センチぐらいしか接地していないのだ。
私は更にシャンプーをバケツに作っておいて、それをタップリ含ませてなでるようにして洗っている。
まず、ジェット水流で大きい砂粒を吹飛ばしておく。
散水ノズルで洗う面をタップリぬらし、屋根の4/1を洗ったらノズルでブラシを洗う。シャンプーを含ませる。つぎの4/1へと、繰り返す。屋根が洗い終わったら、いったん洗い流す。
このようにして洗い終わったら、もう一度バケツにシャンプーの薄め液を作り、今度はスポンジにタップリ含ませて、なでるように洗う。洗いむらを極力なくすためだ。
薄め液を捨てる時は必ず沈殿している砂粒を点検しよう。これだけ慎重にしても底には砂粒が、何粒かは残っているのだ。これを見たら、もうスポンジやタオルで洗うことは出来なくなるはずだ。
べからず集。
シャンプーで上記のように、2度洗いしてからでないと拭き取るな。
たいていは、足の裏ぐらいの洗い残しが有るものだ。乾くと良く分かるが、バルブシートを擦りあわせるのにちょうど良いくらいのパウダーが付いている筈だ。
更に、粘土で撫でて、鉄粉を取ってからでないとワックスを掛けるな。鉄粉は目には見えないが、かなりの量がある。タバコを包んでいるフィラメントを指に巻いて塗装面を撫でてみよう。
その量の多さに驚くはずだ。
目には見えないといったが、間違いで、きれいに取れた後の艶を、人間の目は感じ取ってしまうのだ。つづく。