低脂肪乳をしばらく前から飲んでいる。理由は、「寝る前に飲むと
尿酸値が下がる」とテレビで言っていたからだ。
メーカーによって、味にかなりの開きがあるので、自分で買うことに
している。
そこで気付いたことがある。定番価格時の値段相応の味がしているこ
とだ。つまり乳脂肪と無脂乳固型量の総量で味も値段も決まるようだ。
低脂肪乳を飲むもう一つの理由は、カルシュウムの摂取にある。
「乳脂肪の隣にあるカルシュウムが一番吸収されやすい」という説が
ある。乳業関係者の会合で聞いたことなので、正しいと信じている。
小骨などは、消化吸収率があまり良くない、とも言っていた。
ところが、無脂肪乳なるものがあるではないか。無脂乳固形量が同じ
なのでカルシュウムも同じ量だ。
これでは乳飲料でカルシュウムを取る意味がない。
もっとすごいのが有った。なんと、乳脂肪が半分で無脂乳固形量も半
分という、恐ろしいものだ。
かなりの低価格で堂々と売っていた。
なぜ、これに疑問を持たないのだろうか。だって、普通の牛乳を買
ってきて、同量の水で割れば、同じものが出来てしまうんだもの。
インド哲学にあるんだそうだ。牛乳を水で割る行為は、乳牛が水を飲
むのと同じだ、と。 これは絶対にウソだ。そんなのある訳ない。
すみません。最後の1行が誤解を生みそうなので、もう少し詳しく述
べます。
何10年も前の話です。青島幸雄さんがまだ若くて元気だったころで
す。牛乳屋で東大生という役柄でした。
インド哲学を専攻している彼が、牛乳に水を入れて、量増しをしてい
るところをとがめられて、冒頭のまちゃくちゃな哲学?をぶちあげた。
ということなんです。