久しぶりにCBを乗り出した。バッテリーの定期的な充電が終わった
のと、マフラー内部のこれも定期的な乾燥のためです。
ところが4000回転からゆっくりと加速すると一瞬、息継ぎをしてか
ら加速します。完全にバランスが狂っています。
次にマフラーの焼け具合のチェックです。左側が熱くなりません。
自販機の缶コーヒーよりちょっと熱いぐらいです。
これではマフラー内部は乾きません。
で、14年10月投稿のシックネスゲージを使ったバランス取りを行い
ました。
かなり良くなりましたが、完璧とまではいきません。かすかに息継
ぎします。
こうなってしまった原因はわかりませんが。?
まずは点火時期のチェックです。タイミングライトでチェックです。
早めですが左右は同時です。前回も早めにしておいたのでポイント
のかかとは、ほとんど減っていないことになります。カムへの給油
もしっかりできています。やっぱり原因は分かりません。
今回の点火時期はピッタリにしました。
左側のシリンダーの仕事量が少ないんだろうと言うことにしました。
かくなる上は全閉時付近のバランスはあきらめよう。
結論 タコメーターを使って仕事量優先のバランス取りをしてみよ
う。
ワイヤーのふたまた部分にガタがあるのでは。
またはワイヤーのカバー内の隙間がおおきくなってワイヤーがS字
に歪んだか?いや、この推測はありえませんね、例えそうだとして
もキャブのバネごときで、歪みが変形するほどワイヤーは柔くない
ですから。
上の写真のところで、ほんの少しアイドリングをあげます。
右プラグキャップを引っこ抜いてみたらストールしました。
次にプラグが乾いてから左キャップを引っこ抜いてみたら
ストールしません。ドッコドッコ回り続けます。
推測は当たりです。??。と言うことにしました。
これから行うことは推測によるものです。油断しないでください。
その内容は、3万キロ走ったエンジンが左右均等にすり減ってい
るはずがあるわけない。です。
バルブの密着度、ピストン、リング、シリンダー、全部が均等な
わけがない。キャブだって同じことです。
それなのに、ワイヤーの長さを100分の5以下の誤差にしたところ
で何の意味があろうか?。20分の1mmですよ。精密機械の分野
ですよね。
右の気筒のぼやきが聞こえます、「俺ばっかり働かせやがって」。
と言うことで、仕事量を均等にすればいいんですよ。と言うこと
にしました。
上の写真の細長いナットを右に締めこんで、ほんの少しアイドリ
ング回転を上げます。
左のプラグキャップを引っこ抜きます。
やっぱり低回転でアイドリングを続けています。800回転?。
残念、タコメーターがガタガタなんです。確信できません。
私の音楽の才能?だよりです。
ドッコドッコ、なるほど、ふむふむ。
キャップを戻してプラグが乾いたと思えるころ、右のプラグキャ
ップを引っこ抜きます。2秒でストール。
この手前のネジを、下から見て右に回していきます。
エンジンを回して右のプラグキャップを引っこ抜いて、ストール
しない位置まで回していきます。
ここで、先ほどの音楽の才能を発揮します。「ビート」ですよ。
右と同じ「ビート」になるまで微調整して決まりです。
両方のキャップをはめ込むとアイドリングはかなり高めになって
いますので、スロットルストップスクリューを左右均等に戻して
作業は完了です。
失礼、ハンドル部のナットを緩めるのが先でした。
本当にいいんでしょうか?。試乗です。
絶好調です。5速で60kmからゆっくりスロットルを開けていき
ます。息つきは一切ありません。
70㎞でガバッと開けてみます。旧トライアンフのボンネビルの
ように、「バアーッ」と加速するではありませんか。
すみません。ちょっと大げさです。が、すごく気持ちがいいです。
左右のマフラーが同じ熱さになりました。
でもね、あまり長く走った後では熱さの差が、狂いのせいかどう
か分らなくなってしまうと思うんです。
10分ぐらいで、1回触ってみたらどうでしょうか。
絶好調のエンジンではやらないでくださいね。
一呼吸おいて加速するようなら、是非お試しください。
10月5日追記
片ばい法式はエンジンが完全に温まった状態ではやらない方が良
いです。4000回転でもストールしてしまいます。
冷えたエンジンでアイドリングが安定したころ合いが良いようで
す。 失礼しました。やっぱり良い子は真似をしないでください。