CB250エクスポート

CBのファーストデリバリー車の詳細を紹介します。

CB250エクスポートのリヤサスを分解する。(オーバーホールではありません)

2017-04-30 20:02:57 | 修理


オーバーホールは難しいと思います。理由は、ド・カルボン方式(意味
は分かりません)と言って、窒素ガスが封入されているからです。
では分解してみます。道具はキャブのジェット用のマイナスドライバー
だけでOKです。
出来れば誰かに手伝ってもらうと簡単です。サスペンションの上部を良
く見ると、メッキされているストッパーが2分割になっています。
スプリングはそれほど圧縮されていませんので、素手で安全に分解でき
ます。

上の写真をイメージして作業します。
片手でカバーを持って、もう片手には細い⊖ドライバーを持ちます。
必死にエイヤッと押し下げて1秒ガマンします。その間に写真のように
ドライバーを差し込んでしまいましょう。
(塗装が綺麗な場合は絶対に一人ではやらないでください)

一人の場合は二段階に分けて外します。なんたって1秒しか持ちません
から。
もう一度エイヤッと押し下げて、1秒の間に片方を外します。
ここまでくると、もう一方は簡単にはずせます。
これですから、二
人だと両手で長い間、押し下げ続けられるので、その
間にもう一人が、チョチョイと外せるのです。

あれっシャフトが無い?。下部のメッキ部分に隠れています。
ゆっくりとストロークさせてみましょう。手を離すとゆっくり戻りま
す。多分これは使えると思います。

このショックはスプリングのイニシャル?と言うんでしょうか、が、
最弱になっています。
ビートのサスを中国で作らせて、ひと儲けを計画したショップのオヤジ
さんが言っていました。
乗り心地を良くするために、スプリングを柔らかめにしたら、かえって
硬くなってしまったと。
「たぶん、縮み初めの初速が早すぎて、オイルでロックされてしまった
んじゃねーかなー?」ってね。
だから体重が装備で80㎏の人は、イニシャルを最強にしてもいいんじ
ゃないでしょうか。

で、更に分解するんでしたら、一番下のU字型の真下に10㎜のボルト
がありますから、それを外してみたらどうでしょうか。
これをオーバーホールするには、どんだけ高度な設備が必要か分かると
思います。

実は組み立てる方が難しいんです。
写真をよーく見てから、作業を始めましょう。でも2人でなら、いと
も簡単なんですよ。

結論 350のポンコツサスを狙え。
当時、最初のオーナーは大切に載っていたのですが、結婚や転勤やい
ろんな事情で手放さざるを得ない人たちがいっぱいいました。なんせ
高度成長期でしたから。
そして2番目のオーナーは、なんと高校生なんですよ。高度成長期で
しょ、何の知識もない高校生に渡り、あっという間にポンコツになっ
てしまうんです。この比率は350の方が高かったようです。
この高性能の4サイクルエンジンを、粗悪なオイルでしかもメンテナ
ンスゼロですから。
私のファーストデリバリーのCB350も、2年を待たずにポンコツにな
ったと、バイク屋の主人が言っていましたから。

何を言いたいかと言うと、短期間でポンコツになったと言うことは、
ポンコツになったのは、エンジンだけなんですよ。
写真のサス(1968型)も、まだガスが入っていますから。オイルダンパ
ーが効いているのを感じながら縮めていって、そっと手を離すとゆっく
りと戻りましたから。

ですから、オーバーホールよりは、ポンコツを探してカバーだけ入れ替
える、が、正解だと思うんです。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-05-01 07:05:02
おはようございます。
大浜です。
丁寧な説明ありがとうございます。
リプロ品に純正カバー付け替えしょうと思ったのですが、サイズ合わず断念しました。
とりあえずリプロ品で乗り、純正リアサスを探したいと思います。
リアサスペンション情報あれば、教えてもらえないでしょうか?
厚かましいお願いですみません。
また、アドバイスよろしくお願い致します。
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