こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

それって・・・

2014-04-07 05:30:00 | いろいろ
土曜日のこと、午前中にこげを連れて田辺の獣医さんへ外耳炎の治療に行ってきて、無事に帰宅して休息をとって散歩に出る時間になりました。

季節も快適になって冬のように午後二時ごろからの散歩も 最近はしだいに遅くなってこの日は三時に家を出たのです。

いつものコースを歩いていて 最近は人も行かない田んぼに水を引くための水路が見えるところまで来たときにそこに見たことのない二人の男の人が 何やら手ぐわを使って掘ってはビニール袋に

入れています。この季節 山菜か何か山野草か?とも思ったのですが そこに行くのもなんだし・・・とまぁ「最近は見慣れない人が近所に現れるのはちょっとこわいよなぁ」と思いつつ、自宅が

見えるところまで来ました。その時 うちの倉庫の横に人影。お隣の親戚の人かなと歩いていくと、違います。「ぬぬ、こやつらは川向こうの≪わけわからん人々≫の一派やん。どこ行くねん。

そこを歩いて行っても休耕田とそのうえは山。しかし私が歩いて行くと引き戻ってくるあやつら二人と犬と鉢合わせじゃん。出てくるまで待つか・・・」とその先に行ってもなにもないからすぐに

戻ってきそうなのに、待っても来ません。しびれを切らして歩き出した時に私は見てしまったのです。休耕田の横には石が積まれてその上には一軒の無人家があるのです。私が子供のころには人が

住んでいましたが、二人とも亡くなり親戚の人がそこより手前に立派な家を建て、退職してだいぶたって住んでいました。そのおじさんはその無人家でお風呂だけ使っていたようで 煙突から

煙が上がっていたんですが数年前にひっそりと新しい家で亡くなっていました。新しい家には身内の人が週一くらいにやってきている状態ですが、無人家に向かう道は人や獣が行かないように柵を

つけています。近所の私たちや 山にイノシシやシカの捕獲檻を置く猟師の人も休耕田しか歩かないのに このわけわからん人々の一人、女性が積まれた石垣を上って無人家の前に立っています。

柵にかかった網をくぐろうとしているので見かねた私は大声で「勝手に入ったらあかんのと違うの?」と叫んだのです。この人たちがこの無人家に関係のある人ではないのはわかっているので、

そうしたわけだし、この二人かどうかわからない一派の二人が一月か二月にも別の朽ち果てた無人家に無断で入り込んで 中にあった(のだと思う)竹で編んだザルとバケツを手に出てきた場面を見た

のです。「それって勝手に壊れたとはいえども他人の家で 中にあるもの勝手に持ってきたらあかんやろ」と思ったけど、あまりにそんな盗んでいるようなものを見たのが初めてだったので、ただ

ただじっとにらんでしまうことしかできませんでした。だけども その時の女性も私がじっと見てることを知りながらも手にしたザルとバケツを男性に渡してスタスタと犬を連れて帰っていったので

す。なんという白昼大胆な行動に、「やっぱこの人らはどっか、おかしい」と家に帰って話したのです。この人々は どこか都会で住むことができないというか脱都会生活みたいな集団で、過疎の

村に移り住み、無農薬農業など本で見たような農業をしては途中で放り出しているようで、でも国や県や町ではそんな人たちに休耕田や家を貸すよう施策を推し進め、助成金なんかも出しているよう

です。テレビでよく紹介されている「過疎の村に移り住んで田畑を耕して町から○○円貰える得する話」みたいなそりゃ全部が全部助成金だけもらって適当に畑のようなものを作っては獣害ででき

ないとかいって またよその土地に移っていく人ばかりでないとは思うけど、どうやらそのようなネットワークがあって全国各地に増殖している気配だ。私の住むところでも もうその姉妹夫婦や

その仲間が一軒一軒と住まなくなっている家を安く借りて、農業をするわけでもなくなんで収入があるのかわからない・・何をしているのかわからない・・という変な若者が10人近くになって

きた。うちのたんぼもその親に貸したらとんでもないことになってきたので私が爆発して言ったら、今年はもうたんぼを返します・・となった。その娘たちが家を借りた、でもそこには借りた人では

ない人が入れ代わり立ち代わり、誰が住人かわからない。都会なら知らない人がいてもあたりまえだけど 田舎はみんなどこの誰で~というのはわかっているから信用も安心もあるもので、こんな

ふうに黙って家に入っていく行為はとても恐ろしいと私は思う。

私が叫んだので女性が「はい」と返事をした。そうしてなにか家のほうに向かって言ったようで庭から男と犬が出てきた。私はそれでその人がそこから離れると思ったので歩き出したらいきなり

「おばちゃ~ん、おばちゃ~ん」と二度叫び返してきた。「へッ!おばちゃん?私はてめーに≪おばちゃん≫と呼ばれる筋合いはない」と思った。立っていると「この家 誰の家か知りませんか?」

げげ!なんてこと聞くの?おめーらにそんな個人情報言えるもんか。というか ≪わけわからん人々≫は犬の散歩のふりして 空き家や無人家を物色し、ときには中のものを持ち出し、持ち主に安く

借りられるように交渉し、仲間を呼び寄せる・・近い将来 私の住むところもこんな人ばっかりが住人となって地名なんかも○○ユートピアとかに変わるかもしれない。まるで 某宗教団体のような

そんな策略みたいに思われてきた。田舎のお年寄りは若い人に話しかけられたら 誰の持ち物で今は住んでいないとか そんなこと簡単にしゃべってしまうところがある。それは今までそれを聞いて

悪用する人がいなかったからで、でも現代は違う。都会で他人と同じことをするのが嫌とか、土に触れた暮らしがしたいとかそんなことを言う若い人がお金のかからない生活を夢見て、やってくる。

土地の人間とは極力関わらないで 自分の仲間だけで盛り上がっているように見える。家に帰ってあったことをおばあちゃんに話していたら、その男のほうがミニバイクに乗って我が家が見える川向こ

うにやってきて、バイクを止めこちらを偵察しているように見ているじゃないかぁ!この時は私もおばあちゃんもなにか報復されるんじゃないかと少しビビった。でも、私がしたことがいけないこと

とも思えない。なにかしてきたら 警察にでも来てもらうほうが白黒つけるにはいいのかな・・・。それにしても 私に疑われるような行為をするのって≪李下に冠を正さず≫ってことでしょ?

見ず知らずの人がわけもなく(むこうにすれば犬の散歩の途中で歩いているかもしれないけど)家の周りにやってこられると、留守中に忍び込まれているかもしれないし、ふだん置いているクワや

ほうきだって無くなってしまうかもしれない。よその家の庭先に入るなんて 都会ではすぐにパトカー呼ばれると思う。一派は借りた家の古道具などを譲り受けたのか、勝手に自分のものにしたのか

わからないものを庭先に出している。それは何カ月も雨ざらしにしている。いまじゃ使われない肥びしゃくを家の前に置き、お墓に持っていく水桶を庭に横倒しに置いて、私が盗っていくのを見た

竹ザルも庭の畑の隅に置きっぱなし・・・もしかして魔除けかなにか?それとも田舎暮らしの雑誌に見られる農作業道具などをオブジェとして飾っておく・・みたいな??やはり、あの親の娘だから

(親は耕運機をあぜに放置してつる草が巻きついていた)似るのか?長靴にいたっては入口にある二本の杭の先に逆さにさして、乾かしているのかなぁと思っていたらずぅ~っと干したまま。

そういうものを購入するのも助成金みたいなので買ってるのかもしれない、自分の懐から出たお金じゃないからこんなことするのかな、と思われたってしかたない。家を留守にしているときにやって

来て、こげにいたずらされないか心配だ。入り込もうとしていた無人家の上には我が家のお墓と我が家で祀っている祠がある。お墓にも祠にもシカが入らないように柵をしているけど、それは人の手で

開け閉めできるから、一派がそこにも入ってくるのも近い将来ありえる。田舎の人のみならず都会でも境界というのは財産としてはっきりしているのであるんだけども、この人たちにはそこが理解でき

ないみたい。

コメント (2)
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