三日まえのことです。台風通過後、車庫の棟のブリキ板の一枚が飛んでしまい板金屋さんに
連絡したら 一枚だけでも修理してくれるというのでほっとしたのですが、10日朝から
降り出した雨がお昼前になって 集中豪雨かと思うくらいの勢いです。
翌日はJAのOさんが来宅予定なので母屋の応接間を掃除して 台所や脱衣所なんかも掃除して
離れも掃除しようと 離れに戻ったんですが、部屋に入ると「ととととと・・・」と聞きなれない
音が 割と大きめに聞こえます。この雨だから 玄関に面した庭に置いた台とか メダカの水槽とかに
雨が当たっているのかと、窓辺に立ち外を見ようとすると その近辺から「ととととと・・・」とより
一層聞こえてきます。「なに?どこで?」と離れにある部屋を走り回ってみるけど 音はそこしかして
いません。「もしかっして、雨漏り?」とガ~ンとショックを受けつつ窓辺の天井を見ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4c/5e6bb13f32092199f38075c6b645d30e.jpg)
途切れなく雨が落ちてきてます。そして 落ちている下には おとうさんのハンガー付き衣装ケース。通販でよく見る
不織布で覆われたやつ。何年か前に不織布が カパカパに乾燥して触れると気持ちよく砂のように
砕け、まるでアスベストのようにその粉塵が舞い上がり これは体に良くないと思って自分なりに
苦手な裁縫力を駆使し、不織布部分を取り換えたのだが、その衣装ケースの天井部に雨粒が落ちていきます
「ひゃ~」となりながら 衣装ケースの前部分をあけると 落ちた雨粒が中に入っているスーツやら
ズボンやらの (これはあとから不幸中の幸いと思った) クリーニングから戻ってきたら外すほうがいい
ビニール袋に流れていき その下に置いていた ワイシャツを入れていた段ボールにも落ちて段ボールが
濃い色に変色して、持つとぐにゃりと・・。幸い まだその下まで落ちてはいない。
ハンガーに掛かっている おとうさんのまだ濡れていない衣装を 取り出し床に投げ捨て
「なんで着もしない服がこんなにあるんだよ!」と言いながら そうしている間にも 今度は私の頭の上に
雨が落ちてきます。「あ、この一番濡れているのは次男君の喪服。」ビニールが掛かっているにもかかわらず
わずかにハンガーが出る部分が裂けていたため 肩あたりが触ってわかるくらい濡れています。
一番の被害がこれとおとうさんの冬のジャンバー。ジャンバーは家で洗濯機で洗うくらいだからどうでもいいけど
喪服はクリーニングに出すしかないし・・・。濡れたものを横に置き ハンガーに掛かっているズボン類を取り出し
秋冬用のズボンも被害は無いけど、ちょっと この綿パン 履いてないやん。帰ってきたら「要らないものを処分して」
と言おう。衣類を取り出したら 下部分には段ボール・・・濡れる前に出して中をみると 空の段ボールやパソコンが
入っていた箱やプリンターの空箱がソ連のマトリョーシカのように入れ子になって入っていて、
まぁ私が何かのためにとっておいたのもあるけど、おとうさんは昔から
テレビとかの箱を残しておく習性があって、引っ越しとかの時に入っていたものがまた同じように箱に入ってきれいに
収納出来たら必ず言うのだ「箱をとっておいてよかったやろ」と。しかし、こんなときにはその箱が無用の長物ってなるのだ。
そして その一番最初に被害にあう、その後始末を負わされるのが私のような気がする。この非常時に乗じて私は
私が残していた箱とおとうさんがへんに自慢する箱類のいくつかを処分してやった。外の雨は 小降りになったのか
雨漏りの音がしなくなり、天井からも落ちてきていない。その間に 衣装ケースをどかしてバケツを置かなければならない。
その前には私の鏡台や非常持ち出しリュック、大事な小栗のポスターも避難させないといけません。
足元には取り出した衣類、箱や段ボール・・クリーニングの袋に入った衣装類を袋から出し、その袋を分別し 捨てるもの
残すものを仕分けし、鏡台を押して移動させなんとか骨組みだけになったハンガー付き衣装ケースを前方に引き寄せようとして
「あ~」衣装ケースは縁側に置かれていて 雨漏りはその縁側の天井。縁側と部屋の間には障子があるため、天井側の敷居に
衣装ケースの上部が邪魔されて出てきません。これを出すには 衣装ケースを倒してでないと・・・
そうか、前に不織布を取り換えたときは部屋まで出すことなかったし ここに置いた最初は ここで組み立てたから敷居が
邪魔することなくできたんでしょう。前に出すために手前に広い場所を作らねばならず 鏡台を廊下に運びその下に箱を
入れなんとかスペースを作って うんしょうんしょとハンガー付き衣装ケースを倒しにかかった。まっすぐ引き出すのと違い
半分倒すと 私の力にも限界がきてそのままズドンと倒してしまった。それでもだしてまた直立させねば。おばあちゃんを
呼んでも あの人は口は出しても力の足しにはなりません。私と言い争いになるのが目に見えてるのでね。それに
さっき何かを取りに行った時に「雨漏りしてきた」と言ったのに、そのあと母屋に言ったらのんきにどこかに電話してるんだから
当てにはできん。
倒した衣装ケースを立てたあたりから また雨の音がし始めたと思うと 衣装ケースがあったあたりに今度は畳の上に落ちる
雨の「ポタっ、ポタっ」とさっきの「ととととと・・・」というのは何かに急かされる感があったけど 天井から
床までの距離があるため 微妙な音の「間(ま)」と 畳に浸み込んでいく・・という切迫感。なにか受けないと。
バケツ・・・家の中にバケツあったか?とりあえずなんでもいいわ ゴミ箱二つを置いて ポタっポタっがプラスチックの
円筒の中に落ちていく音を聞いていたら、遅れてポタっ。「え?どこ?」部屋のほうか?と散らかっている部屋に戻って
天井を見てもそこには何もなく、縁側に出ると今度は 障子の敷居の上がシミになって 雨粒がぶら下がり始めている。
母屋に洗面器を取りに行き そうしていたら今度は窓側の天井からもシミが・・・台所から洗い桶を持ち出しバケツを
置いて 「あ、なにか敷いておかないと」と物があふれた床を踏み踏みあっちこっちして。これはもうどうでもいいわ
こんな家 私は知らんわ・・築65年くらいだもん でも この間の台風のときは雨漏りなんかしてないのに、なんで
台風が去ったあとの雨だよ~。なんとか畳の上にゴミ袋を敷いたら雨も止み始めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/ff/7557c1cc5ad32fc8b768e7d8a04c73f3.jpg)
午後には朝の雨がウソだったような状態で おばあちゃんが大工さんに電話をしてくれ すぐに見に来てくれた。
屋根に上がって見てみるよと上がって行くと「瓦が割れてる」と言います。瓦を新しくしたら たぶん漏れは止まると思うというので
母屋の軒下に昔から何で置いているのだろうと思っていた 大量の瓦を思い出し「瓦があるから持ってくる」と取りに行くと
「なんで・・・」瓦が5種類もある。大きさが違うもの 同じ大きさでも工場が違うのか 表面のガラが違う。それぞれ一枚を
重ねて持っていく。大工さんは 五種類も取り揃えて持ってきたのに驚きその中の一枚を手にして また屋根に上がって行きました。
「屋根もやけど雨樋に葉っぱがいっぱい詰まっている」と言われた。台風20号のあと裏の雨樋を掃除したけど、屋根瓦にも
落ち葉があったのはわかっていたけど、おとうさんは屋根に上がらないし 「次の雨でまた詰まるよ」その時また掃除しようと
思っていたら、21号がきて 家の中からも見ていてわかるくらい雨樋に落ち葉が詰まっていた。
私は大工さんに言われて 瓦に葉っぱが積み重なってしまうと そこから雨が溜まって雨漏りになるという事を初めて知った。
大工さんは屋根を歩き回り、ほうきを借りて屋根の葉っぱを掃き、瓦のすき間に生えていた萱草を引いてくれた。
屋根瓦なんてものではなく 雨でも葉っぱでも つ~と流れていく屋根で 雨樋も今の倍くらいの太さだといいのにと思う。
大工さんは 山側の屋根も見て合計4枚の瓦を入れ替えてくれました。しばらくは 雨漏り対策に用意したバケツなどは
そのままにして様子を見て大丈夫ならそれらを撤収しましょう。何かが飛んできて瓦にあたって割れたと思うと大工さんが
言っていたけど、台風21号以後物が飛んでくるような大風は吹いていたかな?と思うけど実際割れてしまっているからなぁ
昔の建築様式だから 瓦の棟は漆喰で固定してるようで 経年劣化というやつで漆喰が知らない間に庭に落ちているときが
あります。家屋よりも石で積まれた塀の漆喰部分が多く落下している。石積みの塀は田んぼに面しているから 地震で崩れても
人的被害はないけど ありとあらゆる箇所が悲鳴をあげだしてきてるけど こちとら大掛かりに修繕する気力も金力も
ございません!
連絡したら 一枚だけでも修理してくれるというのでほっとしたのですが、10日朝から
降り出した雨がお昼前になって 集中豪雨かと思うくらいの勢いです。
翌日はJAのOさんが来宅予定なので母屋の応接間を掃除して 台所や脱衣所なんかも掃除して
離れも掃除しようと 離れに戻ったんですが、部屋に入ると「ととととと・・・」と聞きなれない
音が 割と大きめに聞こえます。この雨だから 玄関に面した庭に置いた台とか メダカの水槽とかに
雨が当たっているのかと、窓辺に立ち外を見ようとすると その近辺から「ととととと・・・」とより
一層聞こえてきます。「なに?どこで?」と離れにある部屋を走り回ってみるけど 音はそこしかして
いません。「もしかっして、雨漏り?」とガ~ンとショックを受けつつ窓辺の天井を見ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4c/5e6bb13f32092199f38075c6b645d30e.jpg)
途切れなく雨が落ちてきてます。そして 落ちている下には おとうさんのハンガー付き衣装ケース。通販でよく見る
不織布で覆われたやつ。何年か前に不織布が カパカパに乾燥して触れると気持ちよく砂のように
砕け、まるでアスベストのようにその粉塵が舞い上がり これは体に良くないと思って自分なりに
苦手な裁縫力を駆使し、不織布部分を取り換えたのだが、その衣装ケースの天井部に雨粒が落ちていきます
「ひゃ~」となりながら 衣装ケースの前部分をあけると 落ちた雨粒が中に入っているスーツやら
ズボンやらの (これはあとから不幸中の幸いと思った) クリーニングから戻ってきたら外すほうがいい
ビニール袋に流れていき その下に置いていた ワイシャツを入れていた段ボールにも落ちて段ボールが
濃い色に変色して、持つとぐにゃりと・・。幸い まだその下まで落ちてはいない。
ハンガーに掛かっている おとうさんのまだ濡れていない衣装を 取り出し床に投げ捨て
「なんで着もしない服がこんなにあるんだよ!」と言いながら そうしている間にも 今度は私の頭の上に
雨が落ちてきます。「あ、この一番濡れているのは次男君の喪服。」ビニールが掛かっているにもかかわらず
わずかにハンガーが出る部分が裂けていたため 肩あたりが触ってわかるくらい濡れています。
一番の被害がこれとおとうさんの冬のジャンバー。ジャンバーは家で洗濯機で洗うくらいだからどうでもいいけど
喪服はクリーニングに出すしかないし・・・。濡れたものを横に置き ハンガーに掛かっているズボン類を取り出し
秋冬用のズボンも被害は無いけど、ちょっと この綿パン 履いてないやん。帰ってきたら「要らないものを処分して」
と言おう。衣類を取り出したら 下部分には段ボール・・・濡れる前に出して中をみると 空の段ボールやパソコンが
入っていた箱やプリンターの空箱がソ連のマトリョーシカのように入れ子になって入っていて、
まぁ私が何かのためにとっておいたのもあるけど、おとうさんは昔から
テレビとかの箱を残しておく習性があって、引っ越しとかの時に入っていたものがまた同じように箱に入ってきれいに
収納出来たら必ず言うのだ「箱をとっておいてよかったやろ」と。しかし、こんなときにはその箱が無用の長物ってなるのだ。
そして その一番最初に被害にあう、その後始末を負わされるのが私のような気がする。この非常時に乗じて私は
私が残していた箱とおとうさんがへんに自慢する箱類のいくつかを処分してやった。外の雨は 小降りになったのか
雨漏りの音がしなくなり、天井からも落ちてきていない。その間に 衣装ケースをどかしてバケツを置かなければならない。
その前には私の鏡台や非常持ち出しリュック、大事な小栗のポスターも避難させないといけません。
足元には取り出した衣類、箱や段ボール・・クリーニングの袋に入った衣装類を袋から出し、その袋を分別し 捨てるもの
残すものを仕分けし、鏡台を押して移動させなんとか骨組みだけになったハンガー付き衣装ケースを前方に引き寄せようとして
「あ~」衣装ケースは縁側に置かれていて 雨漏りはその縁側の天井。縁側と部屋の間には障子があるため、天井側の敷居に
衣装ケースの上部が邪魔されて出てきません。これを出すには 衣装ケースを倒してでないと・・・
そうか、前に不織布を取り換えたときは部屋まで出すことなかったし ここに置いた最初は ここで組み立てたから敷居が
邪魔することなくできたんでしょう。前に出すために手前に広い場所を作らねばならず 鏡台を廊下に運びその下に箱を
入れなんとかスペースを作って うんしょうんしょとハンガー付き衣装ケースを倒しにかかった。まっすぐ引き出すのと違い
半分倒すと 私の力にも限界がきてそのままズドンと倒してしまった。それでもだしてまた直立させねば。おばあちゃんを
呼んでも あの人は口は出しても力の足しにはなりません。私と言い争いになるのが目に見えてるのでね。それに
さっき何かを取りに行った時に「雨漏りしてきた」と言ったのに、そのあと母屋に言ったらのんきにどこかに電話してるんだから
当てにはできん。
倒した衣装ケースを立てたあたりから また雨の音がし始めたと思うと 衣装ケースがあったあたりに今度は畳の上に落ちる
雨の「ポタっ、ポタっ」とさっきの「ととととと・・・」というのは何かに急かされる感があったけど 天井から
床までの距離があるため 微妙な音の「間(ま)」と 畳に浸み込んでいく・・という切迫感。なにか受けないと。
バケツ・・・家の中にバケツあったか?とりあえずなんでもいいわ ゴミ箱二つを置いて ポタっポタっがプラスチックの
円筒の中に落ちていく音を聞いていたら、遅れてポタっ。「え?どこ?」部屋のほうか?と散らかっている部屋に戻って
天井を見てもそこには何もなく、縁側に出ると今度は 障子の敷居の上がシミになって 雨粒がぶら下がり始めている。
母屋に洗面器を取りに行き そうしていたら今度は窓側の天井からもシミが・・・台所から洗い桶を持ち出しバケツを
置いて 「あ、なにか敷いておかないと」と物があふれた床を踏み踏みあっちこっちして。これはもうどうでもいいわ
こんな家 私は知らんわ・・築65年くらいだもん でも この間の台風のときは雨漏りなんかしてないのに、なんで
台風が去ったあとの雨だよ~。なんとか畳の上にゴミ袋を敷いたら雨も止み始めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/ff/7557c1cc5ad32fc8b768e7d8a04c73f3.jpg)
午後には朝の雨がウソだったような状態で おばあちゃんが大工さんに電話をしてくれ すぐに見に来てくれた。
屋根に上がって見てみるよと上がって行くと「瓦が割れてる」と言います。瓦を新しくしたら たぶん漏れは止まると思うというので
母屋の軒下に昔から何で置いているのだろうと思っていた 大量の瓦を思い出し「瓦があるから持ってくる」と取りに行くと
「なんで・・・」瓦が5種類もある。大きさが違うもの 同じ大きさでも工場が違うのか 表面のガラが違う。それぞれ一枚を
重ねて持っていく。大工さんは 五種類も取り揃えて持ってきたのに驚きその中の一枚を手にして また屋根に上がって行きました。
「屋根もやけど雨樋に葉っぱがいっぱい詰まっている」と言われた。台風20号のあと裏の雨樋を掃除したけど、屋根瓦にも
落ち葉があったのはわかっていたけど、おとうさんは屋根に上がらないし 「次の雨でまた詰まるよ」その時また掃除しようと
思っていたら、21号がきて 家の中からも見ていてわかるくらい雨樋に落ち葉が詰まっていた。
私は大工さんに言われて 瓦に葉っぱが積み重なってしまうと そこから雨が溜まって雨漏りになるという事を初めて知った。
大工さんは屋根を歩き回り、ほうきを借りて屋根の葉っぱを掃き、瓦のすき間に生えていた萱草を引いてくれた。
屋根瓦なんてものではなく 雨でも葉っぱでも つ~と流れていく屋根で 雨樋も今の倍くらいの太さだといいのにと思う。
大工さんは 山側の屋根も見て合計4枚の瓦を入れ替えてくれました。しばらくは 雨漏り対策に用意したバケツなどは
そのままにして様子を見て大丈夫ならそれらを撤収しましょう。何かが飛んできて瓦にあたって割れたと思うと大工さんが
言っていたけど、台風21号以後物が飛んでくるような大風は吹いていたかな?と思うけど実際割れてしまっているからなぁ
昔の建築様式だから 瓦の棟は漆喰で固定してるようで 経年劣化というやつで漆喰が知らない間に庭に落ちているときが
あります。家屋よりも石で積まれた塀の漆喰部分が多く落下している。石積みの塀は田んぼに面しているから 地震で崩れても
人的被害はないけど ありとあらゆる箇所が悲鳴をあげだしてきてるけど こちとら大掛かりに修繕する気力も金力も
ございません!