もう一週間になります。右手首を 負傷しました。
負傷しました・・・なんて 何か外的要因で負傷したように書いたけど なんのこと
はない自業自得ってもんです。その日の朝 床に座ってスマホをいじってたんです
そうしたら 敷いている座布団の端っこに あいつの姿・・・、Mサイズのムカデ。
「うわッ!」と飛びあがりその拍子に スマホをばッと投げ出したんです。なぜ、そん
な、乱暴なことをしたのか自分でもわからない、咄嗟に・・。すぐさま ハエ叩きを
手にして 見事一発で叩き殺したわけです。死骸をごみ箱に捨て スマホを拾い
また座布団に座って、スマホを手にしたとたん 右手首に痛みが・・・
その時に思ったのが「スマホを投げ出したときに 手首をひねったんだ」と。
そんな今までに何度か体験したことのある痛み。私は 子供の時から よく
手首、足首を痛める子供だった。遊びながら 高いところから飛び降りて足をくじく
(ねんざ)や 転んで手のつき方が悪く手首をひねる、なんてことは日常茶飯事。
と今思えば きちんと治りきらないうちに次を繰り返していたんだと。ただ、大けが
にならずにきていた。なので 小学低学年で 自分でシップ薬を ガーゼに塗り
その上にガーゼを当て腫れた患部を包み、包帯を巻くということをやっていた。
当時は今のような 簡単なシップ薬はなかったので にゅるっと袋から出した薬を
ガーゼの上でヘラで伸ばす・・・なんか子供心にも 処置している感 を覚えた。
患部の熱と体温で 翌朝にはシップが乾いて患部の腫れも引く そんなことを
小さい時から体験したのだ。だから自分で 今度も数日で痛みが取れると思って
いたのだ。たまたまその日は 以前通院していた整形外科クリニックに ばね指が
悪化してきたので 診察してもらおうと思っていたのでそれとなく先生に手首のこ
とも話そうと思ったのだ。そこでシップ薬なりをもらえたらいいけどな…。
ばね指は 五月に薬をもらってそれきり調子もよく過ごしていたので 薬も
飲まずにいたら ここ数日 曲げたら 覚悟を持って伸ばさないと 元に戻らない
んじゃないかというくらい、伸ばすときに痛みも付いてひどくなってきてしまった。
お医者嫌いの私も これはちょっと生活にも支障が出てくると 渋々行くことを
決めたのでした。クリニックの先生は 多分私より若いので 変な緊張感もなく
話もできるので苦にはならないのだけど、診察の時に
「痛みがひどくて。薬も調子がいい時は飲まずにいたけど やはりちゃんと飲まな
きゃなりませんよね」というと「そりゃみんなそうだよ。でも この季節ということもあ
る」そうか梅雨だしなと思いながら 「おまけに今朝は、手首をひねって・・」
「それとは関係ないですね」と一言で言われ「痛いのなら 指の手術・・」
「え!ちょっとこわい・・よね」「そやなぁ 怖いやろ。じゃ、ちゃんと薬を飲むか」と
こんな調子で手首には先生は興味を示さなかった。
私は 家にあるおばあちゃんが かかりつけ医でもらってくるシップ薬を分けても
らい、すぐ治る、すぐ治ると暗示をかけてはいたんだけど 手首は痛いまま。
何かの拍子に 普通にしていたら痛くないのに 蛇口の開け閉め、引き戸に手を
掛ける、お風呂の浴槽洗い、モノを絞る、指先のしずくを振って払う、洗濯物を振る、
台所で洗い物をするとスポンジをつかんできゅきゅっと洗えない・・etc
これらをすると激痛が走る。腫れも 熱もないのに・・・
これは なんだろう。叩き殺されたムカデの怨念か?
手首の動き 振ったり、反らしたりしたらビクビクビクっと痛い。そうして今夜もまた
あまり効かないようなシップを手首に巻いて 明日は少しは良くなっていてほしい
と思うのだ。