盆おどり

2007年08月26日 | Weblog


 やはり暑いですね。例年のことを考えると、あと半月は暑いあついと言って過ごすようだと思います。毎年おなじようなことを言いながら、一つひとつ年を取っていくわけだ。犬や猫は、暑いなんて言わなくたって年を取ってしまいますね。不思議だ。

 天網恢恢 疎而不失(てんもうかいかい そにしてうしなわず。)  疎而不漏 (そにしてもらさず )という言い方もありますね。老子という人の思想です。天の網は目が粗くて、見落としてしまいそうだが、決して悪い人は逃さない。という意味だそうです。悪人でなくったって、誰も漏らさず年をとるもんですね。天の神様も、一人くらい年を取らせるのを、間違って忘れてしまったって良いのにね。

 「私ゃ、どうして死ねないんだろうね。自殺を何度も試みてるんだが、生き返っちゃうんだよ。もう、おれのひーひーひーひーひー孫たちの世代なんだけど。おれ? 江戸時代のはじめの頃うまれたんだけど。」なんて人がいたらすごいでしょうね。なんて、バカげたことを考えています。暑いですからね。

 ごく普通の人は、やれ巨人が負けただの、アントニオ猪木はどうしているだろうかだの、マリリン・モンローが生きていたら、どんな婆さんになっているだろうかだの、自民主党なんて出来るはずがないだの、ビールがどうのこうの、枝豆をもっと食べたいだの、カレーの方が良かったかなだの、「飛行機と麻雀は上がらなきゃ意味ねーんだよ。」なんて言いながら、ワイワイガヤガヤとやりながら生きて年を取っていくんですね。

 そのような、ごく普通の人が昨夜はわが家の近くのグランドで盆踊り大会を開きました。普通の人たちの盆踊りですから、凡踊りですね。良家のお坊っちゃまの踊りは、坊ん踊りです。


   

 提灯がずっと登っていったところの櫓の下で、子供たちも踊っていましたね。ちらっと見えるでしょう。テントがいくつか立っていました。右手の方の頭の後の方まで禿げている人がいるテントが本部です。

 大太鼓、小太鼓のリズムに乗って、笛のねちっこい、コブシ(小節)のきいたメロディーがとてもいいですね。このメロディーは大好きです。出来るなら吹いてみたいですが、「教えてくれ。」なんて言ったくらいなら、引きずり込まれてしまって、もう、あり地獄のように出られなくなり、草むしりなどやっていられなくなりますから、そういうことは口が裂けても言いません。言っちゃいそうな気もしますが、そういうときにはガムテープを持ち歩くことにします。

 「どうしてガムテープ持ち歩いているの?」「笛を教えてくれと言っちゃいそうな気がするのでね。  あ、言っちゃった。」 なんて場面など決して無いように、、、。

 男子の本懐は草むしりにあるのか、それとも笛か。考えてみたらどっちでもなかった。


   

 こちらは、子供会のテント。お母さんたちが、昼間っからいろいろと準備をしていたようで、焼きそばやらなにやらを食べているお客さんたちがいました。小っちゃい子や、若いおかあさんたちがいると、なんとなく元気はつらつと花やいで、盆踊りも楽しそうです。こどもはカワイイですね。

 露天商はまったく出ていませんでした。たぶん商売にならないんでしょうね。それほど大きな規模の盆踊りではありませんから。

 ちょっと前までは、あちこちの村から、それらしいコスプレをした5人、10人の団体が押し寄せ、コンテスト形式で踊りを披露して、賞をもらっていくというのが多かったのですが、この頃はあまりまとまらないのか、飽きてきたのか、形を変えて多少はやっているようですが、その形ではだめなようです。時代も変わってきたんですね。

 孫が盆踊りに行っているから、なんていうことなんでしょうか。お年寄りの見物もけっこう多かったですね。車いすのお年寄りも何人もいましたね。家族に連れられてきているんですね。なかなか微笑ましい光景でした。


   

 その隣では野球をやっていました。この照明もあったので、隣の芝生で行われた盆踊りの会場も、とても明るかったですね。野球をやっている人たちも笛の音にあわせて投げたり取ったり。そんなはずないですね。「まじめにやれー、このやろー。」ってなことになりますからね。この二つの団体のアンバランスがまた面白かったです。




   

 いよいよ栗の季節です。もう落ち始めました。これから約一ヶ月半のバトルが始まりつつあります。烏骨鶏と同じに、栗も少なくしようと思っているのですが、木はなかなか枯れないし、実がこぼれて、そこから発芽し、普通の木になっちゃうこともあるのです。

 全部切り倒したとしても、そのあと何にするかと言っても、やりようがないので、そのままです。今の状態ならなんとかやりくりできますからね。「やり栗算段、かなりの負担、融通利かないこと何十年。」なんてのが当てはまりそう。元々は畑だったのですが、負担が大変で栗にしたのですから。

 烏骨鶏も、少しずつ減らそうと思っても、後からあとから卵を抱き始めるんですよ。卵をもってきちゃうこともあるのですが、その鶏は立ち上がっても、次のがまた抱き始めるんです。どうするんですか、これ。説得しようにも、鶏ではネー。何を言っても、そりゃケッコーなんて言われちゃって、、、。烏骨鶏だけに、コッケーな話です。彼等の方がずっと上手ですよ。感情を持たないってのは強いですね。