歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「黒塀」と「謎のアルファベット文字」 龍ヶ崎 その3

2007年01月06日 | 龍ヶ崎の風景
昨日の続きです。

「小野瀬さん」の家の先にも、「登録文化財」レベルの「なかなかの」建物があります。

この「長屋門」いいですね。


ポストのある風景。これ「現役」ですね。


昭和初期に「流行」した商店形式ですね。表から見ると「石造り」、実はモルタル塗りの木造家屋なんです。お面を被り正体を隠した「仮面建築」です。


寂しく佇む「SHELL」の給油機です。付近に哀愁が漂っていました。


「龍ヶ崎観音」龍泉寺の「絵馬」です。

『稲敷郡茎崎村大字六斗・女人講中・明治三拾二年旧九月吉日』」とあり、描かれた女性達の和服姿が少し立派過ぎますね。

全員が「武家の奥方風」です。きっと、絵師に「実物以上」に描くよう注文したのでしょう。絵の具の落ち具合も良く、面白い絵でした。


本堂脇にある「「賓頭盧(びんずる)尊者(そんじゃ)」です。なかなか「現代的」なお顔しています。お釈迦様の偉い弟子(16羅漢)の一人なんですね。

「おびんずる様」とか「なで仏」云われていて、自分の身体の悪いところをなでると良くなるそうです。私も、思わず頭を「撫で撫で」してしまいました。つるつるして気持ち良かったです。

この塔は、旧水戸街道の「若柴宿」に向かう途中にありました。

「来迎院」の「多宝塔」です。説明板には「室町後期」の建造と記されていました。五百年近く経つのです。

これまでには何回か修繕されており、屋根などはかなり最近修繕したようです。下層の柱や扉、外壁は「五百年」の年を越えた趣があります。

この複雑な「木組み」が面白いですね。こんな所に、こんな歴史的建造物があるなんて予想外でした。得した気分になりました。


坂をあがきり、左にカーブして「若柴宿」入って直ぐに目に飛び込んできたのが、この黒塀に「うっすら」と浮かぶ「EPS」の文字。

あまりにも黒塀と一体化しており、何かの「お呪い」かと思ってしまいました。暫く見つめていると、文字の下に描かれた「波形」に注目し、謎が解けました。

「PEPSI COLA」の看板だったのです。「地の部分」に描かれた「最初のP」と、「最後のI」が消えていたのです。

塀の塗装をする際に、錆びた看板まで一緒に塗ってしまったのでしょう。何故?看板を取り外さなかったのか? 

広告代理店との契約が「継続」している? 家主は看板の存在を忘れていて、塗装屋さんは、外す手間が面倒なので、そのまま一緒に上塗りをした?

それにしても、「和」の象徴「黒塀」と、「アメリカ文化」の象徴「PEPSI COLA」が、実に良く「融合」している風景でした。面白いですよこれは。



これは「残念」でした。以前に来たときは「朽ち果て」かけていて「寂しさ感」が実によかったのですが、つい最近、建て替えられたようです。

「時代付け」をしてほしいですね。趣がでるまで、後、数十年かかりますよ。

しかし、見るところが沢山ありました。この日は、車をスーパーの駐車場に入れて、折り畳み自転車で市内を走り回りました。

楽しかったです龍ヶ崎。この日は「歴史民俗博物館」も休館中でしたし、春になったらまた行こうと思います。

  それでは。。。。。。。。 





コメント (1)
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