歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

牛久を歩く “何故か?イタリアでした”

2009年02月06日 | 牛久市の風景
昨日の続きです。

展示室の見学を終え階段を降ります。

薄暗いと云うよりも、かなり暗い階段、壁は煉瓦、階段は木製、古い煉瓦の匂い、古い木の匂い、音を立てずに階段を一段、一段、下って行きます。


踊り場のランプ。百年前から灯っているような匂いが・・・・・・。


それで、煉瓦造りの建物何ですが、外壁、床、階段、屋根組は“木造”が普通です。

床も階段も屋根も“煉瓦造り”の建物は見た事が有りません。二階の床を煉瓦で造るのは、これはホントに、相当に大変だと思います。

でも、お城や、宮殿等の“石造り”の建物には、床も、階段も、屋根も、みんな石造りと“見える”ものがあります。

実際にこの眼で見た訳ではなく、NHKの“世界遺産”とか、その手のテレビで見かけるのですが、映像では、その辺の細かい造り方、構造は解らないのです。

いったい、床や、階段や、屋根は、どうなっていて?、どうやって石で組み上げて行ったの?、ずっと、ずっと、とても不思議に思っているのです。

二階の石造りの床は、一階から見上げると天井になるわけですが、いったい、ぜんたい、どうなってるの? と思うのです。

そんな、こんなを考えてかなり暗い通路を歩いていると、突然、アルミサッシにカラス張り、ワインの醸造場が現れるのです。


二階の展示室から、一階を通り越し、地下一階に降りていたのです。いまでも、ここで、ワインを醸造していたのです。

内部は何故か湯気で霞んでよく見えません。人の気配もありません。ガラスの前を通り過ぎます。


明るい階段を上がると、ワインの販売所に出るのです。巧いこと造ってあるのです。


ワイン、


ワイン、


ワイン、


世界中の、普通のワインから、ちょっと高いワインから、かなり高いワインまで、いろいろ、取り揃えてあります。


折角ですから、見学記念に、普通のイタリアワインを一本買いました。
         

家に帰って、配偶者と二人、味わったのですが、その時に云われたのです「何で? シャトーカミヤに行って、イタリアワインなの?」

そうなんです、何でシャトーカミヤのワインを買わなかったのか? 自分でも、何で? と思ってしまいました。

敢えて、云うならば、シャトーカミヤのワインが、まったく眼に入らなかったからだと思うのです。

並んでいたのは、あっちも、こっちも、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、チリ、南アフリカ、カリフォルニア、オーストラリア・・・・・・、だったのです。

ワインはヨーロッパとかの外国産の方が、やっぱり・・・・・・との、密かな想いが陳列方法に現れてしまっている、と思ってみたりしています。

確かに、自社ワインを積極的に売る気配は感じませんでした。



“プチプチシート”に包まれたワインをしっかりと持ち、シャトーを後にします。

帰り際に見つけました。


とても食べたかったのですが、髭面のおじさん一人で、ソフトを舐める勇気がどうしても湧きませんでした。

今度、二人で来たときには“きっと頂きます”と、堅い、堅い、決意の表明を密かに行い、静かに前を通り過ぎるのでした。

外に出ました。道路の向かい側、広い駐車場からシャトーを望みます。


昔は、こんな葡萄畑でした。

【シャトーカミヤHPより転載】

シャトーカミヤ、じっくり、しっかり、見学して、おみやげも買いました。

今度は、二人で訪れ、レストラン“キャノン”で二千円のランチを食べ、シャトーを見ながら、ソフトクリームを舐めたいと思います。


牛久歩きは、まだ、少し続きます。


それでは、また来週。



コメント
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