歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

アスファルトに穴は何故できる?

2009年02月19日 | 雑談
今日は、ホントに興味が無い人には、ホントに、ホントに、実にバカバカしいお話です。

でも、しかし、私にとっては、実に真面目に、真剣に、長年抱いてきた大きな謎だったのです。そして、そして、遂に、大きな謎は、最近になって解けたのです。

この話、ちょっと恥ずかしいのです。何を今更、いい歳こいて、そんな事も知らなかったの? ばッかァじゃない? と、思われる事でしょうねぇ、きっと。

でも、しゃべっちゃいます。

実は“アスファルト”の“穴”なのです。そう、あのアスファルトで舗装された道路にできる穴の事です。

いつの頃だったか、たぶん、小学生の2~3年生の頃だったような、道路にできた穴を家の近所で見つけたのです。

このような“穴”なのですが、でも、かなり異なるのです。その異なり方と云うのは、穴の周りに“ヒビ”が“ほとんど”見られなかったのです。


写真の様な、ひび割れだらけの中に、穴が明いていたならば、幼い頃の頭でも、それなりに答えを見つけることができたと思います。

ところが、幼い頃に出会ったその穴は、周囲にひび割れがまったく無い“単独穴”だったのです。

ここで、お断りしておきますが、このような舗装厚の検査用サンプルを採取する為に明けた穴ではありません。


“何故なんだろう?”、“どうして何だろう?”と、路面を見ると、幼い頃のに抱いた疑問が、時々“頭の隅”を過ぎるのでした。

そんな日々を送った、長~い年月、とうとう、遂に、答えを見つける事ができたのです。

最近になって、自転車で近所を走り回る日々の中、アスファルトの路面を見つめる日々の中、頭の隅ではなく、頭の中心で“アスファルト穴問題”を考え始めたのです。

考えて、穴を見つめ、そして、また、考えて、穴を見つめてを繰り返し、答えを見つけたのでした。

このようにヒビ割れが網の目のように発生した路面では、発生し難いのです。発生したとしても、“理想的な単独穴”は発生しません。


先ずは、路面に“ヒビ割れ”が発生します。このとき、ヒビは局部的でなければなりません。


写真の様に、地盤が全体に弱く、車両の通過量が多いい路面では、広範囲にひび割れが発生し、穴を発生させる応力が分散されてしまうのです。

兎に角、局部的にヒビ割れを発生させる条件が必要なのです。それには、

1.地盤が局部的に弱い。

2.異物等により局部的にアスファルトの強度が低下。

3.ヒビ割れが周囲に広がらないような、適度の交通量。

この3条件を満たした処に“単独穴”が発生するのです。


穴の発生過程は、

1.先ずは負荷によりヒビ割れが発生、ヒビ割れ箇所を繰り返し車両が通過する事で、車両通過震動でヒビ割れが徐々に進行する。

2.ヒビ割れが拡大したことで、通過震動による振幅幅がより拡大。

3.振幅幅の広がりにより、摩耗量が増加し、ヒビ割れは、溝となり、溝の内側と外側は、通過震動により、内側が外側とぶつかり遭い溝はさらに拡大する。

4.このとき、ヒビが局部的、単独的である為に、震動に拠る応力は内側に集中する。

5.局部的、単独的でない条件下では、応力は周囲に拡散し、ヒビ割れが面として広がり、穴は発生しない。

6.溝に囲まれた内側は、摩耗することにより幅が広がり、通過震動が通過衝撃に変化し、溝がある幅に至った時、通過衝撃により内側は弾き飛ばされ、そして、遂に、穴が誕生。


アスファルト路面の“穴問題”は、数十年の歳月をかけて、ここに解明されました。

まぁ、兎に角、こんな事を考えるのも、まぁ、それなりに・・・・・・・と思うのです。

でも、穴の件は、それなりに、真面目に、ずっと、ずっと、考えていたのです。

本日は、興味の無い方には、ホントにつまらない話しでした。もしかして、こんな話しに、興味を抱く方は、ホントに居ないかも・・・・・・。


それにしても、先日逮捕された“表札ドロボウ”の方、あなたの気持ちは良く解ります。

でも、“盗る”のではなく、“撮って”楽しむべきでした、そうであれば、犯罪ではなく、立派な趣味だったのに・・・・・・、と思うのです。

でも、本人にしてみれば、抑えきれなかったのでしょうけどねェ。それで・・・・・・、あの犯人は実名報道されたんだっけ?


まぁ、兎に角、お終い。


それでは、また明日。


コメント (1)
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