歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

牛久を歩く “理想的工場ハナキゴム”の鑑賞-その2-

2009年02月16日 | 牛久市の風景
先週は、冒頭に最終回の予告していながら、中途半端なところで終わって失礼しました。いろいろと、あるのです。

兎に角、続きを始めます。もう一度、正門からの風景を眺めます。


入り口の“新聞受”がイイです。大企業には無い“家庭的雰囲気”を残しています。


二階建ての事務所棟は、無駄も、飾りも、まったくない、実用一点張りのデザイン。律儀で、真面目に、頑張っている姿勢を感じます。

赤錆びた“構内禁煙”看板、消えかけた「構」の字に、時の移ろいを映し出しています。隣に並び立つ、止まれ、徐行、最高速10㎞の標識も、頑張ってきた様子が窺えます。ツゲとツツジでしょうか適度な緑がイイです。


突き当たりの、可燃物?、危険物?の倉庫。灰色のモルタル外壁、そして、扉の前に転がるドラム缶、工場の雰囲気を醸し出しています。

上を走るステンレス製の配管。眩しく光り輝きが、風景を引き締め、操業中の緊張感を伝えています。

右側の建物は、外観から加工場ではなく、完成品の梱包場と倉庫を兼ねているように思われます。

一回りすることにします。工場には“塀”が付き物です。ここは、やはり、灰色の“コンクリート製”が理想的なのですが、ブロック塀で我慢します。


長く続くブロック塀、ちょうど良い大きさの工場です。


水戸街道に出ました。ファミレスの駐車場越しに工場が見えます。


駐車場側に植えてある“工場遮蔽用”の木。木と木の間隔具合、高さ具合、幹の太さ具合、曲がり具合、葉っぱの繁り具合、とてもよいです。

工場の建物と木々が調和し、全体として“寂しげな風景”を演出しています。

工場の屋根には昔から、こんな感じの物が乗っかっていました。懐かしさを誘います。


構内側には大きな銀杏の木が、工場が建つ前からあったのでしょうか。煙突とタンクが重なり合っていた為に、脱硫装置付?の煙突と思ってしまいました。


壁からはい上がる排気ダクト。ゴムの臭いのしないゴム工場です。


この「ハナキゴム」ですが、HPを見たところ、創業が明治41年で、本社が東京都荒川区南千住になっていました。

“指サック”や“工業用手袋”では、業界内ではそれなりの会社のようです。

実は、わたくしが以前勤めていた会社には、“クリーンルーム”があり、指サックを使用していました。もしかして? まさか? ここの製品だった?

指サックの箱に、“ハナキゴム”と書いてあったような気がしてきました。 こんなところで、あの頃使っていた製造元に出会えるとは、何とも不思議な縁を感じてしまいます。

ハナキゴム株式会社茨城工場は、とてもよい、理想的な工場でした。

水戸街道に到達しました。


この先の、交差点を越えて、そのまた先の左手に、“牛久沼名産”の淡水真珠の専門店があるのです。

でも、しかし、シリーズ第一回で触れたように「牛久沼」は「牛久」と付いていますが、牛久市の沼ではなく龍ヶ崎市の沼なので、淡水真珠の話はまた別な機会にと思っています。

週始めですが、これで、ホントに“牛久を歩くシリーズ”を終わります。


それでは、また明日。


コメント (1)
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