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今年の株式市場から日本経済や社会を思う

日本の株式市場は年初より暴落が続いている。この低迷は少なくとも今春までは続くと見られ、これに対し政策的麻薬が注入されて小康は保つだろうが、必要な日本経済の構造改革は進まず低迷は打開されない。 そこには日本の法学や政治学、経済学のレベルが世界標準で見て、非常に劣っている実情があり、歴史修正主義が横行し、教育行政でも、大学の文系教育は軽んじられるようになって来ている背景がある。日本人の政治・社会意識は、ホッブズやロック登場前の16世紀までの状況ではないのか。 我々日本人の精神世界は近代社会になく、中世農民のままで近代社会に至っているため、21世紀社会の課題認識やそれを語る資格は日本人には無いのだ。だからこそ原発問題などという人類最先端の最も重要な課題に、いつまで経ってもすっきりした解答を世界に示せないのだ。根深い文明論的哲学認識は日本人には全く不向きな課題なのだ。このように人々の社会・経済意識に進歩なく、実際に改革が進まない状況では日本社会も停滞から脱しきれず、株式市場をはじめ社会状態は悪化する一方であろう。 . . . 本文を読む
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