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“「AIと人がつくる未来社会」シンポジウム”を聴講―阪大豊中キャンパスにて

8月1日に阪大・豊中キャンパスにて、“「AIと人がつくる未来社会」シンポジウム”の催しがあった。この催しは、先月紹介したセミナー“AIによるSDGsの推進”で、松井講師が是非聴講するべきだと推奨していたもので、即座にネットで申し込んでおいたものだった。会場に行ってみると、高校生が三々五々集まっている。夏休みなので、阪大のオープンキャンパスというか、AI関連研究へのガイダンスの意味もあるらしいことに、ようやく気付いた。 講演の中で、次のような議論があった。現状のIT技術に日本は遂に追いつける状態ではない。しかし今のAIはビッグデータ読み込みにエネルギーとコストがかかる。しかもインプットしたビッグデータに偏りがあるとは気付かなければ、誤った結論を正しいものと思い込んでしまう。これに対し人間の思考は1ワット程度でインプットにエネルギーを要しない。直感やひらめきで、インプット・データや結論の客観性や正邪を評価し見極めようとする力がある。この直感やひらめきに対して、現状のディープ・ラーニングでは限界がある。日本はその弱点を克服することで、IT技術で世界をリードできるようになるはずだ。そして、その分野では日本は進んでいる、との指摘があった。これは最近になく、元気になる話だった。 . . . 本文を読む
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