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宮城谷昌光・著 “華栄の丘”を読んで

このところネット映画で“孫子の兵法”を見て、久しぶりに中国古代へイメージを飛ばすべく、息抜きも兼ねて宮城谷昌光氏の中国古代の小説 “華栄の丘”を読んだので、紹介したい。春秋戦国時代 の宋の宰相・華元を描いた小説である。 華元は古代中国社会での宋という日本のような弱小国にあって、晋と楚という大国間の和平を実現させた。古代社会での政治活動は、失敗すれば直ちに命を失う酷薄な中で行われる。この動じない政治家・華元の業績は大いに賞賛すべきものであろう。日本の政治家にこのような胆力と見通す力のある人物がいるとは思えないのは、何故なのか。 とにかく“歴史に学ぶ”と言っても、その“学び方”が重要なのではないか。 . . . 本文を読む
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