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東京・芝公園界隈と環境問題

先週、新幹線からの富士山の景観が 悪化していると言っていたのは 実は、東京へ環境法のセミナーを受講しに出張した時の話でした。
このセミナーは 日本能率協会主催のもので、この界隈は東京の都心なのに 非常に緑が 多く 心休まる一角です。



近所に “ストップおんだん館” という地球温暖化の状況を 啓蒙する施設がありましたので セミナー受講のついでに 覗いてみました。
内容的には 子供達に 地球温暖化の状況を伝え、“啓蒙”するのが 主目的の活動であると了解しました。
若いスタッフが いつのまにか、傍にやって来て、“どのようなことでも ご質問いただければ お答えいたします。”と 言っていました。このスタッフ達の活き活きした姿は 非常に好感が持てました。
そこには “地球温暖化は本当か?”で 紹介されていたホッケースティック曲線と言われる平均気温が20世紀後半から急上昇しているグラフも掲示されていました。これは データの出所が相当怪しいという指摘が あの本ではあったのですが、そのことを とりたてて 質問してみようという気持は この時は ありませんでした。
また、地球の夜の姿を 示した写真も 展示されていましたが、妙に明るい日本列島と 日本海。これに対して 真っ暗な北朝鮮が 非常に印象的でした。
しかし、現代の大人の1人として、子供達に 悪化する地球環境を 手渡す、そのための説明を 胸を張ってできるのか?という思いがこみ上げて 非常に哀しくなりました。そういう意味で 今の大人達は 子供達から 本当に尊敬される存在なのだろうか。特に 日本の大人達は 政府の借金や、破綻した年金システムを 引き渡すことになっているのですが・・・・。
こう考えると、この施設のスタッフの嬉々とした姿が 逆に 虚しい印象となって 跳ね返ってました。

セミナー受講を 終えて、帰途の夕暮れ 見上げると 東京タワーが 不気味と思えるほど 鮮やかにハイライトされていました。これは 何やら 妙にドキッとする印象でした。

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