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パンデミック情報についての危機感

東京ロックダウン!ありうるのか?
お騒がせ東京都知事の発言にブレ!一旦言及しておきながら、騒ぎになると“法的には不可能”と火消し。知事選を前に目立ちたくてしょうがないのか。だが、元厚労大臣でもあった前都知事の指摘によれば感染症法によれば、特定地域の封鎖は可能だという。
どっちが本当か?否、日本は忖度国家。前回も指摘したが、政府が自粛要請すれば超法規処置も可能だということを忘れてはならない。特に、交通機関の重要部門の鉄道を止めることは、自粛要請で可能だと見ている。現に、台風が来た時にはJR等は率先して“勝手に”列車を止めている、これは法律に基づいている訳ではないのでないか。鉄道が止められれば、バスやタクシーも容易に止められる。これで自家用車以外は止められる。徒歩、自転車等だけの世界。事実上の封鎖、というか、殆どの都市機能は止められる。この国の法の有効性は低い。あたかも封建時代のようで、近代市民国家とは程遠い。

では、いつそうなるのか?恐らく、“緊急事態宣言”が出る前に東京の医療体制が崩壊に至るのは確実ではないか。“今のところ、ギリギリで持っている”との見方だ。だが、実際にそうなった時は、既に遅いのではないか。何故なら惨禍は指数関数的に増加し、そう認識した時は、事態は手の付けられない状態になっているからだ。言わば、これまで100人の感染では数十人の余裕で安心していても、その翌日には倍の200人の感染者数となってしまい、その時点で態勢崩壊となってしまうからだ。だから、実は“ギリギリ”というのは、極めて高リスクであり、既にて遅れの可能性すらある。
現場にいる東京、大阪の両知事はそういう状態であることが分かっているので、非常に焦っている。医師会の理事も分かっていて焦っている。だが、現状のように無為無策ではこの危機は乗り越えられないのではないか。
しかし、国のトップは暢気だ。今頃になって、各世帯に2枚の布製マスクを配布するという。アホノマスクならぬ“アベノマスク”との国際語になっている、とすら言う。あたかもトランプ大統領饗応ゴルフでバンカーに転げ落ちた時のように、国際的な“バカ殿”扱いだ。この1枚200円のマスク配布に少なくとも総額200億円が必要とされるそうだ。これがこの国のトップの本質だ。それでもこの国の国民の多くはこんな人物を何故支持するのだろうか。

この“バカ殿”、経済対策でもそのアホアホの面目躍如。前回も言ったが、各国取分け、米国の緊急経済対策は230兆円、ドイツですら90兆円規模だと宣言している。リーマン・ショックを上回る規模(60兆円:真水は15兆円)の財政出動では、何の効果も無いといって過言ではない。ショボい、遅い、アホな“バカ殿”には微塵も危機感はない。だから御家族も花見をなさる。残念ながら、この政権の演説ゴーストライターも、頭がよくても視野狭窄に陥っているのだろう。だから結果がマヌケになっても気づかない。良いこと言ったつもりが???
現に、4月4日在日米国大使館は“日本政府がウイルスの検査を広範に行わないと決めたことにより、新型コロナウイルスの感染率を正確に把握することが難しくなっている。日本国内で感染者が増加する中で、数週間後に日本の医療システムが今までのように機能しているかの予測が難しい。”として在留米人に日本から速やかに退去するよう求めたとされる。つまり、数週間後には日本は医療崩壊している可能性が高い、と予測しているのだ。

この米国大使館の決定は重要なリスク予測の要素を含んでいる。そもそも当初、このブログでも指摘したと思うが、リスク管理に正確な実態把握は必須である。その上、感染症対応には検査結果の陽性者の隔離という重要な作業が付帯する。むしろこの点が感染拡大を防ぎ、感染者を極小化するために必要な処置だったはずだ。特に、不顕性感染者がいるとされる今回の感染症にはこの観点が必須だった。つまりは結果的に陽性で感染者にもかかわらず、症状がないために健常者と見なされた人物が市中徘徊し、無意識で感染を拡大させている可能性が高いのだ。今、続々と感染経路を追えない感染者数が増加しているが、それは不顕性感染者からの感染が増加しているものと思えるのだ。
つまり感染症対策で検査するということは、その広がり実態を把握して、どのように政策対応するかを決めるとともに、感染者の隔離を徹底することに意味があるのだ。日本政府はこの点を無視しているので、それは結果として医療崩壊に向かうと、在日米国大使館は予測しているのだ。

ところが日本のオピニオン・リーダー或いはインフルエンサーには、科学的な感覚でリスク発想ができない人物が多く、変な障害になっている。検査は不要だとまで力説して見せていた。政府にゴマ磨りして余得を狙う意図があるのか、忖度なのか良くわからない。炎上社会学者や大阪の元知事・市長、等々だ。
あるテレビの報道番組で、この感染症対策に関してインタビューを受けている“専門家”の背景のパソコンの画面にはWindows7の文字が回っていた。ドぅイウコト⁈PCの感染には無関心な人が感染症対策を担っている?
日本のマスコミの喧伝も要注意ではないか。他人の意見の丸呑みは危険であり、自己研鑽が欠かせない。

さらに不思議なのは、日本のエコノミストや市場アナリストにも危機感が薄い。“このところの金余りで、長期資金が底値買いに動いているのではないか。”との指摘で、比較的暢気なのだ。一方では“外国人の売りは続いている”とは言うものの、GPIFや日銀は“買いの継続”だとの指摘なのだ・・・。“バカ殿”ですら、“リーマン・ショックを上回る規模”の危機だとたとえ口先にしても言っているにもかかわらず、そんな暢気なことを言っている。これは、事態を分かっていてわざと素人には狼狽売りをさせないために言っているとすれば、非情にも人が悪い。ご自身は、その間に売り抜けるつもりではなかろうか。
冷静に日本市場の現状を振り返れば、昨秋の消費税増税で未曾有の不景気に突入しているとの冷静な見方があった中で、武漢ウィルス禍に見舞われて、しかも首都封鎖を目前にして、暢気にしていられる訳にはいかないのが客観情勢ではなかろうか。このような戒厳令寸前の状況は、東京大空襲以来の我々未経験の危機事態ではないのか、と改めて心底ゾ~ッとした。
それにもかかわらず、市場は結構小康状態を保って若干の上昇を見せている。私自身は、これは“売り”の絶好の機会と捉えて、先週持ち株の10%を売った。売った以外の銘柄は超長期の保有か、或いは実は既に償却が終わっている、つまりタダの銘柄ばかりなのだ。つまりその株が0円になっても少なくとも損はない銘柄なのだ。
たったの10%売却だったにもかかわらず、当日の夕方、証券会社の担当者が電話してきて、真意は何かと聞いてきたのには驚いた。そこで既述の懸念を言っておいた。

閑話休題。武漢ウィルス禍による日本人の死亡者は少ない。この状態での“緊急事態宣言”はありえない、という議論もある。検査不十分で、政府発表のデータは信じられるのか、という議論も成り立つ。難しい判断だ。しかし、数を絞った検査結果の感染率が2月初旬は確か10%弱だったのが、今や半分以上になってきているらしい。だから実態はかなり危険と言える。それだけに、この瞬間の在日米国大使館の判断は正しいと言えるのではないか。

私は3月中旬以降、武漢ウィルス禍は日本ではそれほど拡大しないと思い始めていた。何故ならば、春節で中国との往来が激しかったはずの中で大いに警戒を要したが、それほどの感染が見られなかったからだ。ところが、これが欧米に飛び火し、その後今度はこれが日本に侵入し、感染拡大が報じられるようになった。
しかし時は4月、暑さ寒さも彼岸までの日本で、インフルエンザが広がる可能性は低いと高を括っていた。また、欧米人は結構、手洗いをしない、或いは屋内でも土足で生活している、風呂に毎日入る習慣はない等々、日本人とは日常生活態度が大きく異なる点に差異があるのではないかと思っていた。さらには、BCGを徹底していることも良い影響の結果であるかのような見方もある。

ところが気候が暖かくなって、ここへ来て感染者の急増が見られる。インフルエンザの1種であるはずにもかかわらず、それが異様に感じられる。ブラジルでの感染も酷くなる一方のようだ。
どうやら大企業の人事異動で年度末に結構な在外邦人の欧米からの帰国があったようだ。或いは、日本を含む各国の渡航制限もあり、それが邦人帰国の急増加速したという要因もあり、結果として罹患率は上昇してきたのではないか。
或いはウィルスが欧米に飛び火した後、あたかもウィルスが変異したかのようだ。だが、そうした報道は見られないことから、一旦、その仮説は取れない。
振り返って、不顕性感染者からの感染、つまりウィルスが体内増殖していない感染者からの感染は、通常のウィルスではありえないのが常識のようだ。言わば、武漢ウィルスはこれまで経験したことのないウィルスではないかと、指摘する専門家もいる。
そういう常識を超え、これまで経験したことのない諸点から、このパンデミックは中国の生物化学兵器の一つが、管理不十分で漏れ出たのが原因と考えられなくもない。
人は、自分がすることを、他人がしたかのように言い募る傾向があるという。安倍首相が野党議員を非難して“レッテル貼りは止めてほしい”と良く言うようなことだ。それはアンタがやっている。中国政府も今回は思い余ってか、“米軍がウィルスを撒いた”と発言したではないか。邪推かも知れないが、そこに真相があるような気がする。そうならば結構厄介な問題だ。

その中国が、特許の切れた日本の発明特効薬アビガンのジェネリック品を早速、大量に生産してパンデミック対策として、世界中に販売しようとしている、とも聞く。究極のマッチ・ポンプ。それに引き換え、日本政府の何とモタモタしていることか。間抜けの限りではないか。

このように現下パンデミックが注目されているが、一方でアフリカに大量の砂漠バッタが繁殖し、地域の食料を食い荒らしているという。その中で緊急事態宣言が出た場合、ウソつき政権の下にある日本人はパニックになり食糧の買いだめに走る懸念が大いにある。マスク不足はそれが原因だし、トイレット・ペーパー不足もそうだ。その結果生じる食糧不足は一時的には流通の問題だが、背景には深刻な食糧不足の問題を抱えていては、食糧自給率の低い日本にとっては非常に深刻な事態になるだろう。

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